2009年12月19日 (土)

文芸同人誌評「週刊 読書人」(09年12月11日付)白川正芳氏

《対象作品》渡辺能江「僕は猫派に変身した」(「回転木馬」19号)、篠原敦子「『その夏、乳房を切る』を自費出版して」(「時空31号)、村岡功「小林秀雄をめぐる私的序想」(「新現実」102号)
<『その夏、乳房を切る』は第12回日本自費出版文化賞個人部門賞受賞>
「文芸静岡」79号より嶋田峰子「『くにおの談話室』から」
森啓夫「古里崩壊」(「文学街」267号)、難波田節子「坂の町の家族」(「全作家」75号)、甲斐ゆみこ「遠くはなれた場所で」(「詩と真実」725号)、杉山夏太郎「『坊っちゃん』103年」(「文芸長良」20号)>(「文芸同人誌案内」掲示板・ひわきさんまとめ)

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2009年12月 5日 (土)

西日本文学展望(西日本新聞11月27日朝刊)長野秀樹氏

題「不幸」
角田真由美さん「赤い爪」(「詩と真実」725号、熊本市)、有森信二さん「月蝕」(「海」第二期二号、福岡市、花書院発行)、同誌より由比和子さん「帰還」・牧草泉さん「参考人浜野シズエの供述書」
河精太『東ヌプカウシヌプリ」(青簡舎.発行)
相加八重さんの個人誌「二十一せいき」12号(大分市)より「糸山村立芋の迫小学校で」、「宇佐文学」47号(大分県宇佐市)より深井津音夫さん「ガラス戸の家」
「詩と真実」は元編集長中田幸作さんの追悼特集で遺作「折錨」第四部「帰郷」冒頭部を掲載。
(「文芸同人誌案内」掲示板・ひわきさんまとめ)

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2009年11月15日 (日)

文芸同人誌評「週刊 読書人」(09年11月13日付)白川正芳氏

《対象作品》「かわばた文芸」13号の松下八重子「猫と私」、矢田山聖子「おんな万事塞翁が馬」(「視点」71号)、美月麻希「揺れるワンピース」(「白鴉24号)、柴田宗徳「子規の妹」(「流氷群」52号)、「断絶」105号の海野弘「武蔵野すこしずつ」
林由佳里「あの日へ続く道」(第7期「九州文学」7号)、柴田耕平「車掌長居の終着駅」(「鉄道林」49号)、大重道子「卒論模様」(「私人」67号)
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2009年11月14日 (土)

同人誌時評(11月)「図書新聞」(09年11月7日)志村有弘氏

《対象作品》柴田宗徳「子規の妹」(「流氷群」第52号)、乾宏「圓城寺日胤」(「槇」第32号)、花本龍之介「南北怪談地獄」(「大衆文芸」第69巻第9号)、小坂忠弘「奇譚倶楽部」(「カンテラ」第22号)、吉岡紋「家族合わせ」(「九州文學」第529号)、福井ゆかり「貧乏神」(「てくる」第6号)、葉山修平の小説「新釈閑吟集」(「風の道」第3号)
エッセイでは、中村晃「近代小説と実存主義」(「春秋山形」)、横倉忠二「故郷北竜町と千葉との関係」(「海蛍」第2号)
詩誌では、「COALSACK」第64号より、くにさだきみ「闇の現」、水崎野里子「広島平和記念資料館にて」、郡山直「今夜も月が泣いている」、楊原泰子「ビルケナウのタンポポ」、森常治「八月の精霊」、鈴木比佐雄「被爆手水鉢の面影」他、堀内利美
短歌では、「彗星」第4号の美濃和哥
俳句では、木田千女・宮谷昌代(「天塚」第191号)
本所太郎『あの頃のスケッチ抄』(鳥影社)、藤蔭道子『慕情』(龍書房)、鈴木比佐雄『鈴木比佐雄詩選集(コールサック社)
山本四尾主宰の詩誌「墓地」が第66号にて休刊、「季刊春秋山形」が第20号で終刊
「槇」第32号が田村百代追悼号
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2009年11月12日 (木)

文芸同人誌評「讀賣新聞」西日本地域版09年11月10日夕刊・松本常彦氏

題:暮らし支える絆描く
《対象作品》和田信子「ミッドナイト・コール」(「南風」26号)、角田真由美「赤い爪」(「詩と真実」725号)、足立正男「オペラチオン」(「龍舌蘭」177号)
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2009年11月10日 (火)

季刊文科46号「同人雑誌評」ほか

●創作は同人誌の以下2編を転載。
「夕映えとりんどう」難波田節子(「河」150号より)
「猫のいる家」和田信子(「南風」25号より)
●同人雑誌季評
「言語の運命」松本道介筆
《対象作品》「作家」(46号、名古屋市)より小森好彦の水村美苗「日本語が亡びる時」(筑摩書房)の書評、同誌よりさとりあい「さくら草が笑った」
多門昭「杠(ゆずりは)」(「文芸復興」120号、船橋市)、同誌より堀江朋子「チャレンジャー・リポート-須崎御用邸と旧三井海洋生物学研究所」、西澤建義「フランドル雑感」、会田武三「卍(まんじ)」、森下征二「おさん狐の宿」(未完)
昆道子「うすい皮」(「碑」92号)、井藤藍「雛罌粟」(「法羅」61号、交野市)、「飢餓祭」(32号、奈良市)より神盛敬一「衝海町(つくみまち)」、高橋るい子「智恵子の坂道」(「采」11号、静岡市)、亜木康子「幸福公園」(「湧水」43号、東京都)、同誌より飛田一歩「桜色の棺」
「草木のある……」勝又浩筆
《対象作品》千田佳代「猫ヲ祭ル」(「朝」27号、我孫子市)、芝野慶子「山の黙(もだ)」(「別冊檜」30号、神戸市)、泉紀子「へびの通るみち」(「風の道」3号、東京都)、同誌より吉田慈平「猫の思想」、森静泉「ふりかけごはん」(「狼」54号、高崎市)、小梢「ハーバードのぶらんこ」(「木曜日」25号、東京都)、長瀬葉子「言えなかったこと」(「とぽす」47号、茨木市)、松田實靭「水虫の泥」(「勢陽」21号、伊勢市)、吉保知佐「いま伝法物語」(「AMAZON」435号、尼崎市)、青海静雄「らしく」(「午前」85号、福岡市)、同誌より吉森康夫「筑紫の風」、森岡久元「青磁のひび割れ」(「酩酊船」24号、宍栗市)と「神楽坂百草会」(「關學文藝」38号、西宮市)
前記「酩酊船」より前之園明良「長い残余の生」連載2回目、「日田文學」(57号、日田市)はこの復刊30号をもって休刊。同誌より河津武俊「コスモスの花」と「雲の影」、「碑」(92号、横浜市)上坂高生「蕗の薹」
●同人誌の現場から
「同人誌内循環」樋脇由利子(同人誌「胡壷・KOKO所属)
「只管に歩む」竹中忍(月刊同人雑誌「北斗」主宰)
「『酩酊船』-この長い鈍なる航海」前之園明良(「酩酊船」編集人)
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2009年11月 9日 (月)

居酒屋女将「文学界」デビュー。大阪市の鈴木さんが同人雑誌評で優秀作

 大阪市都島区でたこ焼き居酒屋「美輝(みき)」を営む鈴木郁子さん(48)の小説「ウロボロスの亀」が、同人雑誌評で46作品の中から優秀作に選ばれ、発売中の雑誌「文学界」(文芸春秋)11月号に掲載された。鈴木さんは、店に訪れる客を観察してイメージを練ることもあったといい、「同人の活動を広く知ってもらうきっかけになれば」と喜んでいる。
 鈴木さんは、アルバイトをしていた27歳の頃に小説を書こうと思い立ち、私塾・大阪文学学校(同市中央区)に入った。2年間、プロの作家から表現手法を学び、卒業後は同校OBの同人グループ「せる」に所属。西村郁子のペンネームで、約10作品を同グループ発行の同人誌に出してきた。
 選出作の舞台は大阪の下町。「ニム」というあだ名の女性を主人公に、専門学校同窓の男性や、その交際相手で体にたくさんの傷がある女性が登場。ニムが男性を好きか嫌いか分からなくなったり、女性の代わりになりたくて自身の体に傷を付けたりする場面が描かれる。作品名は、自らの尾をかんで輪になった蛇「ウロボロス」から取り、「終わりも始まりもない」などの意味を込めた。
 仕事前の午前中を執筆に充て、約3か月で原稿用紙約60枚分を書き上げたという鈴木さん。仕事中に登場人物の生活が頭に浮かぶこともあったといい、「現実と架空の世界の二つの人生を同時に経験している感覚が楽しかった」。
 離婚を経験した女性の恋愛模様を描く新作も同人誌に近く発表予定で、「何でも書けるのが小説の魅力。これからも、誰も書いたことのないような作品を書きたい」と意気込む。
 同人雑誌評は、文学界で1951年に始まった企画で、様々な同人誌に掲載された作品を審査。今年から文芸雑誌「三田文学」(三田文学会)が審査を引き継ぎ、年2回、優秀作を1作ずつ選んでいる。(09年11月6日 読売新聞)

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2009年11月 1日 (日)

「西日本文学展望」西日本新聞(10月29日朝刊)長野秀樹氏

題「死と少年少女」
《対象作品》
石峰意佐雄さん「少年時」(「火山地帯」159号、鹿児島県鹿屋市)連載10回で完結。
美山みち子さん「瑠以子」(「南風」26号、福岡市)
「火山地帯」は大迫忠信さんの追悼号。大迫さんの「霧島吟行記」、立石富生さんの「やさしい共犯者」はじめ追悼文掲載。
「午前」86号(福岡市)より青海静雄さん「偽学生と哲学」、吉森康夫さん「筑紫の風」
「周炎」42号(北九州市)より推薦作として久我秀茂さん「長安の白梅」、暮安翠さん「グレアム・グリーンの墓を訪ねて」
「無辺」14号(熊本市高森町)は阿蘇ペンクラブの機関誌。特集コラムのテーマは「風」。阿蘇在住作家の川崎のぼるさんのコラム掲載。(「文芸同人誌案内」ひわきさんまとめ)

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2009年10月31日 (土)

同人誌時評「図書新聞」09年10月24日、福田信夫氏

見出し「女性が主宰する同人誌に惹きつけられた」
《対象作品》
『宮古島文学』第3号の特集「宮古島で生まれた詩人たち」より岡本定勝、伊良波盛男ら8人の詩と市原千佳子のエッセイ
『新しい天使のための…』4号より大坪れみ子「現代詩が目指すべきもの 石川啄木に学ぶ」
『惟(ゆい)』4号より紫野京子の連載「風の起こる処」
『群系』第23号は「生誕百年の作家たち」と「『私』の好きな詩 鑑賞と論考」の特集。特集Ⅰはラミレス・マイケルら12人。Ⅱは永野悟ら16人。小林弘子「松本清張雑感」、安宅夏夫の「松本清張-本歌取りと取材の徹底-」
『一宮文学』第33号より伊藤芳昭「放生閑中汗簡記」
SF短歌同人誌『フロンティア』第77号より松宮静雄の連載「悔恨の遠い日々(三)-戦後の回想 上」。同誌は次号にて終刊
『シリウス』第19号宇野秀「野人政治家風見章の真実-ソ連参戦をいち早く予言-」、一ノ瀬綾「我が人生 独り芝居」
『層』110号より中沢正弘「晩秋のゲート」、小田切芳郎「雪崩の谷(連載第9回)」
『あべの文学』9号、「追悼 松浦保さん」奥野忠昭ら11人。(「文芸同人誌案内」ひわきさんまとめ)

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文芸同人誌評「週刊 読書人」009年10月9日、白川正芳氏

小松陽子「春の夢」(「木木」22号)、同誌より河村剛「家系の記」
藤岡侑子「紅花は語る(「アミーゴ」62号)
「矢作川」10号の著者紹介がユニーク。同誌より小野滋美華「江戸のリサイクル」、大浜太郎「良寛さん」
「群系」23号より間島康子「埴谷雄高『闇の中の黒い馬』」、高比良直美「詩人野上彰の足跡を訪ねて海鹿島(あしかじま)へ」
「千年紀文学」81号より小畑精和「物語の相対化と現実の希薄化」
津坂治男「軌跡」50号、遠山アキ「チャッコピー先生奮闘記」、岸本静江「岸田劉生」(「槇」32号)、上田千之「晩年の家」(「渤海」58号)(「文芸同人誌案内)ひわきさんまとめ)

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