2009年11月11日 (水)

大杉豊さん上梓の『日録・大杉栄伝』をめぐって講話=本郷クラブ

 大杉豊さん(70)は、10年余にわたる調査のうえ「日録・大杉栄伝」を執筆。その苦労話を12月5日、文京区民センターでの 本郷クラブ(サイト)12月例会で語る予定。上梓した「日録・大杉栄伝」(社会評論社)は、伯父・大杉栄の生涯を日録として再構成し、未発表書簡や中学時代の成績表・明治大学の学籍簿など、新たな資料が入れられているという。
 アナキズムを唱えた大杉栄は、関東大震災後の9月16日、9歳年下の弟(豊さんの父)の家を伊藤野枝江とともに訪ね、妹の子・橘宗一(6歳)を連れて帰宅途中、憲兵に拉致され、3人とも虐殺された。
 大杉豊さん略歴=1939年、横浜市生まれ。都立大卒。東京放送(TBS)入社。99年退職。東放学園専門学校・常盤大学国際学部非常勤講師、柏自主夜間中学スタッフ。共著に「日本の視聴者・続」(誠文堂新光社)、「放送広告の効果・続」(ダイヤモンド社)など。
関連情報=詩人回廊・ニュースバルコニー

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2009年11月10日 (火)

光市の母子殺害、元少年の出版差し止め却下

 山口県光市の母子殺害事件で死刑判決を受け、上告中の元少年(28)が、実名を記載されたルポルタージュ本の出版差し止めを求めた仮処分申請で、広島地裁は9日、申請を却下する決定を出した。
 元少年側の弁護士が同日、明らかにした。決定理由は説明できないとしている。
 本の著者は一橋大職員の増田美智子さん(28)。出版元は「インシデンツ」(東京都)で、10月7日から販売され、初版の4000部を完売、さらに2万部が増刷されている。
 申立書などで元少年側は、増田さんとの間に、出版前に内容を確認した上で実名記載などを検討する「契約」があったのに、守られなかったと主張。少年法に違反しており、人格権も侵害されたとしていた。
 出版側は、本人と面会した際に実名の承諾は得ており、事前に内容を見せる約束もしていないと反論していた。
 決定を受け、増田さんは「本の内容は元少年に有利なもの。出版差し止めは元少年の真意でないと思う」とのコメントを出した。
 元少年は、仮処分申請とは別に、著者と出版元を相手に、出版差し止めや1100万円の損害賠償を求める訴訟も起こしている。(09年11月9日 読売新聞)

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2009年11月 6日 (金)

Q1】宮沢賢治作品を読んだことがありますか?

(講談社『BOOK倶楽部メール』 2009年11月1日号)
 ・ほとんど読んだ…7% ・わりと読んだ…20% ・少し読んだ…57% ・わからない(宮沢賢治作品と知らず読んでいるかもしれない)…8% ・読んだことがない…7%
【Q2】「宮沢賢治の代表作」といえば何だと思いますか?
 1位)銀河鉄道の夜…65% 2位)注文の多い料理店…18% 3位)風の又三郎…5% 4位)雨ニモマケズ…5% 5位)セロ弾きのゴーシュ…2%
【Q3】宮沢賢治作品でお薦め(今の子どもたちに読んでほしい)は?
  1位)銀河鉄道の夜 2位)注文の多い料理店 3位)風の又三郎 4位)よだかの星
★「オツベルと象」読めば読むだけ味が出てくると思います。(千葉県 N様 10代)★「オツベルと象」単純な善悪ではない不思議な童話です。読んだ人それぞれに違う感じ方があると思います。(東京都 I様 30代)★『グスコーブドリの伝記』自己犠牲の精神というか、他人のためにここまでできるってすごいな、と感心した覚えがあります。(山形県 M様 20代)★「グスコーブドリの伝記」自分の人生の価値をどこに置くのか、主人公を肯定するにせよ否定するにせよ、自分で考えてほしい。(東京都 Y様 40代)★「グスコーブドリの伝記」自己犠牲の精神と、人間愛の素晴らしさが、優れた童話として描き尽くされています。(埼玉県 C様 40代)★「よだかの星」悲劇ゆえに優しさの価値を教えてくれる物語だと思います。(東京都 A様 20代)★「よだかの星」短くて、幻想的で切ない。少し難しいけれど、切なさから大切なものを学べる気がする。(神奈川県 T様 20代)★『よだかの星』ぜひおとなになった時に読んでほしい。人にやさしくなれると思います。(大阪府 O様 50代)★「注文の多い料理店」は、権力に従順になりすぎると痛い目を見るという教訓があると思いました。(愛知県 H様 10代)★「注文の多い料理店」道徳的な事を教えたいというよりは、言葉遊び的な面白さ、深く考えれば見えてくる物語の二面性などに触れて欲しい。(神奈川県 M様 20代)★「注文の多い料理店」お話がとても面白いです。それでいてむやみに信じること、迎合することの怖さも教えてくれて奥が深いです。(三重県 K様 40代)★「注文の多い料理店」ちょっと不気味で、おとぼけで、シニカルな面もあり、短編で読みやすい。何より面白い。(東京都 K様 50代)★「銀河鉄道の夜」利他の精神を学んで欲しですが、まあ無理も無理でしょう。カムパネルラの行動の理由が分れば日本の将来も明るいのですが。(東京都 H様 40代)★『銀河鉄道の夜』と『風の又三郎』子供のころ宮沢賢治の作品は面白くなかった。大人になってはじめて面白いと思ったのが、上記2作品。(千葉県 S様 60代)★「猫の事務所」今取りさだされるいじめ問題などに提議する作品だと思う。(広島県 M様 20代)★「宮沢賢治詩集」澄んだ言葉に出会えるので子供達に読んでもらいたいです。(東京都 K様 20代)
★【Q4】あなたの好きな童話作家は?(敬称略)
 1位)小川未明 2位)新美南吉 3位)グリム兄弟 4位)宮沢賢治 5位)佐藤さとる、松谷みよこ
【Q5】観戦するならどのスポーツが一番好き? ←唐突
 1位)野球…141名 2位)サッカー…73名 3位)フィギュアスケート…38名 4位)テニス…29名 5位)バレーボール…25名

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2009年11月 5日 (木)

第62回「野間文芸賞」は奥泉光氏『神器 軍艦「橿原」殺人事件(上・下)』(新潮社刊)

野間文化財団は11月4日、第62回「野間文芸賞」は奥泉光氏『神器 軍艦「橿原」殺人事件(上・下)』(新潮社刊)、第31回「同文芸新人賞」は村田沙耶香氏『ギンイロノウタ』(新潮社刊)、第47回「同児童文芸賞」はなかがわちひろ氏『かりんちゃんと十五人のおひなさま』(偕成社刊)にそれぞれ決まった。

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2009年11月 4日 (水)

「メディアワークス文庫」を創刊

アスキー・メディアワークスは12月16日から、大人に向けたエンターテインメント小説の新レーベル「メディアワークス文庫」を創刊する。第1弾では、有川浩や壁井ユカコ、入間人間、古橋秀之など「電撃文庫」の人気作家のほか、第16回電撃小説大賞の受賞者二人も加え、八作品をラインアップ。すべて書き下ろしの新作。

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2009年11月 3日 (火)

第63回毎日出版文化賞:文学・芸術部門に「1Q84」

 毎日出版文化賞(特別協力=大日本印刷株式会社)の受賞図書が決まった。優れた出版物の著編者、訳者、出版社などを顕彰する本賞は、終戦後の1947年にスタート、今年で63回を迎えた。
<文学・芸術部門>1Q84(BOOK1・2)村上春樹著 新潮社。
<人文・社会部門>「政治の美学--権力と表象」田中純著 東京大学出版会。
<自然科学部門>「つながる脳」藤井直敬著 NTT出版。
<企画部門>「江戸時代語辞典」潁原(えばら)退蔵著、尾形仂(つとむ)編 角川学芸出版。
<特別賞>「運命の人(全4巻)」山崎豊子著 文芸春秋。

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2009年11月 1日 (日)

自費出版の小雑誌「リトルプレス」が人気

 写真を多用し、レイアウトに工夫を凝らした「リトルプレス」と呼ばれる自費出版の小雑誌が人気を集めている。飲食店情報や雑貨など生活に関係した事柄を扱うものが多く、おしゃれなデザインで若者を中心に支持を集める。地方発のリトルプレスが増えており、全国流通の雑誌では得られない話題を見つけることができる。
 「リトルプレス」とは、自費出版の小出版物のことを指し、以前の「ミニコミ」とほぼ同じ意味。しかし、単色印刷で文字が多かった「ミニコミ」に対し、「リトルプレス」は写真やイラストなどの視覚面を重視しているのが特徴。大手出版社の雑誌と見間違えるほどデザイン性の高いものも少なくない。
 多くは広告などが入らず、出版側ももうけより、自己表現の場と考えていることが多い。この点で、従来ある地域情報誌とも違う。
 東京・神保町の東京堂書店神田本店は昨年春から、全国の「リトルプレス」を集めたコーナーを3階に設けた。担当している畠中理恵子さんは「地方のリトルプレスが元気です。料理のレシピを入れるなど実用性を重視し、生活の魅力を見直す内容が目立ちます」と話す。同店で取り扱っているのは、約30種類。多くの雑誌は300~500円程度だ。
 その一つが、金沢市で2005年から発行されている「そらあるき」。作っているのは、市内のギャラリーや喫茶店などの店主たち。年2回発行し、今年4月に発行した最新号では、市内に残る近代洋風建築の由来や雰囲気の良いカフェ、金沢を題材にした書籍の紹介などの記事を掲載している。前号の売り上げで印刷費などを賄っている。
文字の位置なども見やすいように工夫されているリトルプレス。市内の観光名所やお薦めのレストランをまとめた地図。雑貨店を経営する編集長の田中義英さんは「元々は観光客に役立つ小さなガイドブックにしようと作ってきたが、地元の人にも売れている」と手応えを話す。
 盛岡市で発行されているリトルプレス「てくり」は、南部鉄瓶や染め物といった地域に残る伝統的な物づくりなどを取りあげる。紹介する飲食店も、地元に根ざしたハンバーグ屋や喫茶店などで、観光客向けの店は少ない。題名の「てくり」は「てくてく歩く」という意味を込めている。編集スタッフの木村敦子さんは「郊外に大型ショッピングモールが増え、中心市街地が寂しくなってきている。雑誌をきっかけに昔からの街の良さに気付いてもらえれば」と話す。
 こうした出版が盛んになってきた背景には、パソコンの普及で、写真やイラストを手軽にデザインできるようになったことがある。原稿を書く執筆者のほかに、雑誌全体のデザインをする人もメンバーに加わっていることが多い。
畠中さんは「リトルプレスもインターネットと同じく情報を扱っているが、手元に物として残すことができる点が違う。気軽におしゃれな雰囲気を味わえることが読み手に受け入れられる要因です」と魅力を話す。(09年10月30日 読売新聞)

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2009年10月27日 (火)

第109回文学界新人賞に奥田真理子さんの「ディヴィジョン」

 奥田真理子さんの「ディヴィジョン」に決まった。奥田さんは1972年、大阪府生まれ。現在、主婦、社会人学生。大阪府在住。また花村萬月・松浦理英子特別賞に合原壮一朗さんの「狭い庭」。合原さんは92年、福岡県生まれ。現在、高校3年生。福岡県在住。受賞作と選評は11月7日発売の『文学界』12月号に掲載。

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2009年10月24日 (土)

 第37泉鏡花文学賞に千早氏「魚神」

 第37回泉鏡花文学賞(金沢市主催)の最終選考会は、千早茜(ちはや・あかね)氏の「魚神(いおがみ)」(集英社)を受賞作に選んだ。正賞の八稜鏡(はちりょうきょう)と副賞100万円が贈られる。

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2009年10月22日 (木)

グラビア誌「sabra」(小学館)休刊へ

 小学館は19日、男性向けグラビア誌「sabra(サブラ)」を来年1月25日発売の3月号で休刊すると発表した。
 同誌は平成12年5月、誌面とウェブを連動させた新たな情報誌として創刊。平成15年には過去最大となる20万5千部を発行したが、最近は平均8万5千部程度で推移していたという。
 同社は「雑誌とウェブ環境の大きな変化の中で、時代へ向けた展開を視野に抜本的な見直しをはかることとした」としている。(産経ニュース09.10.19)

「sabra(サブラ)」休刊で聞こえてきたグラビア誌終焉の足音

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2009年10月21日 (水)

ハヤカワ、女性向けレーベル「イソラ文庫」が創刊

 海外文学の紹介で知られるハヤカワ文庫(早川書房)に、女性向けの新レーベル「イソラ文庫」が創刊された。
 ロマンス小説や軽いタッチの「コージーミステリー」など女性向きの翻訳作品をラインアップする。担当編集者も女性。南イタリアの言葉で島を意味するイソラは、無人島に持って行っても、楽しく過ごせる物語を集めた、との意味だという。
 第1回配本は、アディーナ・ハルパーン『人生最高の10のできごと』(田辺千幸訳)、ミシェル・スコット『おいしいワインに殺意をそえて』(青木千鶴訳)、テレサ・マデイラス『月の光に魅せられて』(辻早苗訳)の3冊。(09年10月20日 読売新聞)

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2009年10月20日 (火)

第13回日本ミステリー文学大賞に北方謙三氏

 ミステリー文学に寄与した作家を選ぶ第13回日本ミステリー文学大賞(光文シエラザード文化財団主催)は19日、作家の北方謙三さんに決まった。副賞300万円。
 また、一般公募の同大賞新人賞には東京都の会社員、両角長彦(もろずみ・たけひこ)さん(49)の「ラガド」が選ばれた。賞金500万円。

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【Q1】本でストレス解消できますか?

(講談社『BOOK倶楽部メール』09年10月15日号)
・解消できる…40% ・解消できることもある…48% ・解消できない…3% ・わからない、どちらともいえない…9%
【Q2】心が折れそうなとき読みたい本は?
 ・思い切り感動する小説…26% ・思い切り笑える小説…20% ・漫画…13% ・思い切り泣ける小説…10%  ・ミステリー(ホラー、サスペンス)…9% ・ノンフィクション…6% ・エッセイ、対談…7% ・童話、絵本…6 ・写真集…3% 
【Q3】心が折れそうなときにお薦めの本は?
 1位)十二国記(小野不由美) (以下省略)★『THE MANZAI』(あさのあつこ)真剣なのにアホでゆる~い登場人物たちがほっとさせてくれます。(大阪府 H様 10代)
★『バカとテストと召喚獣』(井上堅二)内容は勿論面白いのですが、何より章と章の間に収録されている登場人物たちのテストの答案がすごく面白いです^^心が折れそうなときに読むと、内容がバカらしくて元気づけられると……(秋田県 S様 10代)★『夜と霧』(ヴィクトール・E・フランクル)自分が悩んでいることなど、たいしたことがないことに思えてきます。(静岡県 B様 20代)★「海馬が耳から駆けてゆく」(菅野彰)大笑いしていると、落ち込んでる自分が馬鹿馬鹿しくなってくるので。(愛知県 M様 20代)★『きらきらひかる』(江國香織)笑子・睦月のお互いを思い合うが故の張りつめた関係のせつなさと、それを力いっぱい肯定する在り方に心強くなれます。(東京都 A様 20代)★『さよなら私』(みうらじゅん)意外に真面目で、心が折れそうな時にピッタリな内容でした。MJ曰く、勝手に作り上げた自分像に振り回されているから生きるのが辛いと。のんきに生きるのがいいです。(神奈川県 M様 20代)
★「風が強く吹いている」、「一瞬の風になれ」、「DIVE!!」などのスポーツもの。悩み葛藤しながらも努力し、必ず結果が出ることに安心できるから。いま己ががんばっていることやつらいことも、いつかは結実……(埼玉県 K様 20代)★人情小説。最近読んだ人情小説は「新参者」(東野圭吾)。心が折れそうでくじけそうな時、なんとなく心をマッサージしてくれた気持ちにさせられた。(兵庫県 U様 30代)★「青空のルーレット」(辻内智貴)何度も読んで話はすっかり覚えてしまっているのに、ラストシーンに感動して必ず泣いてしまいます。(岐阜県 Y様 30代)★「夏への扉」(ロバート・A・ハインライン)苦しさが一気にひっくり返るエクソダスは何度味わってもすっきりします。(東京都 H様 40代)★太宰治『人間失格』自分の心の闇に気づくと、あとは救いしかない。(群馬県 K様 40代)★『流星ワゴン』(重松清)人生でもうだめだ、と思ったときこの本を読むと、まだ何とかなりそう、という……(青森県 N様 50代)
【Q4】あなたのストレス解消法は?
1位)寝る…68名 2位)読書…54名 3位)運動…52名 4位)食べる…29名 5位)カラオケ…28名

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2009年10月19日 (月)

講談社Birthカフェが10月13日~24日まで銀座にオープン

 「講談社Birthカフェ」が東京・銀座のスワンカフェ銀座店内にオープン。「講談社Birth」は、20代以下の新人作家とイラストレーターを毎月単行本デビューさせている新レーベル。今年5月の創刊以来20人を超す新人を世に送り出してきた。
 カフェは「若き才能が集う場所を作りたい」と初めて企画。新人の作品を店の壁に張り出すほか、トークショーや朗読会を開催。編集者が小説やイラストの持ち込み原稿に目を通しアドバイスする時間も設ける。


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2009年10月15日 (木)

阿刀田高さんが講演予定!三好市の平成22年「第2回全国同人雑誌会議」

富士正晴全国同人雑誌賞実行委員会(〒徳島県三好市サラダ三好市教育委員会生涯学習課内、℡0883-72-3900)では、平成22年10月30日、31日に「第4回富士正晴全国同人雑誌賞授賞式」を行うが、それに合わせ「第2回全国同人雑誌会議」を開催する予定。
 同時に作家・阿刀田高氏の講演やシンポジウムなども企画予定しており、名称を「富士正晴 全国同人雑誌ファステバル」と銘打つことにした。
 同フェステバルのプログラムは、10月30日に「第4回富士正晴全国同人雑誌賞授賞式」(午後1時半より)、阿刀田高氏記念講演(午後2時)、「全国同人雑誌会議(シンポジウム)」(午後3時半より)、「作家&読者交流のつどい」(午後7時より)。31日には、全国同人雑誌最優秀賞「まほろば賞」公開選考会(午前9時より)。
 富士正晴全国同人雑誌賞は、故人の作家・富士正晴氏が徳島県三好市山城町の出身で、その活動のなかで、同人雑誌「ヴァイキング」を主宰するなど、文学振興に力を注いでいた。その偉業を顕彰すると同時に全国の同人雑誌にスポットをあて、すぐれた同人雑誌に賞を送るもの。
 大賞(1誌)賞金30万円、特別賞(2誌)に賞金各10万円。受賞誌には、代表者1名を授賞式会場のある三好市まで、1泊2日の費用を支給する。なお、第4回の同賞応募の資料は上記、富士正晴全国同人雑誌賞実行委員会まで。

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2009年10月14日 (水)

早稲田ジャーナリズム大賞に土井敏郎氏ら受賞

 社会に貢献したジャーナリストの活動に贈られる「第9回石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞」が発表された。
 公共奉仕部門は、(1)イスラエル兵士の苦悩を描いた土井敏郎氏の長編ドキュメンタリー映画「沈黙を破る」(2)在日米軍の問題に鋭く切り込んだ斉藤光政氏の「在日米軍基地の意味を問う」の一連の記事と、記事を一本化した書籍「在日米軍最前線~軍事列島日本~」-の2作品が受賞した。
 文化貢献部門は、リハビリテーションを題材とした大西成明氏のフォトドキュメント「ロマンティック・リハビリテーション」が選ばれた。草の根民主主義部門は該当なし。(産経ニュース09.10.12)

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2009年10月10日 (土)

ノーベル文学賞(09年)に独作家ミュラー氏。「疎外された人々を描写」

 【ストックホルム=林路郎】スウェーデン・アカデミーは8日、2009年のノーベル文学賞をドイツの女性作家ヘルタ・ミュラーさん(56)に授与すると発表した。
 「濃密な詩と、散文の率直さにより、疎外された人々を描写した」ことが授賞理由となった。賞金は1000万クローナ(約1億3000万円)。授賞式は12月10日に行われる。
 ミュラーさんは1953年、ルーマニア西部バナート地方でドイツ系家庭に生まれた。父親は第2次大戦中、ナチス武装親衛隊で兵役を務め、母親は45年にソ連の収容所に連行された。ティミショアラ大学でドイツとルーマニアの文学を学ぶ間、チャウシェスク大統領の独裁に反発し、言論の自由を求める運動に参加。工場の翻訳者となったが、秘密警察への情報提供を拒んで解雇され、失職。こうした体験を作品に投影した。
 ルーマニアの小さなドイツ系社会における腐敗や不寛容、抑圧などを題材にした短編集「泥沼の世界」を82年に発表。ルーマニアでは検閲対象となったが、検閲前の版がドイツ語圏で高く評価された。84年には作風を危険視した当局がミュラーさんの国内での出版活動を禁止。このため、87年に夫と西独へ移住した。その後も「緑の梅の土地」(94年)などで独裁下の民衆の窮状を描いた作品を発表。ヨーロッパ文学賞など多くの文学賞を受賞した。日本では「狙われたキツネ」(92年)が翻訳されている。(09年10月9日 読売新聞)

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2009年10月 8日 (木)

「文学フリマ」望月代表にインタビュー記事!同人雑誌界の新潮流で、「文学界」11月号

雑誌「文学界」11月号に「文学フリマ」望月代表のインタビュー記事が掲載されている。特集「文学と出会う場所」ということで、「同人雑誌界の新潮流」としている。
 内容はこれまでの文学フリマの歴史や年表が中心。望月代表が、雑誌「文学界」が同人雑誌評を廃止した時に、同人雑誌が低調だという論評が出たのは残念、とする話題もある。時代が変わっているだけで、同人雑誌は盛んになっているというのだ。
 また東浩紀氏のゼロアカ道場から、最終関門に残れなかった坂上秋成氏が「ユリイカ」でデビューしたことも述べられている。
 お笑いでも、準優勝がフィーバーするという傾向にあるから、そういうものかもしれない。
 望月倫彦代表は、評論など物書きなのに、何故インタビュー記事したのかと疑問に思ったら、末尾に「文学界」が「三田文学」の同人雑誌評と連動しているということが書いてあった。まあ、望月代表に書かせたらそれはしないから仕方がないか。

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“歴士”が増加中 好調の歴史雑誌も

 歴史好きの女性(歴女)による「武将萌(も)え」など、武将をアイドルとしてとらえる“軟派”な風潮に疑義を唱える声がにわかに上がっている。お堅いイメージのある歴史雑誌が部数を伸ばしているほか、歴史好きが集うバーが人気を集め、真摯(しんし)で活発な歴史談義が交わされている。時代は「歴女」から硬派な「歴士」に取って代わるのか?
 毎週水曜午後6時過ぎ。東京・神田小川町のバー「渡部商店」に、一見共通点のなさそうな老若男女が集まってくる。カウンターのみ15席ほどの店内は、歴史をめぐる話題でもちきりだ。次第に客席に座りきれない酔客が店外にあふれ、自然と立ち飲みとなる。
 経営者の渡部麗(りょう)さん(35)によると、もともとごく普通のバーだったが、趣味が高じて約2年前から「歴史バー」として開放した。口コミやインターネットを通じて話題になり、各地から歴史ファンが訪れる名スポットとなっていった。
 渡部さんは「ネットの普及もあって、歴史好き同士が交流する機会が増えている」と指摘。「硬派な歴史好きを私は勝手に“歴士”と呼んでいる。萌えがきっかけでもいいと思うが、歴史は点ではなく線として続くもの。ブームとして消費してはいけない」と強調する。
 PHP研究所の月刊誌「歴史街道」だ。昭和63年の創刊時からしばらくは10万部台を維持していたが、一時は6万部台にまで落ち込んだ。しかし、平成16年に現在の編集長にバトンタッチすると“V字回復”を見せ、現在約12万部まで伸ばした。
 「歴史を求める潜在的ニーズはあると思っていた」と語るのは辰本清隆編集長。「わかりやすさ」への配慮を徹底し、「歴史を通じて現代へのヒントを考えてもらえるような紙面作りを心がけてきた」という。読者層も創刊時に比べて若年化し、小、中学生の読者もいるという。女性読者も全体の約4割を占める。
 辰本編集長は「確かに(歴女が好むとされる)戦国武将特集は人気があるが、日露戦争や太平洋戦争といった近現代史にも高い関心が寄せられる。性別にかかわらず、全力で苦難に立ち向かっていった人間像を知ることは、いつの時代も普遍的な欲求なのではないか」と分析している。(三品貴志)(産経ニュース09.10.5)

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2009年10月 5日 (月)

村上春樹氏「1Q84」第3巻刊行へ 新潮社、駅広告で暗示

 待望の続編刊行-。新潮社は5日、2巻合計で220万部を超える大ベストセラーとなった作家、村上春樹さんの長編小説「1Q84」の第3巻「BOOK3」の刊行を暗示する広告を、東京駅や横浜駅など首都圏のJR計25駅に一斉に張り出す。
 関係者によると、村上さんは現在、来年初夏の刊行を目指して「BOOK3」の原稿を執筆しているという。
 広告のコピーは「私たちはこの物語から かけがえのないものを 受けとり続けるだろう」。1、2巻の表紙には、それぞれ黄緑色とオレンジ色の「Q」の文字が描かれていたが、広告には同じ書体で青色の「Q」が描かれている。
 新潮社は「BOOK3」の刊行について「広告を見た人の想像におまかせしたい」としている。(産経ニュース)

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角川春樹氏が、会社分割し、書籍部門へ社長復帰

角川春樹氏は10月1日、「角川春樹事務所 創業13周年記念祝賀会、小松左京賞授賞式」の席上、角川春樹特別顧問は「書籍と雑誌で会社を分割し、書籍会社の社長になる」と発表。同社は書籍専門の会社として存続させ、雑誌の新会社を設立する予定。詳細については触れなかった。小松左京賞は該当者なし。小松氏の体調を鑑みて10回目の今回で「いったん休止にする」とした。(新文化)

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2009年10月 4日 (日)

第22回柴田錬三郎賞に篠田節子さん、村山由佳さん

  第22回柴田錬三郎賞(集英社主催)は1日、篠田節子さんの「仮想儀礼」(新潮社)と、村山由佳さんの「ダブル・ファンタジー」(文芸春秋)に決まった。副賞各300万円。

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2009年9月25日 (金)

なぜ本は売れないのか】(下)「新刊増え、どれを手に取ればいいのか」

(産経ニュース09.9.22宝田茂樹、海老沢類、篠原知存記者)
 詩人でエッセイストの木坂涼さんは言う。
 「書店にいってもこれはという本が手に入ることはめったにない。私の場合は、はやっているものを読みたいという読書ではないので最近は本を求めるのはもっぱら古本屋さん。そこでいい本がみつかると、それが私にとっての新刊です」
 自身の価値観がはっきりしているからこその言葉だろう。
 本が売れない。その理由にはさまざまな見方がある。趣味の多様化、ネットの普及、新古書店の成長、書棚を置けない住宅事情…。少ないパイを奪い合うように加速する“新刊洪水”現象のなかで、読み手の選択眼の低下を懸念する声もある。
 三省堂書店神保町本店次長の岸本憲幸さんは「全体の売り上げが落ちてもベストセラーが生まれるのは、テレビなど他のメディアの影響がとても大きい。昔は、自分の見識で読みたい本を選ぶ人が多かったと思うのですが、いまは何を読んだらいいかわからない人が増えてきている」と話す。
 出版ニュース社の清田義昭代表も「いまはベストセラーのランキングをみて本を買う人が多い。消費者が惑わされてしまっている部分がある」と指摘する。ランキングは数量を示しているだけで、内容を保証するものではないのだが、「売れている」という言葉には「買っても安心」といったニュアンスがつきまとう。
 そして「ふだん本をほとんど読まない人が、どれだけ買いに走るか」がベストセラーを決める。個人的体験であるはずの読書に、ベストセラーであるかどうかは無関係なのだが…。
 東京・羽田空港内に今年2月にオープンした土産物店「Tokyo’s Tokyo(トーキョーズ・トーキョー)」。店員の三浦聖未(さとみ)さんによると、土産物や旅行グッズとともに売られている本は100点をゆうに超える。
ユニークなのは品ぞろえだ。こういう場所にありがちな旅行ガイド本は見あたらない。ベストセラーのランキングとも無縁。旅先の雰囲気や商品のイメージから連想される小説やエッセー、写真集が、雑貨や旅用品のそばにさりげなく置かれている。
 例えば、東北に旅立つ人向けに宮沢賢治「風の又三郎」や伊坂幸太郎「ゴールデンスランバー」。中国地方の棚に並べた桜庭一樹の小説「少女には向かない職業」は、仕入れたそばから売り切れるヒット作になった。
 同店の本選びを担当したのはブックディレクターで「BACH」代表の幅允孝(はば・よしたか)さんだ。「今は新刊点数が増えすぎて、読者はどれを手に取ればいいかわからない状態。紹介の仕方を工夫して本の見え方を変えることで、埋もれてしまいがちなものにも光を当てたい」と話す。
 「本棚の編集人」を自称する幅さんのもとには、売り上げ不振に悩む既存の書店に加え、異業種店からもプロデュースの依頼が頻繁に舞い込む。一風変わった新ビジネスは、「本はどこで買っても同じ」という、これまでの常識を変えてしまう可能性も秘めている。
 読み手がそれぞれに「本を見る目」を養い、冒頭の木坂さんのように言い切れる人が増えたとき、新しい出版流通システムのかたちもまた見えてくるはずだ。

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2009年9月23日 (水)

【なぜ本は売れないのか】(中)1000万種類超、ネット書店は2ケタ成長

(産経ニュース09.9.22宝田茂樹、海老沢類、篠原知存記者)
 書店の棚は、各出版社が次々に刊行する新刊で飽和状態になっている。そのサイクルは早くなる一方で、じつに4割もの書籍が、誰の手にも渡らずに返本されている。明らかな異常事態が常態化してしまっている出版界だが、返本率を引き下げるための試みも動き始めている。
 「責任販売制」という新しいシステムがそのひとつだ。書店は取次会社を経て出版社から本を仕入れているが、従来の「委託販売制」では、出版社と取次会社が“配本”の主導権を握る代わりに、売れなかった本は仕入れ値と同額で返本できた。
 新システムでは、書店に仕入れの裁量権が委ねられる。返本となった場合、出版社は定価の3~4割でしか引き取らない。その代わりに、書店の受け取るマージンは委託の約1・5倍にあたる35%に上がる。
 現在、一部の商品に限られるものの小学館、講談社など10社がこのシステムを導入している。小学館は7月に刊行した児童向け書籍「くらべる図鑑」の初版7万部のうち5万6000部を責任販売とした。すぐに完売し、1週間後に増刷となった4万部も大半を責任販売にあてた。
 どちらのシステムを選択するかは書店の判断によるが、小学館マーケティング局の市川洋一ゼネラルマネジャーは「書店は売る努力をするし、出版社も企画力を磨くはず。出版界の意識革命につながってほしい」と話す。同社では11月末に発売する「世界大地図」も、初版3万部のうち2万5000部を責任販売にする予定だ。
 出版不況のなか、書店の数は年々減ってきた。しかし、意外にも書店のフロア面積は増えている。出版社「アルメディア」の調査によると、平成19年5月に約1万7098店あった書店は今年5月の時点で1万5765店に減少した。だが売り場面積は137万坪から142万坪へ広がった。大型化と淘汰(とうた)が同時に進んでいる状況だ。小さな書店は徐々に消費者のニーズに応えるのが難しくなり、書店がスーパーマーケット化しているといえる。
 そんななかで、ネット書店も急成長している。アマゾン・ジャパン書籍統括事業本部の渡部高士企画・編集本部長は「2000年11月のサービス開始以来、書籍の売り上げ推移は右肩上がりの2ケタ成長を続けている」と話す。
 「1000万種類を超える品揃(ぞろ)え」を豪語するアマゾンは、千葉県の市川市と八千代市にある物流センターに加えて、8月には大阪府堺市にも新物流センターを開設した。
 渡部本部長によると、ネット書店の長所は(1)店舗面積に制約がないため在庫に厚みがある(2)検索機能で読みたい本を即座に見つけ出せる(3)予約ができて発売と同時に入手できる(4)24時間営業-など。同書店のホームページには月間約1400万人が訪れるという。

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第89回オール読物新人賞に緒川莉々子さん、森屋寛治さん

 第89回オール読物新人賞(文芸春秋主催)は17日、緒川莉々(りり)子さん(38)の「甘味中毒」と、森屋寛治(かんじ)さん(47)の「オデカケ」に決まった。賞金は50万円。緒川さんは神奈川県出身で現在主婦。森屋さんは山梨県出身で現在は自由業。

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2009年9月22日 (火)

教養選書シリーズ「河出ブックス」を創刊

(産経ニュース09.9.22)
 河出書房新社は10月10日、新しい教養選書シリーズ「河出ブックス」を創刊する。文学、思想、歴史などさまざまなジャンルを扱う書き下ろしシリーズで、創刊タイトルとして、本紙「文芸時評」でおなじみの石原千秋さんの『読者はどこにいるのか』など6冊が刊行される。それ以後は毎月2点以上が刊行される予定。創刊を記念し、東京・新宿の紀伊國屋サザンシアターでは10月15日、「いまこそ〈教養〉を編み直す」と題したイベントが開かれ、石原さんら著者4人が対談する。予約、問い合わせは紀伊國屋書店TEL03・5361・3321。

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2009年9月21日 (月)

【なぜ本は売れないのか】(上)着いたその日に返本

 「先月ここに返本されてきたのは、約340万冊です」
 フォークリフトがせわしく走り回る巨大施設の一角に、返本された書籍がうずたかく積み上げられている。昭和図書美女木物流センター(埼玉県戸田市)の山田貴芳所長(51)によると、新しく刊行された本が書店から戻ってくる返本率は40%に達しているという。(産経ニュース09.9.20)

 小学館や集英社など一ツ橋グループの出版社の書籍と文庫は、同センターから出版取次会社を通じて各書店に届けられる。売れ残った本は逆のルートで少しずつ出戻りする。店頭に並べられた様子もなく、Uターンしてくる本も少なくない。保管するのが商売とはいえ、「なんとも寂しい気分になる」と山田所長。
 カバーを変えるなど改装して再出荷される本もあるが、保管しておいても将来的に売れないと出版社が判断すれば、返本の山は廃棄され、書籍としての役目を終える。年間約2千万冊を古紙原料としてリサイクル業者に買い取ってもらっているが、1キロ当たり十数円が現在の相場だという。
 廃棄処分を示す赤いテープを巻かれた本の束を追って、同県三芳町のリサイクル会社「富澤」を訪ねた。カバーや表紙、袋とじなどは手作業で取り去り、裁断機で本の背をザクザクと切り落とす。圧縮機から出てくる巨大な立方体には、もはや本という印象はない。製紙会社向けに出荷されていく。「書籍はリサイクルの優等生。ほぼ100%再生できるんですよ」と同社の冨澤進一専務はにこやかに語ってくれた。
新刊増え過ぎ
 出版ニュース社が発行する「出版年鑑2009」によると、書籍の総発行部数は平成9年の15億7354万冊がピークだった。当時の新刊点数は約6万2千点。以後、発行部数は退潮傾向で昨年は14億703万冊にとどまった。一方、新刊点数は増加し続けてきた。この2年ほどは微減となっているものの、約8万点に達している。
 編集者出身で、出版界の動向に詳しい評論家の野上暁さんは「新刊点数が増え過ぎた。既刊本が店頭に滞留する期間が圧倒的に短くなっている。出版社も書店も本来はスローなメディアだったはずの本の価値を忘れてしまって、ベストセラー至上主義に走っている」と指摘する。
 新刊点数が増えて、総発行部数は頭打ち、つまり1点当たりの発行部数は減る一方。返本率の高止まりは、悪循環の象徴といっていい。
 ある出版関係者は「出版各社による『平積み』の取り合いです。いい本悪い本ではなくて、スペースを確保するために点数を増やすような状況になっている」と明かす。もはや、本が店頭でホコリをかぶるヒマもない。
 「着いたその日に返本というケースもあるようで、せっかく出版されたのに、誰にも知られずに消えていく本がいかに多いことか」
 そう嘆くのは、東京・神保町で出版社を経営する朔北社の宮本功社長だ。現行の流通システムそのものの問題を指摘する。
 「取次会社は、書店を売り上げや売り場面積などによってランク付けして新刊の配本数を機械的に決めているだけ。これだと発行部数の少ない本は小さな書店には届かない。書店が配本に頼らず、自分たちの判断で欲しい本を仕入れて売るやり方に変えていったほうがいい」
 本が売れなくなった-といわれる。村上春樹「1Q84」の大ヒットなど明るい話題はあるものの、一方では雑誌の休刊も相次ぎ、出版界のムードは湿っぽい。そんななかで、現行の流通システムを見直そうという動きが出始めた。

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2009年9月20日 (日)

白石かずこさん・佐藤文夫さんトークショー&サイン会

詩人・白石かずこさん・佐藤文夫さんトークショー&サイン会「白石かずこ、世界詩の航海」
日 時:9月25日(金) 午後7時~

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2009年9月19日 (土)

お笑いタレント“芸人小説”花盛り 

 お茶の間で人気の若手お笑いタレントが続々と小説家デビューを果たしている。話題性だけではなく、ネタ作りで培ったストーリー構成力や会話の妙を評価して執筆を持ちかける出版社が増えているためだ。出版不況下でもヒットを連発する“芸人小説”の存在感がにわかに高まってきた。
 出来心で豪邸に空き巣に入った大学生が、意外な人と出くわす…。大まじめな人物が演じるどこかズレたやりとりを面白おかしく描く「エスケープ!」(幻冬舎)。7月の刊行からわずか1カ月で増刷がかかった話題作を書いたのは、バラエティー番組でも活躍する人気お笑いコンビ、アンジャッシュの渡部建さん(36)だ。「ストーリー性豊かなコントにひかれた」という編集者の依頼を受け、テレビ収録などの合間に執筆。約2年かけて原稿用紙350枚の長編を書き下ろした。
 「16年間で培ったお笑いのノウハウをすべてぶつけた」と渡部さん。「舞台でやるコントとは違い、文章のみの小説は場面や時間も自由に変えられるのが面白い。芸人として勝負できるフィールドが広がるから、機会があればまた挑戦したい」と意欲をみせる。
ブームの火付け役は、平成18年に刊行された劇団ひとりさん(32)の「陰日向に咲く」だ。後に映画化され100万部を突破するヒットを記録。その活躍に触発されたタレントと、話題性を見込む出版社の思惑が合致する格好で、今年に入って刊行ラッシュが起きている。
 インパルスの板倉俊之さん(31)は6月末、近未来を舞台にしたハードボイルド小説「トリガー」を刊行。8月には鳥居みゆきさんの初の掌編集「夜にはずっと深い夜を」も出た。
 処女小説「ドロップ」が映画化された、品川庄司の品川ヒロシさん(36)が18日に出す第2作「漫才ギャング」が、新人では異例の初版5万部からスタートするなど、売れ行きも軒並み好調だ。
 タレント本に多かった自伝スタイルが少ないのも特徴で、作家としての潜在能力を高く評価する声も多い。「日々コントのネタ作りをしているだけに、言葉がポンポン出てくる。書くことへの抵抗がなく、会話も非常に巧み」とは、「トリガー」を担当したリトルモアの編集者、藤井豊さん。エンターテインメント小説の動向に詳しい、元「小説新潮」編集長の校條(めんじょう)剛さんも「本になじみの薄い若い層にファンが多く、部数が計算できる手堅い書き手。有名人の中でも俳優よりも読者の笑いのツボを知り尽くし、期待に応えられる器用さがある。出版社側が質を下げない努力をすれば、今後も支持されるのでは」とみている。(海老沢類)(産経ニュース09.9.17)

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2009年9月18日 (金)

「水車」で「詩人・伊藤桂一」を解説=志水雅明氏

 四日市市地域ゆかりの「郷土作家」顕彰事業委員会と伊藤桂一顕彰委員会は、このほど伊藤桂一詩碑建立記念誌「水車」(非売品)を発行した。これは8月23日に、日本芸術院会員で直木賞作家の伊藤桂一氏の詩「水車」を刻んだ詩碑が建立されたことを記念したもの。
 この中で伊藤桂一顕彰委員代表の志水雅明氏は『作品「水車」の出典および解説』と題して、その詩作歴を示し、故郷の自然体験による詩魂が、時代小説の作品中に伊藤ワールドを形成していると記している。
 詩人・伊藤桂一の詩作の来歴を、次のように記している。
                ☆
 伊藤桂一自筆年譜によれば1961年(昭和36年)44歳時には次のように記されている。

 4月『近代説話』に「黄土の記憶」を発表し第45回芥川賞候補となる。10月『近代説話』に「蛍の河」を発表。12月私家版『竹の思想』を刊行(350部限定版)。通算三十年に及ぶ文学修業の末、生涯恵まれなくてもよい、という覚悟も出来、かつ昨年発病せし妹の容態捗らず、母も痩衰をきわめ、一家の潰滅を予感し、せめて一巻の詩集を挨拶代わりに知友に配布せんと思ったものである。

 伊藤は1946年(昭和21年)1月、中国大陸から復員し、母と妹の疎開先である三重郡川島村(現四日市市川島町)の稲垣家に落ち着いた。「精神は虚脱状態だった」が、当時、群生していた周辺の竹林を逍遥しては、詩作に専念するのであった。(中略)
 伊藤文学の節目とも言うべき「挨拶代わり」の私家版詩集「竹の思想」はその後、伊藤が「蛍の河」で直木賞を受賞した1962年(昭和37年)は8月に他界した令妹愛子への「悼詩」なども加えて1968年(昭和43年)、『定本・竹の思想』(南北社)となって広く読まれることになった。さらに後には日本現代詩文庫シリーズの『伊藤桂一詩集』(土曜美術社、1983年)となって公刊され、名詩集の一冊と称された。
 ところで、『定本・竹の思想』の前半には「竹十章」「竹」「竹の歌」「竹のある風景」や「風景」「椿」「鳥」「水車」「鳶の言葉」「水ぐるま」など、豊かであった川島地域の竹林など自然の風物、特に<竹>から感得した、伊藤自身の人生観・死生観・社会観・宗教観(詩人安西均の評)がすがすがしく形象化されて並んでいる。
 竹の群生する故郷寺方や疎開先川島は疲労困憊した心身を慰撫し、蘇生させてくれるに充分な母的存在であったのである。青年期から育んできた詩魂はここで一気に、良質にして沈潜した叙情性を獲得したのであった。
 この自然体験は短編「鈴鹿」(「午前」1948年)、「帰郷」(「水の景色」構想社、1984年)や、「日帰りの旅」(「群像」1992年5月号)・「祭日」(「文学界」1997年1月号)などに度々、形をかえて描かれることになる。(後略)
                 ☆
 本文の末尾には、「水車」と同じ素材で伊藤桂一氏の詩「水ぐるま」という作品が紹介されている。
 伊藤桂一氏は、一般に直木賞作家として世間で紹介されるのであるが、直木賞受賞作の「蛍の河」は短編であり、内容も詩情に満ちたもので、本来は芥川賞の方がぴったりしていたように思える。この夏、92歳になったが、詩の世界での活動に対する情熱は衰えていないようだ。
《関連情報》
伊藤桂一詩碑建立記念誌「水車」を発行(詩人回廊)

「作家・伊藤さんの望郷の詩が石碑に 出身地四日市で除幕式」
 自身の戦場体験を基にした多くの小説を手がける四日市市出身の作家・伊藤桂一さん(92)の詩碑が、同市寺方町の大日寺に完成し、伊藤さんも出席して23日、除幕式があった。
 伊藤さんは、1917(大正6)年に三重県神前村(現四日市市寺方町)の同寺で、住職の子として生まれた。38年に召集され、復員後の46年から本格的な文筆活動を始めた。62年には自身の戦争体験を描いた「蛍の河」で直木賞を受賞、小説のほか、詩や短歌も多数残している。
 詩碑は、郷土の文学者をたたえようと、市内の文芸評論家ら10人が顕彰委員会を設立。東京に住む伊藤さんと詩碑建立について話し合いを進め、伊藤さんが生家近くにあった水車を懐かしんで詠んだ望郷の詩「水車(みずぐるま)」を碑に刻んだ。
 式には、伊藤さん夫妻のほか、東京や名古屋、九州などから関係者約80人が参加。伊藤さんが、幅1・6メートル、高さ0・9メートルの碑にかかった白い幕を引くと、濃い緑色の石に直筆の詩が浮かび上がった。
 伊藤さんは「こんな立派なものになるとは夢にも思わなかった。皆さんの気持ちを心に留め、それに応える努力をしたい」と語った。(土屋晴康)(中日新聞 09年8月24日)

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2009年9月15日 (火)

「1Q84」解読や評論、作中出典など関連本が続々と

 村上春樹の長編『1Q84』(BOOK1・2、新潮社)。関連本の刊行が相次いでいる。毎度、春樹作品は謎解きと深読みを誘うが、そのヒントが見つかるかもしれない。(山内則史)
 黄色い月と緑の月。「1Q84」を象徴する二つの月が表紙を飾るのが『「1Q84」村上春樹の世界』(洋泉社MOOK)。登場人物の相関図に始まり、スポーツクラブのインストラクターにして殺し屋の青豆の漫画やストレッチの再現、小説家志望の予備校講師、天吾が作る食事のレシピなど、この小説世界に多角的にアプローチしているのが楽しい。全48章を1ページずつ要約・解読していく構成は読みやすく、下段のコラムでは「ギリヤーク人」「非常階段」「地獄の黙示録」など、気になるテーマを取り上げる。お手軽な作りに見えて侮りがたい、充実した内容だ。
 執筆者の豪華さでは『村上春樹「1Q84」をどう読むか』(河出書房新社)が突出している。春樹作品の読解をリードしてきた文芸評論家・加藤典洋氏、オウム真理教の信者を映画で追った森達也氏、精神科医の斎藤環氏から「文学賞メッタ斬り!」でおなじみの大森望&豊崎由美コンビまで35氏が、超話題作を論じる。大絶賛派から否定派まで意見にかなり幅があるのが、読みどころだ。
 この中にも登場する仏文学者の鈴村和成氏は、『村上春樹・戦記/「1Q84」のジェネシス』(彩流社)を出した。『村上春樹とネコの話』『村上春樹クロニクル1983―1995』を著し、長年春樹作品を読み込んできた人ならではの内容で、過去の作品と新作を結びながら論じた書き下ろし評論「『1Q84』のジェネシス」は、力がこもっている。
 『1Q84』を純粋に、深く味わいたいという人にとって、もう一つの1984年小説は必読だろう。折良く高橋和久の新訳でジョージ・オーウェル『一九八四年』(ハヤカワepi文庫)が出た。編集部によると、あらかじめ新訳の話が進んでいたというが、2か月弱で6万部と好調。現代アメリカ文学の巨人、トマス・ピンチョンによる解説が、この小説が全く古びていないことを教えてくれる。
 作中に出てくる作品としてもう1冊、アントン・チェーホフ『サハリン島』もおさえておきたい。岩波文庫は品切れ中だった上下巻(中村融訳)を各5000部重版。中央公論新社『チェーホフ全集』(原卓也訳)と、ちくま文庫版全集(松下裕訳)の『サハリン島』もそれぞれ復活した。
 村上氏は実際にサハリン島を訪れている。旅の模様は都築響一、吉本由美氏との共著『東京するめクラブ 地球のはぐれ方』(文春文庫)で読める。サブ・テキストとして、要チェックだ。
 最後におすすめの1冊は大塚英志『物語論で読む村上春樹と宮崎駿』(角川oneテーマ21)。世界に通用する春樹作品と宮崎アニメの「物語構造」を分析・考察している。便乗本でないため、『1Q84』への言及はあとがき部分9ページに過ぎないが、村上作品の本質を鋭くとらえている。
 『1Q84』は18刷で、BOOK1が123万部、2は100万部。やや落ち着いたものの、「1Q84」現象はさらに続きそうだ。(09年9月14日 読売新聞)

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2009年9月14日 (月)

向田さんの幻のデビュー作発見

 作家の向田邦子さん(1929~81年)が脚本家としてデビューしたテレビドラマ「ダイヤル110番」(57~64年放送)の脚本4作が、14日までに見つかった。現在、内容が確認できる向田さんの脚本としては最も古い“幻のデビュー作”。創作活動の原点を示す貴重な資料といえそうだ。16日刊行の「向田邦子シナリオ集」(岩波現代文庫)第6巻に収録される。(09年9月14日 共同通信)

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2009年9月13日 (日)

小学館の文庫サイズの小説誌「STORY BOX(ストーリー・ボックス)」好調

小学館から刊行の文庫サイズ小説誌 持ち運びに便利な文庫サイズで、表紙は漢字2文字だけ。小学館が先月創刊した「STORY BOX(ストーリー・ボックス)」は、ユニークな判型とデザインが目を引く月刊小説誌だ。
 「小説好きの読者が足を運ぶのは文庫の棚で、小説誌は存在すらあまり知られていない。後発組なだけに、よりアクセスの多い場所に置いてもらうのが得策と判断した」と菅原朝也編集長。通常の雑誌とは違い、次の号が発売されてもそのまま文庫の棚に置かれる利点もある。
 最新の第2号のタイトルは「内閣」。俳優や劇作家としても活躍する室積光さんが小説「ザ・キャビネット」を連載するほか、森見登美彦、和田竜といった若年層に人気のエンターテインメント作家が名を連ねる。小説誌になじみの薄い読者を取り込もうと、挿絵の代わりに森山大道さんの写真を使った。
 2万5千部を刷った創刊号の売れ行きは好調。他誌にとっては大きな刺激になりそうだ。(産経ニュー09.9.13)

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2009年9月11日 (金)

第22回「小説すばる新人賞」は笹井リョウさんと月森すなこさん

 第22回小説すばる新人賞(集英社主催)は10日、早稲田大生、笹井リョウさん(20)の「桐島、部活やめるってよ」と、会社役員、月森すなこさん(46)の「なくしてしまったはずのもの」の2作品に決まった。応募総数は1266作品。賞金は各200万円。2作はともに、10月17日発売の「小説すばる」11月号に発表される。

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ツイッターで草稿公開し小説を宣伝!新城カズマさん

 小説家、新城カズマさんが、新作の小説「15×24(イチゴー・ニイヨン)」のプロモーションとして、草稿の一部をツイッターに投稿している。新城さんは8月末、公式ブログで「3000枚の原稿できあがってるのに1&2巻の売れ行き悪くて最後まで出ませんでした、じゃあ洒落にもならん」と書いており、宣伝方法を悩んでいたという。小説は全6巻で、25日から集英社スーパーダッシュ文庫で順次刊行される予定。(産経ニュース09.9.10)

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2009年9月10日 (木)

第18回山本七平賞に長谷川幸洋さん「日本国の正体 政治家・官僚・メディア-本当の権力者は誰か」

18回山本七平賞(PHP研究所主催)が10日、東京新聞・中日新聞論説委員、長谷川幸洋さん(56)の「日本国の正体 政治家・官僚・メディア-本当の権力者は誰か」(講談社)に決まった。賞金は300万円。

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2009年9月 8日 (火)

ゴマブックスが民事再生法の適用申請 ケータイ小説でベストセラーも

 帝国データバンクによると、ケータイ小説やタレント本の刊行で知られる出版社のゴマブックス(東京都港区)が7日、東京地裁に民事再生法の適用を申請した。負債額は約38億2千万円。
 ゴマブックスは昭和63年に設立された中堅出版社。ビジネス書から絵本まで取り扱い分野は幅広く、児童書「レインボーマジック」シリーズや「ちびギャラ」シリーズは累計150万部のヒットを記録。若者に人気のケータイ小説「赤い糸」シリーズも累計330万部のベストセラーになった。また、昨年は夏目漱石や太宰治ら日本の名作文学の横書きで発売し話題を呼んだ。産経ニュース(09.9.7)

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光文社PR誌「本が好き!」年内で休刊

 光文社は月刊PR誌「本が好き!」を12月発売号をもって休刊する。「出版不況」が理由という。同誌は平成18年創刊。主に書店などで配布しているが、年間1000円での定期購読者もいる。楊逸(ヤン・イー)さんや誉田(ほんだ)哲也さんの連載小説、エッセーなどが掲載され、部数は2万3000部。(産経ニュース09.8.29)

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2009年9月 7日 (月)

松浦寿輝(ひさき)さん「吃水(きっすい)都市」に第17回萩原朔太郎賞

松浦寿輝(ひさき)さん「吃水(きっすい)都市」に第17回萩原朔太郎賞

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第19回ドゥマゴ文学賞に平野さん

 第19回「Bunkamura ドゥマゴ文学賞」(主催・東急文化村)は3日、平野啓一郎さん(34)の「ドーン」(講談社)に決まった。副賞100万円。今年の選考委員は島田雅彦さん。「小説家の想像力を百パーセント生かした仕事」と評価した。

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2009年9月 6日 (日)

第1回島田荘司小説賞に台湾の王さん

 中国語で書かれた優れた推理小説に与えられる第1回「島田荘司推理小説賞」が4日、台湾在住の寵物先生(ミスター・ペッツ)(29)の「虚擬街頭漂流記」に決まった。同賞は推理作家の島田荘司さんの支持を受け、台湾の出版社が今年から主催した。受賞作は台湾だけでなく、日、中、タイでも刊行される。(産経ニュース09.9.4)

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小説などがコミック化されたものを読んだことがありますか?

(講談社『BOOK倶楽部メール』 2009年9月1日号)
・小説のコミック化作品…38%  ・映画のコミック化作品…10%  ・テレビドラマのコミック化作品…7%  ・読んだことはないが、好きな作品ならコミックも読みたい…17%  ・読みたいと思わない…25%  ・その他…2%
【Q4】今まで読んだコミックで最も魅力的なキャラクターは何ですか?
  1位)ドラえもん  2位)デューク東郷 (ゴルゴ13)  3位)ブラックジャック     ルフィ (ワンピース)  4位)アッシュ・リンクス (BANANA FISH)  5位)桜木花道 (スラムダンク)   野田恵 (のだめカンタービレ)
【Q5】「最高のトリック!!」と思ったミステリー作品は?
  ・すべてがFになる (森博嗣)  ・十角館の殺人 (綾辻行人)  ・クビキリサイクル (西尾維新)  ・占星術殺人事件 (島田荘司)  ・そして誰もいなくなった (アガサ・クリスティー)  ・容疑者Xの献身 (東野圭吾)
★『クビキリサイクル』 騙しの中にまた騙し、答えも実はまだ途中な、不思議な感覚になりました!
(鳥取県 K様 15歳以下)
★西尾維新先生の、クビキリサイクルです。 まさか、死体を利用してのトリックだとは思わなかったです。 そして、読み終わってからタイトルの凄さに気付かされました。(宮城県 S様 20代)
★『そして五人がいなくなる』(はやみねかおる) 人が死なないミステリーで、あんなにドキドキワクワクしたのは私が子ども だったからなのか。その後何度読み返してもドキドキワクワクしたのは
 トリックも含めこの作品が最高だからだと思う。(東京都 O様 20代)
★「ハサミ男」(殊能将之) 最後の方までハサミ男の正体に、まったく気づきませんでした。正体が
分かったときには「だまされた!」、「やられた!」と思うと同時に、なんだか爽快感がありました。(宮崎県 S様 20代)
★殊能将之の「ハサミ男」。叙述系トリックだが、真相がわかったときには、文字通り「えーっ!」と
叫んでひっくり返った覚えがある。(京都府 K様 30代)
★『殺戮にいたる病』(我孫子武丸)グロテスクな内容で、実際に起こりそうだったし、すごく怖かった。最後の1行でそれまでの話すべてを覆されて、本を読んでて「えええ!?」と叫んだのはあれが始めてでした(笑) (鹿児島県 N様 20代)
★アガサ・クリスティの「アクロイド殺し」。犯人が分かった時に「ええぇっ!」と声が出るほど驚いた。非常に楽しかった。(大分県 M様 20代)
★東野圭吾さんの「どちらかが彼女を殺した」です。犯人が明かされないので、必死に考えさせられました。何度もページを行ったり来たりしたのに、結局犯人をつきとめることができませんでした。
(東京都 K様 30代)
★「占星術殺人事件」初めて読んだときの衝撃は忘れません。ミステリ史上最初で最後のトリックだと思う。(東京都 S様 30代)
★衝撃を受けたのは、島田荘司さんの「占星術殺人事件」です。トリック自体はものすごく簡単なのですが、あれを思い付くという事が、もう、神の域だと思いました。(千葉県 S様 40代)
★綾辻行人、「十角館の殺人」最後のインパクトの度合いが、今まで読んだ作品の中で一番です。天地がひっくり返りました。(東京都 O様 30代)
★綾辻行人氏の「十角館の殺人」叙述ミステリーの傑作で、これは、絶対映画化できないと思います。
(福島県 T様 40代)
★すべてがFになる(森博嗣)コンピュータをあそこまで使ったトリックは、理系人間にしか描けないし、それを誰でも分かるように表面上解説しているのも見事。そして、さらに裏があることに気が付けば… (神奈川県 A様 30代)
★『すべてがFになる』森博嗣 今までなかった「完全犯罪」の形に驚愕しました。(兵庫県 T様 30代)

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2009年9月 2日 (水)

磯崎さん『終(つい)の住処(すみか)』が15万部突破

 第141回芥川賞を受賞した磯崎憲一郎さん(44)の『終の住処』(新潮社)の単行本が、発売約1カ月で15万部を突破した。全文掲載された月刊総合誌「文芸春秋」9月号の発売前に12万部を売り上げ、同誌発売後も順調に売れ行きを伸ばしているという。
 『終の住処』は、会社員の主人公と妻の関係を軸に、数十年の年月を緩急ある文体と描写で凝縮させた小説。新潮社の出版担当者は「村上春樹さんの『1Q84』は例外として、初版数千部からスタートする文芸書の中で非常に売れている」と話す。
 磯崎さんは三井物産勤務の商社マンで、サラリーマン生活のかたわら、小説を書き続けてきた。同社は「たくらみのある小説で、本好きからの評価が高い一方、一般の男性読者も多いようだ。磯崎さん自身に親近感を持って手にとっていただけているのでは」と分析する。
 一方、全文掲載された「文芸春秋」9月号の売れ行きも好調だ。文芸春秋の営業担当者は「単行本が売れると“相乗効果”で雑誌も売れる。芥川賞掲載号は通常より売れる傾向があるが、ここ数年でも上位の好成績」と話している。(09.8.30 産経ニュース)

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2009年9月 1日 (火)

第九回文学フリマの参加申し込み受付開始

「文学フリマ」公式サイト第九回文学フリマは12月6日(日)蒲田・大田区産業会館PIOで開催。

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2009年8月29日 (土)

第4回中公文芸賞に村山由佳さん

 第4回中央公論文芸賞(中央公論新社主催)の選考会が27日行われ、村山由佳さん(45)の「ダブル・ファンタジー」(文芸春秋)に決まった。副賞100万円。
 受賞作は夫のもとを出奔した35歳の女性脚本家が、6人の男性との遍歴を通じ、自らの性の極みを見つけようとする長編小説。選考会では、「女性作家がここまで書くかと衝撃を受けた。文学として昇華された並々ならぬ作品」と高く評価された。(09年8月28日 読売新聞)

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2009年8月27日 (木)

第8回新潮ドキュメント賞に蓮池薫さん「半島へ、ふたたび」(新潮社) 小林秀雄賞は水村美苗さん

 第8回新潮ドキュメント賞(新潮文芸振興会主催)の選考会が27日、東京・虎ノ門のホテルオークラで開かれ、日本人拉致被害者、蓮池薫さん(51)の「半島へ、ふたたび」(新潮社)が受賞した。また、第8回小林秀雄賞は、水村美苗さんの「日本語が亡びるとき」(筑摩書房)に決まった。賞金はともに100万円。
 「半島へ、ふたたび」は、初めてのソウル旅行を通じて、蓮池さんが24年間にわたって拉致生活を送った北朝鮮への思いや、帰国後に翻訳を通じて失ったものを取り戻していく過程を初めてつづった手記。
 会見で蓮池さんは「受賞なんて夢の夢と思っていたので、本当にびっくりしている」と笑みを浮かべた。さらに、「今後、北での生活を(もっと)書きたい気持ちはある。次に(北朝鮮から)帰ってくる人々に『夢を与えてほしい』と訴えていきたい」と述べた。
 選考委員の柳田邦男さんは「蓮池さんのものを見る目の鮮烈さ、表現力が高く評価された。韓国への旅を、拉致被害者としての北朝鮮体験、消しがたいトラウマと重ね合わせ、朝鮮半島の実像をリアリティーを持って描き出している」と評した。(09.8.27産経ニュース)

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2009年8月26日 (水)

第46回文藝賞は大森兄弟著「犬はいつも足元に」、藤代泉著「Re:」の2作

河出書房新社は第46回文藝賞の受賞作を大森兄弟著「犬はいつも足元に」、藤代泉著「Re:」の2作品に決めた。受賞作や選評は10月7日発売の「文藝」冬号に掲載する。大森兄弟は、愛知県生まれの看護師の兄(34)と会社員の弟(32)のペンネームで、受賞作は、原稿に手を入れ合う完全な共同作業による作品。共作が受賞するのは1962年に同賞が始まって以来初めて。兄弟の本名、現住所は非公開。兄は成城大法学部卒、弟は国士舘大法学部卒。

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2009年8月24日 (月)

「門」と「道草」に新解釈、 熊倉千之さんが、『漱石の変身』(筑摩書房)で提示

 罪の意識に満ちた小説と思われてきた夏目漱石の『門』と『道草』は、実は主人公の変身を示唆した前向きな物語だとする新たな解釈を、日本文学研究者の熊倉千之(ちゆき)さん(73)が、『漱石の変身』(筑摩書房)で提示した。
 『門』は友の恋人を奪って結婚した宗助の物語。友の出現におびえ、禅寺に救いを求めた宗助が心の平安を得られず終わる話と考えられてきた。
 熊倉さんは、『門』の作中、英語で書かれた「History of Gambling(博奕(ばくえき)史)」と、ふりがなをつけた「冒険者(アドヴェンチュアラー)」という言葉に注目する。悩み多い生き方をしてきた宗助が、人生を「賭け」て「冒険」に乗り出す「門」出の直前までを描いたとの解釈を示した。後の『道草』は、大学で教える主人公がもの書きになるまでを描いて『門』の後日談とした、と読み解いた。
 「『門』にはロンドン留学直前の、『道草』では留学後に東大講師を務めた漱石自身が投影されている。どちらも自らが作家へと変身する過程を通じ、これから世の中へ出る若者を勇気づけようとする意思が感じられる」という。米ミシガン大などで日本文学を教えていた熊倉さんは、これまでにも『漱石のたくらみ』で新解釈に挑んできた。「近代日本の知識人の典型とされた漱石は苦悩する姿が強調されてきた。それが誤解を生んでいる」と話している。(09年8月24日 読売新聞)

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2009年8月23日 (日)

第45回谷崎潤一郎賞は、該当作なし

 第45回谷崎潤一郎賞(中央公論新社主催)は20日の選考会で、該当作なしと決まった。

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2009年8月18日 (火)

読書感想文を書くのは好きですか?

(講談社『BOOK倶楽部メール』09年8月15日号)
・大好き。得意…8% ・どちらかといえば好き…18%  ・どちらでもない…19%  ・大嫌い。苦手…26% ・どちらかといえば嫌い…29%
【Q5】「海」を感じる作品、「海」で思い浮かんだ作品は?(BEST5)
  『老人と海』  (A・ヘミングウェイ)  『海辺のカフカ』(村上春樹)  『海底2万マイル』(ジュール・ヴェルヌ)  『海の底』   (有川浩)  『白鯨』    (ハーマン・メルヴィル)
★『十五少年漂流記』(ジュール・ベルヌ)序盤の荒れ狂う海を乗り切ろうとする少年たちの勇敢さに心を打たれます。(茨城県 O様 20代)
★「海の底」(有川浩)迫ってくるリアリティがありました。ジョーズ以上の恐怖感!(埼玉県 M様 20代)
★「イルカの島」(アーサー・C.クラーク)
 とても綺麗ないい作品だと思うし、イルカが住める地球を残したいと思った。(千葉県 B様 30代)
★「海底二万里」(ジュール・ヴェルヌ)潜水艦の出現を予言したとも言われているこの小説は、海中の世界の雄大さが抜群の想像力で描かれており、世紀を超えた名著です。(島根県 M様 30代)
★「終戦のローレライ」(福井晴敏)水圧までをも感じられるような臨場感。(神奈川県 K様 30代)
★「ゲド戦記・さいはての島へ」(アーシュラ・K. ル・グウィン)海を渡り、様々な人々と出会いながら続けられる主人公達の旅がとても印象的で、自分には船旅の経験が無いにもかかわらず、船で旅した気持ちにさせられました。実際に潮風に吹かれてい…… (東京都 S様 40代)
★『絶海にあらず』(北方謙三)藤原純友強い。そして自由だ。思いがけないラストが待っています。
 (岡山県 O様 40代)
★「赤いろうそくと人魚」(小川未明)子供の頃ですが、悲しくて悲しくて、読み終えてしばらく海鳴りが頭の中から 去りませんでした。(大分県 T様 50代)
★「海辺の王国」(ロバート・ウェストール)戦時中に孤児になってしまった少年が飼い犬とともに海辺などを旅して成長していく物語です。結末で現実を突きつけられ…… (鹿児島県 U様 ?)

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2009年8月15日 (土)

文庫フェア真っ盛り

文芸文庫を中心とした夏の文庫フェアが真っ盛りのなか、アスペクトと廣済堂あかつきの雑学文庫が好調だ。アスペクトの文庫版「死ぬかと思った」(林雄司編)シリーズ4点の累計発行部数がこのほど、約56万部に到達。7月26日付の日販の文庫ランキングでは、文芸作品が軒並み上位を占めるなか、『思考の整理学』(筑摩書房)とともに上位に食い込んでいる。廣済堂あかつきの『すごい!ホメ方』(内藤誼人著)は2007年の刊行だが、今年に入ってから営業担当者の地方営業で火が付き、8月までに5回重版。8月3日現在で累計7刷・5万4000部の発行を決めている。
 アスペクトの同シリーズは、今年3月に1巻(初版8万5000部)、2巻(同7万5000部)を同時に発売。続けて、7月には3巻(同7万部)、4巻(6万部)を同時に刊行した。8月3日現在では、1巻が累計24万1000部(7刷)、2巻が同14万7000部(7刷)の発行(ともに7刷は7月11日出来)。3巻は同9万1000部(3刷)、4巻は同8万3000部(4刷)を発行している。
 とくに、売行きがいいのが駅前・駅中や空港の書店。第1巻の売行き調査(アスペクト)によると、BOOKEXPRESS桜木町店が7月24日までで1600冊以上を販売して断然トップ。そのほか、三省堂書店成田空港店や丸善横浜ポルタ店が4ケタに手が届いているという。巻数ものの売行き傾向と同じく、巻を重ねるごとに、第1巻の売行きが上昇している。客層は男性4、女性6。小学生から60代と幅広く読まれているという。
同書の親本はすでに9巻までを発行しており、コミック作品も2点あるという。今後は年内に文庫の続刊などを発行するほか、映像化も検討しているが、まずはシリーズ4点で累計100万部を目指す。
 廣済堂あかつきの『すごい!ホメ方』は07年9月に初版2万1000部を発行したものの、08年7月の4000部重版で動きは止まっていた。しかし、今年からブックスキヨスククロスト店や札幌弘栄堂書店アピア店など一部の書店の仕掛けで火が付き、今年6月からは紀伊國屋書店全店での展開が始まるなど大手チェーン店にも波及している。その結果、今年3月に3刷・4000部、4月に4刷・5000部、7月には5刷・1万部、6刷・6000部を発行。8月7日出来の7刷・4000部も決まり、立て続けに版を重ねている。
 当初はビジネスマンや就職活動の大学生が客層の中心だったが、現在では若い男女などにも読者層が広がってきているという。(新文化09/8/6号)

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2009年8月14日 (金)

第21回日本ファンタジーノベル大賞に遠田氏と小田氏

  第21回日本ファンタジーノベル大賞(読売新聞東京本社・清水建設主催、新潮社後援)の選考結果が12日発表され、大賞は大阪府の主婦、遠田潤子さん(とおだ・じゅんこ)さん(43)の「月桃夜(げっとうや)」と大阪府の無職、小田雅久仁(おだ・まさくに)さん(35)の「増大派(ぞうだいは)に告ぐ」に決まった。賞金は各300万円。

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2009年8月13日 (木)

「第19回紫式部文学賞」に、桐野夏生さん「女神記(じょしんき)」(角川書店)

京都府宇治市は、女流文学を対象にした京都府宇治市は11日、女流文学を対象にした「第19回紫式部文学賞」に、桐野夏生さん(57)作の「女神記(じょしんき)」(角川書店)を選んだ。「女神記」は古事記のイザナキ、イザナミの物語を題材にし、主人公の巫女(みこ)が夫に対して抱く激しい愛憎などを描いた作品。

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2009年8月12日 (水)

文庫サイズ小説誌「STORY BOX(ストーリーボックス)」を創刊=小学館

 小学館が新しい小説誌「STORY BOX(ストーリーボックス)」を創刊した。若者に人気の高い森見登美彦、医療小説の仙川環から、歴史小説の飯嶋和一や和田竜まで、エンターテインメント作家中心に連作や連載が並ぶが、特にユニークなのはその判型。
 「オール読物」(文芸春秋)、「小説現代」(講談社)など、A5判がほとんどの小説誌の常識を破る文庫サイズ。流通上も「雑誌」ではなく小学館文庫の書籍として毎月刊行される。
 創刊号は2万5000部。菅原朝也編集長は、「小説の読者が、単行本や文芸誌・小説誌の売り場より、文庫の棚に足を運ぶようになっている。それなら、小説誌は文庫の棚に置かれるべきだと考えた」と語る。発売月が過ぎても棚に置いてもらえたり、印刷コストが安く済んだりする利点もあるという。
 確かにこの数年、佐伯泰英、堂場瞬一らの文庫書き下ろし作品のヒットや、文庫化された後、人気が沸騰する小説など、文庫の活況が目立つ。当初、「小説新潮」の別冊として出たアンソロジー「Story Seller(ストーリーセラー)」(新潮社)も、文庫化され9万4000部にまで版を重ねている。
 小説誌が売れなくなり、単行本の原稿を集めるための「集稿装置」化していると言われ久しい。書籍化後の収益を見込み赤字の雑誌を出し続けなければならないことは出版社のジレンマになっている。元気な文庫に活路を求める今回の創刊の成否は未知数だが、売り場の問題で、読者を逃してきた雑誌は案外多いのかもしれない。(佐藤憲一)(09年8月11日 読売新聞)

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2009年8月 6日 (木)

村上春樹「ノルウェイの森」が1千万部突破

 作家村上春樹さんが1987年に発表した小説「ノルウェイの森」(上下巻)の単行本と文庫本の総発行部数が、5日の増刷分で1千万部を超えたことが分かった。
 発行元の講談社によると、単行本は上下巻合わせて454万4400部。文庫本は旧版と新版が出ており、新版の増刷により計4巻で545万9千部に。累計で1千万3400部となった。
 同社は「映画化が発表されたころから売れ行きが伸びた。『1Q84』のヒットも影響していると思う」としている。(09.8.5 産経ニュース)

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2009年8月 3日 (月)

【Q1】雑誌は読みますか?

(講談社『BOOK倶楽部メール』 2009年8月1日号)
・決まった雑誌をよく読む…32% ・いろいろな雑誌をよく読む…14%・たまに読む…30% ・めったに読まない…19% ・読まない…4%
【Q2】雑誌は買いますか?
・書店で買う…50% ・コンビニで買う…8% ・駅売店などで買う…1%・買わずに立読みする…18% ・借りて読む…7% ・その他…16%
【Q3】定期的に読んでいる雑誌、好きな雑誌は? (BEST5)
「ダヴィンチ」←圧倒的!! (@_@;)/「週刊少年ジャンプ」/「メフィスト」/「サライ」/「週刊少年マガジン」
【Q4】“勇気をもらえる本”
  『ブレイブ・ストーリー』(宮部みゆき)/『十二国記シリーズ』(小野不由美)/『一瞬の風になれ』(佐藤多佳子)/
★「青空のむこう」(アレックス・シアラー)この本を読むたび、自分はまだ頑張れる気がしてくる。(東京都 M様 15歳以下)★「かたあしだちょうのエルフ」(おのきがく)悲しいけれど、エルフの勇姿を見ているとこっちも勇気が湧いてくる。(静岡県 S様 10代)★あさのあつこさんの「NO.6」に勇気をもらいました。逆境にあってもひたむきにガンバって生きる姿に元気をもらいました。(愛知県 H様 10代)★金城一紀『FLY,DADY,FLY』やる気と勇気を一緒にもらえる作品。ヨレヨレだったのがシャッキリする感じです。(埼玉県 Y様 20代)★「夜のピクニック」(恩田りく)青春に戻って、またがんばろうと思わせてくれるところが良いです。内容は、淡々と進むのに読んだ後、次がんばろうって気にさせてくれます。(神奈川県 A様 20代)★太宰治「正義と微笑」ほの暗い後ろ向きな話しで有名な太宰ですが、この作品は「僕には、僕の道があるのだ。それを、まっすぐに追究して行けばいいのだ。」というストレートで前向きなな言葉が印象的で勇気が…… (神奈川県 H様 30代)
★「神様からひと言」(萩原浩)新卒入社でクレーム対応部署に配置された主人公が、それなりに奮起して、一くせも二くせもある部署の先輩と共に活躍し、やがて大団円へ行くストーリーは読んでいて勇気が涌いてきます。(島根県 M様 30代)★『ゲド戦記 影との戦い』(ル・グウィン)自分の犯した間違いを認め正すのも自分だと教えてくれた。(東京都 J様 40代)★『エンデュアランス号漂流』(アルフレッド・ランシング)南極の海で漂流し、なんとか生還した実話。絶対に生きて帰るのだという姿勢が“勇気”をくれます。(岡山県 K様 50代)★「十二番目の天使」(オグ マンディーノ)
 生きるとはこういうことだとわかる、それだけです。(埼玉県 N様 60代)★「アルジャーノンに花束を」(ダニエル・キイス)絶望しか先にないと解っていても、一歩を踏み出す勇気を教えてくれる。(兵庫県 H様)

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2009年7月30日 (木)

第21堺自由都市文学賞に小川栄さん

 堺市などが主催する「第21回堺自由都市文学賞」(読売新聞大阪本社など後援)の受賞作が28日、発表され、千葉県市川市の主夫作家、小川栄さん(52)の小説「聞きます屋・聡介」が選ばれた。小川さんには副賞100万円と読売新聞大阪本社賞30万円が贈られる。


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2009年7月26日 (日)

「フォーブス」日本版が9月で休刊

 月刊経済誌「フォーブス日本版」が、9月発行の11月号を最後に休刊することが分かった。出版元のぎょうせいが23日、明らかにした。同社によると部数の落ち込みが原因。同誌は92年に創刊され、世界長者番付などを掲載してきた。(毎日新聞7月23日)

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2009年7月25日 (土)

「1Q84」が1、2巻とも100万部達成

都内の書店店頭に並ぶ、村上春樹さんの5年ぶりの新作長編小説「1Q84」 新潮社は23日、村上春樹さんの長編小説「1Q84」(全2巻)の2巻目「BOOK2」が100万部に到達すると発表した。「BOOK2」は同日、4万部の増刷が決定。「BOOK1」は5万部の増刷で123万部となった。同書は5月29日の全国発売以来、2カ月足らずで各100万部突破の“ダブルミリオン”を達成した。

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「第16回小学館ノンフィクション大賞」に、河合香織氏と須藤みか氏

小学館は 7月24日、「第16回小学館ノンフィクション大賞」に、河合香織氏の「ウスケボーイズ-日本ワインの革命児たち」と須藤みか氏の「エンブリオロジスト-いのちの素を生み出す人たち」の2作品を決めた。応募総数は432編。

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2009年7月24日 (金)

未完成作品歓迎…若者向け文学新人賞

 10代や20代の有望な書き手を発掘しようと、出版各社がユニークな文学新人賞を始めている。
 若さゆえのエネルギーや感性を重視するから完成度は二の次で、最初から“未完作品募集”をうたう賞も。先日、芥川賞に決まった礒崎(いそざき)憲一郎さんが40歳を過ぎてデビューしたように、既存の新人賞は経験豊富で文章も巧みな作品が評価されるケースが多い。
 荒削りな原石をいち早く見つけ、大化けさせる狙いがあるようだ。逆転の発想は出版不況を打破できるのか。
 講談社は5月、29歳以下の新人を発掘する文芸レーベル「Birth」の刊行を始めた。毎月作品を募集し、優秀作の単行本を毎月刊行する。年1、2回が通例の賞選考を毎月行うという変わり種で、6月刊行作品の著者はともに20代半ばだった。表紙を手がけるイラストレーターも含め、今後3年で100人以上をデビューさせる計画という。
 「情熱が先走りして欠点も多い10、20代の人の作品は、既存の新人賞では賞を逃すケースが一般的。荒削りな若い才能に、もっと作家デビューのチャンスを与えたかった」と、講談社文芸X出版部の蓬田(よもぎだ)勝部長は説明する。
 求めるのは、完成された小さな作品より感性を感じさせる失敗作。だから、デビューの可否は作品の完成度では判断しない。可能性を感じた作品の作者には編集者が会い、場合によっては大幅な手直しを求める。出版を決めるのは、原稿の直し方を見てからだ。
 蓬田さんは「編集者が早い段階で接触することで、原稿直しのうまさや教養などプロ作家に必要な総合力も見られる」と強調する。
 幻冬舎が昨年始めた10代限定の「蒼き賞」は、物語のあらすじと第1話だけを募る。約3000に上る応募作から、6人が約2カ月間にわたってウェブ上で10話完結連載に挑戦。編集者とタッグを組んで作品を練り上げていく。
 幻冬舎第三編集局の壺井円(まどか)さんは「文学には、もやもやしたエネルギーを文字で発散するという側面もある。アイデアはあるのに書き方がわからない、という若い人に挑戦してほしかった」。今年1月にはグランプリ作品「孤独星」などを収めた作品集を刊行。計3人がデビューを果たした。
 新人賞選考に詳しい文芸評論家の伊藤氏貴(うじたか)さんは「10代や20代の感性でしか書けない優れた作品があるのは事実。若者が応募できる場所を増やす意義は大きいはず」と指摘する。
 小学館は平成18年から小学生を対象にした「12歳の文学賞」を開始。第2回大賞を受けた岩手県内の小学5年生(当時)の小説は今年5月に単行本として刊行され、一部書店でベストセラーランキングに入った。
 新たな才能の発掘は、不況に直面する出版界の将来を左右する。20代以下から話題作が生まれれば、追随する動きが広がりそうだ。(海老沢類)(産経ニュース 7月23日)


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2009年7月22日 (水)

第7回開高健ノンフィクション賞に中村安希(あき)さん

 第7回開高健ノンフィクション賞(集英社主催)は18日、三重県在住の中村安希(あき)さん(30)の「バックストリートの星たち」に決まった。2年間にわたるユーラシア、アフリカ大陸の旅をつづった。副賞300万円。

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2009年7月20日 (月)

「法政文芸」第5号に漂う途上の幸福感

「法政文芸」第5号(法政大学国文学会)が出た。特集が「土地の力/場所の力」で、これをテーマに「日本全国ご当地&出身作家紹介」の一覧が組まれている。
 評論のなかに「群像」新人賞受賞者の永岡杜人「<路地の奥の、何か>――リービ英雄と中国大陸」があるが、この執筆は受賞前のもので、結果的に受賞第1作になるそうだ。
 テーマ関連で、いしいしんじインタビュー「“小説を生きる”ということ」(聞き手=岩瀬さゆり・徳西萌)がある。これは、いしい氏の作風をしのばせる芒洋としたもので、いいかげんに応えているうちに、聞き手が真面目にしつこいので、うだうだとしてしまう。そこがなんとなく、無から有を生む文学性に富んでいるのが面白い。
 その他、赤江瀑、大城立裕、笠原淳、堀江敏幸の関連エッセイがある。各教授ゼミの習作などもある。
 巻頭のエッセイの齋藤慎爾「芭蕉変幻」では、サリンジャーが芭蕉の句を導入していることから、彼の隠遁生活と関連させている。
 なんとなく啓蒙的色彩と学習から研究に移行する段階の雰囲気があって、まだこれから成熟途上にある文学ファンのために、というような幸福感の漂う編集になっている。

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2009年7月19日 (日)

著者メッセージ: 『地雷のない世界へ』 大塚敦子さん

(講談社『BOOK倶楽部メール』 2009年7月15日号)
★地雷のない世界へ はたらく地雷探知犬
http://cz.kds.jp/cl/D12201000290.17.66775.1756189
 みなさんもごぞんじのように、私たちの社会では人間のために働いてくれる犬たちが、たくさん活躍しています。盲導犬、介助犬、聴導犬、災害救助犬、麻薬探知犬などなど。でも、「地雷探知犬」のことはあまり知られていないのではないでしょうか。
 名前だけは聞いたことがあっても、犬がどうやって地雷を探すのか、数年前までは、私もよく知りませんでした。初めて実際に地雷探知犬が仕事をするところを見たのは2005年。こんな危険でむずかしい仕事ができるようになるには、どんな風に育ち、どんな訓練を受けるのだろう。取材で訪れたボスニアの地雷原で働く犬たちの姿を見て、私はもっと地雷探知犬のことを知りたくなりました。そこで、2007年、ボスニアで生まれた子犬たちが地雷探知犬としての訓練を受け、その後カンボジアで活躍するようになるまでを追うことにしたのです。
 戦争が終わっても地雷はずっと人々の生活を脅かし続けます。それは、地雷の危険がある場所では、誰も安心して普通に暮らすことはできないからです。
 カンボジアでは、地雷が人々の生活圏のすぐそばにあり、人々は生きるために、地雷の埋まっている場所を通らざるをえません。大多数の人が農業で暮らしを立てているカンボジアで、自分の田んぼを耕す農夫が、水くみに行った女性が、林に薪を取りに行った子どもが、被害にあっているのです。もし地雷を踏んでしまったら、命を落とすか、手足を失うなどの大けがをするのですから、本当に恐ろしいことです。
 地雷のことを聞いたことはあっても、平和な国に暮らす私たちにはなかなかピンとこないものです。でも、犬たちが人間のために地雷を探してくれること、立派な地雷探知犬になるために、ほんの小さな子犬のころから訓練を受けることを知って、みなさんがこの問題に関心を持ってくれることを願っています。(大塚敦子)

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2009年7月18日 (土)

第31回ノンフィクション賞は佐野眞一『甘粕正彦 乱心の曠野』(新潮社)=講談社

講談社は7月16日、第31回ノンフィクション賞に佐野眞一著『甘粕正彦 乱心の曠野』(新潮社)い決めた。第25回エッセイ賞は青柳いづみこ著『六本指のゴルトベルク』(岩波書店)と向井万起男著『謎の1セント硬貨』(講談社)の2作が受賞、第25回科学出版賞は大河内直彦著『チェンジング・ブルー』(岩波書店)に決まった。

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2009年7月16日 (木)

芥川賞に磯崎さん 直木賞に北村さん

第141回芥川賞が磯崎憲一郎さん(44)の「終(つい)の住処(すみか)」(新潮6月号)、直木賞が北村薫さん(59)の「鷺(さぎ)と雪」(文芸春秋)に決まった。
 初めて芥川賞の候補に挙がったイラン人のシリン・ネザマフィさん(29)は受賞を逸した。
 磯崎さんは三井物産(東京・大手町)の人事総務部人材開発室次長を務める商社マン。会見場の東京・丸の内の東京会館に黒のスーツにノーネクタイ姿で現れた。「非常にうれしい。私という個人の自意識のためではなく、小説という大きな流れの一部になるために書き続けていきたい」と喜びを語った。
 磯崎作品は、30歳を超えて結婚した男の約20年の人生を描く。浮気を重ねつつ、出世していく主人公。人生における「時間の流れ」が印象づけられる。
 直木賞の北村さんはベテランらしく落ち着いた表情。「以前、山口瞳さんの作品に“直木賞待ち”のことが出てきたが、まさか自分が6回も直木賞待ちをするとは思わなかった。冗談ではなく、長い年月の間、候補に選んでいただける作品を書けたことがうれしい」と喜びを語った。
 北村作品は昭和初めを舞台にしたレトロ・ミステリー。女子学習院に通う令嬢が女性運転手と共に、失踪(しっそう)した子爵の秘密を解くなどの3編を収録。3部作として構想された「ベッキーさん」シリーズの完結編。知的で端正な筆致で、時代に忍び寄る不穏な影を描く。【棚部秀行、内藤麻里子】 ◇「知的に構築」磯崎作品
 選考委員の山田詠美さんは「知的に構築された作品。インスピレーションだけでなく、きちんと時間軸を設定し、小説でしかあり得ない言葉を考えている」と評した。
 ◇「文体に安定感」北村作品
 選考委員の浅田次郎さんは「昭和初期という難しい時代を、資料の読み込みや取材で生き生きと描いた。プロとして作風や文体に安定感があり、安心して読めた」と述べた。
 【略歴】磯崎憲一郎(いそざき・けんいちろう)さん 千葉県我孫子市出身。早大商学部卒。会社勤務を続けながら作品を発表。07年「肝心の子供」で文芸賞。08年「眼と太陽」が初めて芥川賞候補に。東京都世田谷区在住。家族は妻と2女。
 【略歴】北村薫(きたむら・かおる)さん 埼玉県生まれ。早稲田大第1文学部卒。県立高校教諭の傍ら89年「空飛ぶ馬」でデビュー。91年「夜の蝉」で日本推理作家協会賞、06年「ニッポン硬貨の謎」で本格ミステリ大賞。埼玉県杉戸町在住。候補6回目での受賞。(毎日新聞7月16日)

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2009年7月15日 (水)

第141回芥川賞に磯崎憲一郎さん、直木賞に北村薫さん

 第141回芥川賞、直木賞の選考会が15日開かれ、芥川賞には、磯崎憲一郎さんの「終(つい)の住処(すみか)」(「新潮」6月号)に決まった。直木賞には、北村薫さんの「鷺と雪」(文藝春秋)が選ばれた。
磯崎さんは、受賞によって、発表する場が確保されたことがうれしい、と語った。

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2009年7月11日 (土)

出版8社が新販売制導入へ!26タイトルを配本

 中堅出版社8社は、書店の利益率を上げ、返本を抑制するため新しい仕組みとして共同責任販売制「35ブックス」を導入する。参加するのは筑摩書房、河出書房新社、中央公論新社、平凡社、早川書房、二玄社、青弓社、ポット出版。これまでの委託販売制では、本の定価に占める書店側の取り分は約22~23%だったが、新制度では35%に引き上げる。一方、売れ残った本の書店からの返本について、出版社は従来より低率の35%で引き取り、返本抑制を図る。8社は品切れになっていた本の復刊や既刊、新刊など26タイトルを11月上旬から配本する。(産経ニュース09.7.11)

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携帯の「電子雑誌」で「AERA」、「SPA!」、「週刊ダイヤモンド」(ダイヤモンド)など参加

 電通は8日、国内で出版されている雑誌のコンテンツ(情報の内容)を「電子雑誌」として携帯電話に有料配信するサービスを今夏から始めると発表した。これまでも自社コンテンツを独自に配信する例はあるが、異なる出版社の雑誌をまとめて配信するのは初めて。講談社や小学館、新潮社など約20社が参加する予定だ。
 サービスは、米アップル社の携帯電話「iPhone(アイフォーン)」の利用者向けに始め、他社の高機能携帯(スマートフォン)にも拡大する。電通とソフト開発会社のヤッパ(東京都渋谷区)が共同開発した雑誌を閲覧するためのソフトである「MAGASTORE(マガストア)」を携帯サイトから一度ダウンロード(料金115円)すれば、雑誌の最新号やバックナンバーを115円~600円程度で購入できる。参加が決まっている雑誌は、「AERA」(朝日新聞出版)、「SPA!」(扶桑社)、「週刊ダイヤモンド」(ダイヤモンド)など約30誌。(09年7月9日 読売新聞)

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2009年7月10日 (金)

作家・林真理子さん,脳科学者の茂木健一郎氏の講演も,「第16回東京国際ブックフェア」

「第16回東京国際ブックフェア」が7月9日~12日まで4日間にわたり東京ビッグサイト(江東区)で開催されている。今年は世界30カ国から800社が出展し、過去最多となった。
 基調講演もあり9日には、評論家・作家として活躍する姜尚中(カン・サンジュン)東京大学大学院教授が『「悩む力」で“現代の古典”を発掘する』をテーマに満員の聴衆を集めた。11日には、作家・林真理子さんが『素敵な人生を送るために~「読書」の楽しさ。大切さを伝えたい~』、12日には脳科学者の茂木健一郎・ソニーコンピューターサイエンス研究所シニア・リサーチャーによる『茂木流「読書のすすめ」』の講演もある。

 また、デザイン関係者には、第43回造本装幀コンクールの入賞作品の発表展示会が関心を集めていた。一般の読書人向けには、洋書バーゲンコーナーや(株)八木書店と第二出版販売(株)の開催するバーゲンブックフェアなどが人気。また、有力出版社の割引セールもあり、ついで買いする入場者も少なくない。
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2009年7月 3日 (金)

第4回ポプラ社小説大賞、「該当作なし」

ポプラ社は、第4回ポプラ社小説大賞の選考結果を発表。大賞については、第2回、第3回に続き授賞を見送った。優秀賞も該当作なしとなった。最終選考作品は次の通り。小松エメル著『雪洞や、雪洞や』、佐藤菁南著『ストラグル』、花魚・クジョー著『エイリアンギターネイバーフッド』、佳原衣里著『ひらさか』、宮原さと子著『色とりどりの』。

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2009年7月 2日 (木)

第141回芥川賞、直木賞候補作決まる

 第141回芥川賞、直木賞(日本文学振興会主催)の候補作が1日発表された。初候補は芥川賞が戌井昭人、シリン・ネザマフィ、藤野可織、松波太郎の4氏、直木賞が西川美和さん。ネザマフィさんはイラン人で、日本語を母語としない外国人の芥川賞候補は昨年受賞した中国人の楊逸さんに次いで2人目。選考会は15日午後5時から東京都中央区の「新喜楽」で開かれる。候補作は次の通り。(敬称略)
 【芥川賞】磯崎憲一郎「終の住処」(新潮6月号)▽戌井昭人「まずいスープ」(新潮3月号)▽シリン・ネザマフィ「白い紙」(文学界6月号)▽藤野可織「いけにえ」(すばる3月号)▽松波太郎「よもぎ学園高等学校蹴球部」(文学界5月号)▽本谷有希子「あの子の考えることは変」(群像6月号)
 【直木賞】北村薫「鷺と雪」(文芸春秋)▽西川美和「きのうの神さま」(ポプラ社)▽貫井徳郎「乱反射」(朝日新聞出版)▽葉室麟「秋月記」(角川書店)▽万城目学「プリンセス・トヨトミ」(文芸春秋)▽道尾秀介「鬼の跫音」(角川書店)。

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2009年6月30日 (火)

 「野間宏の会」奥泉光さんらがシンポジウム!人間探求こそ文学

 第17回「野間宏の会」のシンポジウム「文学よ、どこへゆく?-世界文学と日本文学」が東京都新宿区の日本出版クラブ会館であり、作家の奥泉光さんらが自身の文学観や、戦後文学の旗手として活躍した野間への思いを語った。
 奥泉さんは「一言で言えば、文学とは『人間とは何か?』と探求するもの。日本語の小説世界の中でその問いを最も追求したのが(野間をはじめとする)戦後派だった」と振り返った上で、「切実さこそ失っているが、人間のあり方への問いは今後も消えない」と話した。
 「光ばかりできれいな言葉があふれる中に闇を取り戻すのが文学だと思う」と話したのは作家の姜信子さん。「野間作品に感じるのは執念深さ。楽しかったという気持ちを表現するのに、『楽しかった』という言葉を使わずに10ページ書いてくるような。そういうのを忘れた文章が多いから、最近の小説はあまり読まないんです…」と話し、会場の笑いを誘った。
 また、私小説で知られる作家の佐伯一麦さんも、自身とは作風が違う野間作品を高校時代に愛読し、影響を受けたエピソードを披露した。(産経ニュース09.6.29)

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2009年6月28日 (日)

太宰治の直筆はがき発見!小説モデルの友人らに送る

 今月19日に生誕100年を迎えた作家、太宰治が短編小説「散華(さんげ)」のモデルにしたとされる岩手県花巻市出身の友人、三田循司さんらにあてた直筆のはがき5通が、花巻市の三田さんの実妹宅に保存されていることが27日までに分かった。
 三田さんは、東京帝大在学中から太宰と交流があり、詩人を志していたが、出征し、25歳の若さで戦死した。散華には同名の若者が登場する。
 はがきのうち4通は、病気がちな三田さんの体調を気遣う内容で「青春の病い、と思えば、美しくなるじゃないか。夜のつぎには、朝が来る」「生きているあいだ苦闘すべきものと思います。苦しみが、生き甲斐だと思います」と書かれていた。残る1通は三田さんの弟にあてて、物をもらったお礼を太宰が書いたものだった。
 はがきは三田さんの詩の遺稿などとともに、実妹宅の物置の段ボール箱に保管されていた。
 山内祥史神戸女学院大名誉教授は「太宰と三田さんは今回の5通を含め書簡の往復があったとみられ、これらのやりとりから散華の着想を得たのでは」と指摘。「太宰は実体験と虚構を織り交ぜて小説を書いたとされ、太宰文学の研究に貴重な資料となる」と話している。(09年6月27日共同)

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2009年6月26日 (金)

舞城氏「好き好き大好き超愛してる。」が第2回「大学読書人大賞」に

全国の大学の文芸サークルに所属する学生が「大学生に読んで欲しい本」を選ぶ第2回の「2009大学読書人大賞」の贈賞式が6月11日、東京・神楽坂の日本出版クラブ会館で行われ、首都圏の大学から12サークル、学生、関係者など約150人が参集した。
 大賞を受賞した『好き好き大好き超愛してる。』(講談社文庫)の著者・舞城王太郎氏は、公の場には一切登場しない覆面作家。そのため当日は、舞城氏の代わりに講談社文庫出版部・新町真弓氏が出席し、賞状と副賞の図書カード、記念品の学帽を受け取った。
 新町氏は受賞の挨拶で、舞城氏より預かってきたという手紙を代読。文中で舞城氏は、覆面で活動する理由を「読者の方々に、できるだけ余計な知識や情報を持たず、小説を読んで頂きたい」からと語った。
 同時に表彰を受けた同書の推薦者で、立教大学文芸思想研究会・緒方勇人氏は、「舞城先生の不在は、僕たち読者が作品から抱くイメージを尊重したいという、先生流の配慮ともいえる。だから僕たちは先生の不在を残念がる必要はなく、それぞれが思い描く舞城先生を祝福すればいい」と語った。 その後の質疑応答も贈賞式同様、大学生からの質問に対する舞城氏の回答を、新町氏が代読。その際、舞城作品に登場する架空の作家・愛媛川十三が質問に答えるなど、ファンには嬉しい演出が見られた。
なお、第3回の応募は今秋からを予定している。(新文化009/6/18号)

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2009年6月23日 (火)

【Q1】江戸川乱歩作品を読んだことがありますか?

(講談社『BOOK倶楽部メール』09年6月15日号)
・ほぼ全作品読んだ…6%/・半分以上は読んだ…13%/・何作か読んだ…45%/・1作は読んだ…10%/・読んだことがない…26%
【Q2】江戸川乱歩作品を読んだのはいつ頃ですか?
 ・小学校入学前…1% ・小学校低学年…12% ・小学校高学年…43%  ・中学生…17% ・10代後半…13% ・20代前半…8% ・20代後半…3% ・30歳以上…3%
【Q3】江戸川乱歩作品でいちばん好きなものは?(BEST5)
1位)『怪人二十面相』←「少年探偵」とは別に集計
2位)『少年探偵』← 「怪人二十面相」とは別に集計
3位)『人間椅子』
4位)『屋根裏の散歩者』
5位)『黒蜥蜴』
★『人間椅子』読了後、ぞっとした。しばらく厚みのある椅子には座れなかった。(埼玉県 H様 20代)★「人間椅子」小学校2年くらいの時に読んで、しばらく椅子が恐くなりました。人が入る余地のない学校の椅子ですら恐かったのを覚えています(東京都 N様 30代)★「屋根裏の散歩者」今読めばなんてことないんでしょうが、10歳そこそこで読んだ時には大人の 秘め事をのぞき見た感じでドキドキしました。(愛知県 A様 30代)★「屋根裏の散歩者」高校生の時だったと思うが、それまでに読んだ小説の中で、変な恐怖を覚えて、夜寝るとき、天井裏に誰かいるのではないかと気になり、寝られない幾夜かを過ごした経験がある。以来乱歩のファンに… (千葉県 S様 60代)★「芋虫」「乱歩=推理小説家」というイメージを脱却させた作品です。予想外のメッセージ性に打ち砕かれた、いい意味で“乱歩らしからぬ”作品だと思います。(東京都 A様 20代)★「芋虫」 グロテスクだけど、人間の極限がきちんと描かれている。一度読むと忘れられません。(大阪府 I様 30代)
★「二銭銅貨」です。最後のあっと驚く仕掛けが好きです。(岡山県 Y様 20代)★「二銭銅貨」優れた暗号小説でありながら、どこか落語めいていて、処女作とは思えない 雰囲気をたたえています。(埼玉県 C様 40代)★「陰獣」 乱歩作品特有の妖気的魅力と本格推理の味わいが結合した傑作。
(大阪府 T様 40代)★中学生の時にはじめて読んだ「心理試験」が一番印象に残っている。犯人の完璧とも思える心理試験対策が明智に見破られる瞬間の恐怖感が今でも思い出される。推理小説が好きになったきっかけの作品。(大阪府 F様 50代)
【Q4】江戸川乱歩賞は興味がありますか?
  ・興味があり、受賞作を読むことが多い…16%
【Q1】江戸川乱歩作品を読んだことがありますか?
(講談社『BOOK倶楽部メール』09年6月15日号)
・ ほぼ全作品読んだ…6%/・半分以上は読んだ…13%/・何作か読んだ…45%/・1作は読んだ…10%/・読んだことがない…26%
【Q2】江戸川乱歩作品を読んだのはいつ頃ですか?
 ・小学校入学前…1% ・小学校低学年…12% ・小学校高学年…43%  ・中学生…17% ・10代後半…13% ・20代前半…8% ・20代後半…3% ・30歳以上…3%
【Q3】江戸川乱歩作品でいちばん好きなものは?(BEST5)
1位)『怪人二十面相』←「少年探偵」とは別に集計
2位)『少年探偵』← 「怪人二十面相」とは別に集計
3位)『人間椅子』
4位)『屋根裏の散歩者』
5位)『黒蜥蜴』
★『人間椅子』読了後、ぞっとした。しばらく厚みのある椅子には座れなかった。(埼玉県 H様 20代)★「人間椅子」小学校2年くらいの時に読んで、しばらく椅子が恐くなりました。人が入る余地のない学校の椅子ですら恐かったのを覚えています(東京都 N様 30代)★「屋根裏の散歩者」今読めばなんてことないんでしょうが、10歳そこそこで読んだ時には大人の 秘め事をのぞき見た感じでドキドキしました。(愛知県 A様 30代)★「屋根裏の散歩者」高校生の時だったと思うが、それまでに読んだ小説の中で、変な恐怖を覚えて、夜寝るとき、天井裏に誰かいるのではないかと気になり、寝られない幾夜かを過ごした経験がある。以来乱歩のファンに… (千葉県 S様 60代)★「芋虫」「乱歩=推理小説家」というイメージを脱却させた作品です。予想外のメッセージ性に打ち砕かれた、いい意味で“乱歩らしからぬ”作品だと思います。(東京都 A様 20代)★「芋虫」 グロテスクだけど、人間の極限がきちんと描かれている。一度読むと忘れられません。(大阪府 I様 30代)
★「二銭銅貨」です。最後のあっと驚く仕掛けが好きです。(岡山県 Y様 20代)★「二銭銅貨」優れた暗号小説でありながら、どこか落語めいていて、処女作とは思えない 雰囲気をたたえています。(埼玉県 C様 40代)★「陰獣」 乱歩作品特有の妖気的魅力と本格推理の味わいが結合した傑作。
(大阪府 T様 40代)★中学生の時にはじめて読んだ「心理試験」が一番印象に残っている。犯人の完璧とも思える心理試験対策が明智に見破られる瞬間の恐怖感が今でも思い出される。推理小説が好きになったきっかけの作品。(大阪府 F様 50代)
【Q4】江戸川乱歩賞は興味がありますか?
  ・興味があり、受賞作を読むことが多い…16%
  ・興味はあるが、受賞作を読むことは少ない…54%
  ・興味がない…30%
【Q5】「乱歩賞作家」「乱歩賞受賞作」でいちばんに思い浮かぶのは?
(作品)『テロリストのパラソル』/『13階段』/『アルキメデスは手を汚さない』
  ・興味はあるが、受賞作を読むことは少ない…54%
  ・興味がない…30%
【Q5】「乱歩賞作家」「乱歩賞受賞作」でいちばんに思い浮かぶのは?
(作品)『テロリストのパラソル』/『13階段』/『アルキメデスは手を汚さない』

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2009年6月20日 (土)

第4回小説現代長編新人賞(講談社)は、加藤元さん

 第4回小説現代長編新人賞(講談社主催)は19日、加藤元(かとう・げん)さん(35)の「山姫抄(さんきしょう)」に決まった。賞金300万円。 加藤さんは東京都出身、日本大学芸術学部中退。現在は愛知県在住で、フリーの編集者・ライターとして活動。受賞作は「小説現代」8月号(7月22日発売)に一部が掲載され、10月に単行本として刊行される予定。

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2009年6月18日 (木)

太宰治の小説を芥川賞作家の川上未映子がヒロインで映画化!

太宰治の人気小説「パンドラの匣」が映画化され、完成披露試写会を16日開催。ヒロインを芥川賞作家・川上未映子と女優の仲里依紗が務める。監督は、映画『パビリオン山椒魚』の冨永昌敬。
 映画『パンドラの匣』は、太宰の熱烈なファンである冨永監督が原作に大胆な解釈を加え、冨永版『パンドラの匣』とも言うべき新たな世界を作り上げた。太宰治生誕百年である2009年10月の公開。
 物語は結核を患う少年、ひばりが終戦を機に健康道場と称する風変わりな療養所に入所。そこで出会った二人の看護師への恋心と、おかしな療養者たちとの日々を通じて彼が希望を見いだしてゆく姿がユーモアたっぷりに描かれる。
 主人公の少年・ひばりを演じるのは、オーディションで選ばれた期待の16歳、染谷将太。『14歳』『フレフレ少女』にも出演している。彼が思いを寄せる看護師長・竹さん役には、「乳と卵」で第138回芥川賞を受賞した作家の川上。気まぐれな新人看護師、マア坊役には、『純喫茶磯辺』の仲。そして、物語の鍵を握るひばりの友人・つくしには映画『GO』『ピンポン』の窪塚洋介が務める。ほかにもふかわりょう、洞口依子、ミッキー・カーチスら、超個性派キャストが顔をそろえる。(シネマトゥデイ)

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2009年6月17日 (水)

道尾秀介著「向日葵の咲かない夏」(新潮社)50万部突破

新潮社が2005年11月に単行本、08年7月に文庫版を初版3万部で発売。6月11日に19刷目となる1万5000部を重版し、50万部に達した。発売当初は目立った動きがなかったが、「このミス」2009年度版で道尾氏が作家別投票1位となったのを機に部数を伸ばしてきた。同社によると、9割以上は最近5カ月での売行き。道尾氏にとってデビュー2作目の本。


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2009年6月14日 (日)

講談社が月刊誌「G2」創刊へ ネットで全文公開も

 講談社は17日、昨年末に休刊した「月刊現代」の後継誌として、ノンフィクション雑誌「G2(ジー・ツー)」を9月から創刊すると明らかにした。インターネットや単行本出版と連動した新たなメディアを目指すという。
 同社によると、G2は原稿用紙50~100枚分の長尺ノンフィクションを中心に掲載。創刊号では柳美里氏の本格ノンフィクションのほか、沢木耕太郎、上杉隆、高山文彦の各氏らの新作を発表する。年度内は9、12、3月に刊行予定で、その後も数カ月おきの定期刊行を目指す。
 またインターネットのサイトで掲載記事を全文公開するほか、サイト独自の記事も公開、新人作家育成の場とする考えだ。発表された記事は、ノンフィクションの単行本として掲載することもにらむ 藤田康雄編集長は「ネットで記事全文を掲載するのは賭けだが、これによって紙媒体への関心が喚起される流れを期待している。新たな書き手、新たな読者を開拓する雑誌になれればいい」と話している。(産経ニュース09.6.17)

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2009年6月13日 (土)

【Q1】「群像」を読んだことがありますか?

・「群像」を知らない…30% ・知っているが、読んだことはない…50%
・過去に読んだことがある…14% ・たまに読む…4%
・よく読む…2%
【Q2】「群像」のイメージは?
 純文学、硬い、新人、真面目、小難しい、正統派、若い、村上春樹、大人向け、登竜門、W村上を輩出、文学青年、村上龍
【Q3】「群像」に掲載された作品で、印象に残っている作品は? (BEST3)
『風の歌を聴け』      (村上春樹)
『限りなく透明に近いブルー』(村上龍)
『宿屋めぐり』       (町田康)
(講談社『BOOK倶楽部メール』09年6月1日号)

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2009年6月 8日 (月)

115時間の講演CDで吉本隆明さんが世界一に

 詩人で評論家の吉本隆明さん(84)の講演50回、計6943分(約115時間)を録音したCD集『吉本隆明 五十度の講演』(東京糸井重里事務所)が「世界一長いオーディオブック」としてギネス世界記録に認定された。
 『五十度の講演』はCD115枚に、「幻想としての国家」(昭和42年)から「中原中也・立原道造-自然と恋愛」(平成8年)まで約30年にわたる吉本さんの講演を収録。昨年8月、5万円で限定3000セットが発売され、現在までに半数が売れたという。吉本さんは「おしゃべりが苦手だ苦手だと言ってたわりに、よくもまあ、これだけやりましたね」とコメントした。(産経ニュース09.6.7)

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2009年6月 7日 (日)

村上春樹さん「1Q84」大当たり極秘戦略

(毎日新聞 09年6月6日)村上春樹さんの最新長編小説「1Q84(いちきゅうはちよん)」(新潮社)が爆発的に売れている。5月29日の発売からわずか1週間で第1巻51万部、第2巻45万部の計96万部(6月4日現在)まで増刷。にもかかわらず、第1巻が品切れとなった書店も続出している。出版不況が叫ばれる中、いったいなぜ? その理由を探った。【棚部秀行、高橋咲子】
 東京都千代田区の三省堂書店・神保町本店。売り場には第2巻だけが平積みになっていた。西東京市の団体役員、星川安之さん(51)は既に第1巻を購入。「村上作品は家族や食事、好きな映画のように生きていく楽しみの一つ。生きているって面白いと思わせてくれる。久しぶりの長編だが、根底にあるものは変わっていない」と第2巻を手に取った。
 「話題になっているから来てみた」という茨城県つくば市の大学教員、緒方章宏さん(68)は「先週は両巻ともあったのに」と、第2巻を購入し第1巻を予約した。両巻とも税込み1890円だ。
 発売前から書店の期待も高かった。同店では、事前に過去の村上作品をまとめた冊子を配布。担当者は「日本を代表する作家の5年ぶりの長編小説。お祭り状態にしたいと盛り上げました」と歓迎する。
 異例ともいえる現象について、出版ニュース社の清田義昭代表は、発売前から市場が村上さんの新著を渇望する「ハングリーマーケット」を形成していたことを指摘した。「出せば必ず売れる作家だが、今回はタイトルだけを公表、内容を一切紹介しなかった販売戦略が大きかった。(ネット書店大手の)アマゾンが先月20日時点で、国内長編小説としては史上最高の予約部数1万部を記録したことや、発売直前に新潮社が増刷を開始したことが報じられ、話題のキャッチボールが起こった。発売後も品薄感が広がり、読者はどんどん読んでみたくなった」と分析。また今年2月、イスラエルの文学賞「エルサレム賞」の授賞式での講演が話題になったことも、新作への期待が高まった要因の一つとした。
 版元の新潮社によると、社内でも限られた社員数人しか原稿に目を通さないという徹底ぶり。海外のエージェントの協力も得、ブックフェアでも内容を明かさなかった。同様の例では、郷ひろみさんが、二谷友里恵さんとの離婚の真相を語った「ダディ」(幻冬舎)はミリオンセラーになった。
 だが、担当者は「戦略ではない」と強く否定する。同社から7年前に出版した「海辺のカフカ」では、原稿入手から発売までに約1年の期間を取り、事前PRに時間を掛けた。このため内容が少しずつ漏れ、読者から「予備知識なしに読みたかった」という苦情が寄せられた。そこで、村上さんと話し合って「実験的に」(担当者)今回の手法をとったという。
 ファンの間では続編の期待もささやかれる。同社は「この2冊で完結しています。次があるかはわかりません」と回答する。「従来の村上ファン以外も読みたくなる。本を読む層を開拓することにもつながるのではないか」と清田代表が話す「1Q84」、出版業界の救世主となるのだろうか。

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2009年6月 5日 (金)

村上春樹さん「1Q84」品切れ続出…増刷も追いつかず

(6月4日 読売新聞)爆発的なヒットを続ける村上春樹さんの新作小説『1Q84(イチ・キュウ・ハチ・ヨン)』(新潮社、2巻、各税別1800円)の第1巻が、品切れとなる書店が続出している。
 同書は2002年刊行の『海辺のカフカ』以来の大長編。オンライン書店のアマゾン・ジャパンで、2巻計2万部が予約期間中に売り切れるなど、発売前から人気が沸騰。発売元の新潮社は、初版で1巻を20万部、2巻を18万部印刷していたが、発売前の5月22日に各5万部を増刷した。東京都内の大型書店の店頭には27日に並び、最初の週末となった30日には、「3人に1人は『1Q84』を買っているような感じだった」(紀伊国屋書店新宿本店)という。
 同社は4日現在、1巻を7刷51万部、2巻を同45万部まで増刷したが、市場に出ているのは2刷分まで。印刷が人気に追いつかず、書店で品薄になっている。
 同書は1984年のもう一つの世界を舞台にした小説だが、新潮社は村上さんと話し合い、発売まで書名と価格以外の情報を伏せた。また、事前に目を通す社員も限定し、情報管理を徹底した。出版ニュース社の清田義昭代表取締役は「ハングリー・マーケットの典型。タイトルの意味も、内容も分からず、読者の飢餓感が高まった」と分析している。
 一方、小説に登場するジョージ・セル指揮、ヤナーチェク作曲の「シンフォニエッタ」を収録するCDについて、発売元のソニー・ミュージックジャパンインターナショナルは数千枚の追加生産を行った。

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2009年6月 3日 (水)

二見書房「読めそうで読めない~」 09年上半期ベストセラー

トーハン、日販が発表の09年上半期ベストセラーは、いずれも総合1位は出口宗和著『読めそうで読めない間違いやすい漢字』(二見書房)となった。二見書房によると、同書は調査期間中(2008年12月~2009年5月)に96万~97万部を発行。麻生太郎首相の“誤読”やTVクイズ番組などが追い風となりブームに。
 また、5月29日に発売されたばかりの村上春樹著『1Q84』(新潮社)が、日販の「総合」16位、「単行本フィクション」5位、トーハンの「単行本・文芸」6位にランクイン。


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ノンフィクションの相次ぐ総合誌休刊にシンポや「怒りの復活」号

(09年6月1日 読売新聞・泉田友紀記者)雑誌ジャーナリズムの問題点を語り合ったシンポジウムには、週刊誌の現役・OBの編集長が一堂に会した。休刊が相次ぎ、部数も低迷するなど、雑誌ジャーナリズムを取り巻く環境は厳しい。そんな中、ノンフィクションの魅力を再認識させるムック本が刊行されたり、ライバル同士の週刊誌編集長が一堂に会して意見を述べたりするなど、様々な取り組みが始まった。
 「現代」(講談社)、「論座」(朝日新聞社)に続き、「諸君!」(文芸春秋)が6月号で休刊するなど、論壇やノンフィクションの舞台となる月刊の総合誌が次々と姿を消した。しかし、講談社は先月、ムック本「現代プレミア」を刊行、起死回生の一歩を踏み出した。
 作家・佐藤優氏が責任編集を務め、あえて「ノンフィクションと教養」をテーマに据えた。企画を担当した休刊時の編集長・高橋明男氏は「これまで、わかりやすく伝えようとするあまり、啓蒙(けいもう)的な要素を切り捨ててきた。それがかえって雑誌の首を絞めてきたのではないか」と、反省を込めて刊行の意図を説明する。
 本書では、識者10人がそれぞれ優れたノンフィクション作品100冊を選定、佐藤氏と東大准教授・加藤陽子氏、ノンフィクション作家・佐野眞一氏の3人が座談会を行った。佐野氏が〈非常に豊かな文芸だ〉と改めて感じたと言えば、加藤氏は〈目の前の世界が変わって見えるような体験をさせてくれた〉と共鳴。佐藤氏は〈多様な読み方ができるテキストというのは、すごく重要〉と、それぞれノンフィクションの持つ意義を強調した。
 「現代」の休刊については、書き手有志を中心としたシンポジウムが3月に開かれ、識者69人が同誌について書いた文章などを集めた冊子「現代と私たち ノンフィクションの未来」も会場で配られた。当日の議論の一部は、現在発売中の月刊「創」6月号に掲載されている。
 このほか、朝日新聞出版が週刊「朝日ジャーナル」創刊50年を記念して「怒りの復活」号を発行、佐藤氏や魚住昭氏らが作る任意団体「フォーラム神保町」は、「田原総一朗ノンフィクション賞」を創設した。講談社も「現代」の流れをくむ新機軸のノンフィクションメディアを今秋発刊の予定で、発表の場を奪われたノンフィクションの再興に向けた試みが続く。
 一方、「週刊新潮」の誤報や、名誉棄損裁判で高額な賠償金判決が相次ぐなど、一層厳しい状況に置かれる週刊誌をめぐっても、先月、シンポジウム「闘論! 週刊誌がこのままなくなってしまっていいのか」が開催されるなど、立て直しの動きが始まった。
 東京・四谷の上智大学で開かれた同シンポには、「週刊文春」や「週刊ポスト」「週刊SPA!」など主要週刊誌から、現役・OBの編集長10人が参加、個人情報保護法による規制や名誉棄損訴訟などが取材現場を脅かしている現状や、編集者の視点と読者のニーズがかみ合わない悩みなどが吐露された。
 この催しを企画した「週刊現代」元編集長の元木昌彦氏は「会場から意見を聞いたり、議論したりする時間が十分に持てなかったのは残念だが、問題意識が共有できた意義は大きい。経営の立場からの意見も求めるなど、今後の議論につなげていきたい」と話す。
 

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2009年6月 1日 (月)

村上春樹新作『1Q84』、累計発行部数68万部に

新潮社は5月29日、村上春樹『1Q84』1、2巻の増刷(4刷・各5万部)を決め、累計発行部数が68万部になったと発表した。同書は『海辺のカフカ』以来の長編小説で、事前に内容を明かさなかったこともあり、5月29日の全国発売を前にテレビ・新聞などで話題に。初版部数1巻20万部、2巻同18万部で発売予定だったが、書店からの注文や予約が殺到し、5月22日には2刷・各5万部を増刷。また、27日午後から店頭に並んだ都内や関西地区の書店での売行きをみて、28日に3刷・各5万部の増刷を決定していた。


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2009年5月26日 (火)

村上春樹さんの『1Q84』、ネット予約で早くも1万冊

 インターネット通販大手のアマゾンジャパンは25日、村上春樹さんの新刊『1Q84』(1・2巻、新潮社 29日発売)のネット書籍ストアでの予約が約3週間で計1万冊を突破したと発表した。
 同社広報部によると、4月22日から予約受付を開始、今月20日に集計をまとめた。昨年の『ハリー・ポッターと死の秘宝』(上下巻)で約9万5000冊という例があるが、日本の長編文芸作品(2巻以上)としては過去最高という。(産経ニュース09.5.25)

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2009年5月24日 (日)

伊坂幸太郎『重力ピエロ』が100万部突破

伊坂幸太郎『重力ピエロ』(新潮文庫)は、2006年6月に初版12万部で発行、08年5月に50万部を超え、今年5月21日に9万部の増刷で累計108万4000部(47刷)となった。単行本は現在まで10万部(37刷)に。4月25日から、著者・伊坂幸太郎氏の地元・仙台で同名の映画が先行公開され、興行収入は順調なスタートを切ったという。5月23日からは全国200館で公開される。

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2009年5月23日 (土)

東野圭吾さんが日本推理作家協会の新理事長に 

 日本推理作家協会の特別理事会が21日、東京都内で開かれ、新理事長に作家の東野圭吾さん(51)が選ばれた。任期は6月1日から2年間。初代の江戸川乱歩から数えて13人目の理事長。東野さんは「白夜行」「流星の絆」などドラマ化、映画化の作品も多い人気作家。昨年は「ガリレオ」シリーズが大ヒットした。

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2009年5月16日 (土)

学燈社の「国文学」休刊、純文学の人気低迷で

 日本語や日本文学の月刊専門誌「国文学」(学燈社刊)が6月11日発売の7月号で休刊することが分かった。
 1956年の創刊以来、国文学研究者の発表の場として知られ、専門誌ならではの特集に定評があったが、大学の国文学離れや純文学の人気低迷で部数が減っていた。

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2009年5月15日 (金)

現代プレミア:第1号『ノンフィクションと教養』刊行

 ノンフィクションに関するさまざまな話題を集めたムック『現代プレミア ノンフィクションと教養』(講談社)が16日、刊行される。このムックが第1号となる「現代プレミア」シリーズは、昨年12月発売号で休刊した『月刊現代』の精神を引き継ぎ、今後、単行本やブログなどさまざまな手段でノンフィクションのすそ野を広げる。
 「現代プレミア」は、今秋からの刊行を予定する、『月刊現代』の後継媒体とは別建ての存在。『ノンフィクションと~』は、作家で起訴休職中外務事務官の佐藤優さんが責任編集。加藤陽子、佐藤優、佐野眞一の3氏による座談会や、この3人に加えて魚住昭、原武史、保阪正康の各氏らが選ぶお勧めのノンフィクション100作リストがメーン。さらに、雨宮処凛、飯尾潤、潮匡人、大城立裕、酒井順子、藤原帰一の各氏ら、立場も思想も大きく違うさまざまな識者が、ノンフィクションと自分とのかかわりを記したエッセーなどで構成している。
 「現代プレミア」は『月刊現代』元編集長の高橋明男・ジャーナル・ラボ担当部長が音頭を取って企画した。今後は、ムックの続編やシリーズの一環としての単行本刊行を考えている。さらに、ブログでノンフィクション作家たちが近況を報告したり、そこでの議論を講演会などに還元したり、紙媒体にこだわらない展開も計画している。
 高橋部長は「21世紀の新しいノンフィクションの器を示したい」と意気込んでいる。【鈴木英生】(毎日新聞09年5月12日夕刊)

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2009年5月13日 (水)

第25回太宰治賞は柄澤 昌幸さん「だむかん」に決まる

第25回太宰治賞(筑摩書房・三鷹市共同主催)の選考委員会は、選考委員三氏(加藤典洋、荒川洋治、三浦しをん)による選考の結果、柄澤 昌幸「だむかん」決定した。選考委員の小川洋子氏は欠席。受賞の柄澤 昌幸(からさわ・まさゆき)さんあ(40歳)は、1969年生まれ、埼玉県在住。賞金100万円。
筑摩書房サイト

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第16回日本ホラー大賞に宮ノ川さんほか、てえしさん、朱雀さん

 第16回日本ホラー小説大賞(角川書店主催)の選考会が行われ、大賞が茨城県石岡市の自営業、宮ノ川顕さん(46)の「ヤゴ」、長編賞は千葉県東金市の大学生、てえしさん(21)の「嘘神」、短編賞は滋賀県長浜市の大学教員、朱雀門出さん(41)の「寅淡語怪録」に決まった。賞金は大賞が500万円、長編賞が300万円、短編賞が200万円。

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2009年5月12日 (火)

リービ英雄さんと安藤礼二さんに第20回伊藤整文学賞

 第20回伊藤整文学賞(伊藤整文学賞の会、北海道小樽市など主催)は11日、小説部門が米国生まれのリービ英雄さん(58)の「仮の水」(講談社)に、評論部門が安藤礼二さん(41)の「光の曼陀羅」(講談社)に決まった。賞金は各100万円。

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2009年5月10日 (日)

読んでおけばよかった本!アンケ-ト

(講談社『BOOK倶楽部メール』 2009年5月1日号)
【Q5】若い頃読んでよかった本、読んでおけばよかった本は?
★太宰治氏の「人間失格」を二年前くらいに読みました。まさに人間の人生といった様子で、堕ちていく姿が自然でとても衝撃を受けたのを今でも覚えています。(兵庫県 E様 15歳以下)
★『罪と罰』(ドストエフスキー)
 学校の先生が「若いころに読むのと歳をとってから読むのとでは感想がかなり変わる」とおっしゃっていたので、私もそれを体験したいなと思います。(埼玉県 K様 10代)
★大学で日本文学を学んでいるのですが、小学生くらいから所謂、芥川や漱石などの名作をもっと読んでおけば良かったと思います。が、若い時に純粋にライトノベルを楽しめたのはとても良かったと思います。(神奈川県 M様 20代)
★ラノベ全般。今読んでも、あそこまでは楽しめないだろうなぁと思います。読む時期を誤らないことが大切(笑)(茨城県 O様 20代)
★辻村深月さんの本はすべて、中高生のときに出会いたかったなぁと思います。彼女の鋭敏な描写にあの頃の感情が呼び起こされます。(千葉県 K様 20代)
★フランクル『夜と霧』みすず書房
 高校生の時に読んでいたら、違う人生を歩いたかもしれない。(静岡県 B様 20代)
★ヘッセの本すべて。とくに「シッダールタ」。生き方がもっと違っていたように思うから。(山梨県 O様 20代)
★『知的生活の方法』(渡部昇一)本の読み方、メモカードの使い方など、その後の知的生産に役立つアイディア満載だったように思います。(神奈川県 H様 20代)
★夏目漱石や芥川龍之介などの有名な人の本は、理解できなくとも若い頃に読んでおけばよかったと思います。好きなジャンルが決まってきてしまうと、それ以外の本を中々読む時間を取れないので。(宮城県 S様 20代)
★夏目漱石や太宰治などの日本文学と言われる辺り。もう少し若い頃にも読んでおけば今とは違った感想がもてたかも、と思いました。(京都府 K様 30代)
★三島由紀夫「金閣寺」大人になってからも再読していますが、若い頃受けた衝撃はものすごかった。(神奈川県 O様 30代)
★「守り人」シリーズ(上橋菜穂子)こんなに素晴らしい本が日本にもあったのか? 若い頃に読みたかったなぁ~と、思いました。(大阪府 O様 30代)
★「星の王子様」のような有名な童話。大人になって読んでも、もはや心に響かなかった。子供の頃に読んだら心に残る話なのかなーと思った。(北海道 S様 40代)
★「ナルニア物語」読んでみたがついていけなかった。好きな児童書作家の多くが「ナルニア」に影響を受けているので、読んでおけばよかったと思っている。(京都府 N様 40代)
★学校の教科書。特に国語の教科書で取り上げられた文学作品を、その本を手にとって読むべきだったと痛切に思います。(愛知県 S様 50代)
★自分が読みたいと思うときに読みたい本を読めばよい。本を読むのに年齢は関係ありません。同じ1冊の本でも、若いときと年寄りになってからでは、当然受けとり方が変わりますが、どちらも意義があります。(大阪府 O様 50代)
★何といっても古典です。若い頃は、頭脳、受容力、柔軟性等、そのときだけの能力があります。それ故に、若い頃読んだ古典は真に血肉になります。(神奈川県 S様 60代)
★『我輩は猫である』読み返す度に新しい発見がある。社会の変遷を100年も前に予見したのは
 恐るべき洞察力。(東京都 N様 70歳以上)
★資本論・マルクス全集や文学全集
 若い時代のエネルギーで読み込んでおかなければ、若いときにもつ感興は老齢化した「いま」読んでみても味わうことができません。 (京都府 Y様 70代以上)

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2009年5月 9日 (土)

雑誌発行部数発表、2008年度下半期(7~12月)=日本ABC協会

(産経09.5.9)【花田紀凱の週刊誌ウォッチング】(208)より。
 日本ABC協会(Japan Audit Bureau of Circulations=新聞雑誌部数公査機構)による2008年度下半期(7~12月)の雑誌部数が公表された。前年同期を上回ったのは39誌、下回ったのが147誌。週刊誌は軒並み減っている。
 『週刊文春』51万9074部
 『週刊新潮』44万6688部
 『週刊ポスト』29万7120部
 『週刊現代』24万9931部
 『週刊プレイボーイ』20万7233部
 『週刊大衆』20万4301部
 『週刊朝日』17万4902部
 『アサヒ芸能』12万4761部
 『AERA』11万5586部
 『SPA!』11万0655部
 『サンデー毎日』6万8832部
 『ニューズウィーク日本版』6万6468部
 前年同期と比べて部数減が著しいのは『現代』で20・64%減。次いで『アサ芸』が17・06%減、『ポスト』が15・93%減。『サン毎』『ニューズウィーク』の6万台というのは経営的にかなり苦しいハズだ。女性週刊誌3誌も減る一方。
 『女性セブン』30万3015部
 『女性自身』28万6946部
 『週刊女性』19万5787部
 月刊誌などにも触れておくと、月刊誌でいちばん多いのは『月刊ザテレビジョン』の84万2552部。『文芸春秋』が41万8158部。どちらも減っている。大幅に減っているのが『CanCam』24・25%減で34万6466部。『Tokyo Walker』が18・97%減で6万5420部、『TOKYO一週間』19・04%減で4万9506部、ネット時代となって情報誌は大苦戦だ。ついでだが『いぬのきもち』15万0561部に対して『ねこのきもち』10万4027部は、ねこ派としてはくやしい。(『WiLL』編集長)

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1カ月の本代アンケ-ト

(講談社『BOOK倶楽部メール』 2009年5月1日号)
【Q1】1カ月の本代はおよそいくらですか?
・3,000円…22% ・2,000円…19% ・1,000円…18% ・5,000円…18%
・10,000円…8% ・20,000円…5% (以下省略)
【Q2】1年前に比べて本代は?
・かなり増えた…8% ・少し増えた…20% ・変わらない…41%
・かなり減った…9% ・少し減った…23%
【Q3】1年前に比べて読書量は?
・かなり増えた…8% ・少し増えた…21% ・変わらない…35%
・かなり減った…5% ・少し減った…31% 
【Q4】Q3から続く…読書量が変わった理由は?
・自由時間の変化…31%
・精神的なゆとりの変化…19%
・本への興味、読書への意欲の変化…18%
・本に費やせるお金の変化…16%
・読書環境の変化…6%
・その他…9%

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2009年5月 2日 (土)

TDL本「最後のパレード」自主回収「著作権侵害複数あった」

「最後のパレード」 東京ディズニーランド(TDL)にまつわる逸話を集めたとされる「最後のパレード」(中村克著)の盗用疑惑で、版元のサンクチュアリ・パブリッシング(東京)は1日、同書の自主回収を始めた。
 取次店や書店によると、同日午前、版元から「社内調査の結果、著作権を侵害するものが複数存在していることがわかった。結果を厳粛に受けとめ、書籍の回収をすることにした」と連絡があったという。
 同書については、収録されていたエピソードが、「小さな親切」運動本部のキャンペーン入賞作を無断引用していたことが判明し、同本部が新聞への謝罪文掲載や自主回収を要求。サンクチュアリ側は同本部に謝罪したものの、自主回収は拒否して販売を続けていた。しかし4月30日午後、同本部の代表らが記者会見し、あらためて自主回収を求めていた。
 サンクチュアリ・パブリッシングでは1日昼の時点で「個別の取材には応じられない」としている。(産経09.5.1)
<関連ニュース>
TDL本、盗用された女性が声明「聖域へ土足で踏み込まれた」
 東京ディズニーランド(TDL)にまつわる逸話を集めたとされる「最後のパレード」(中村克著)に、自作を無断で転載された大分県在住の70代女性が30日、「小さな親切」運動本部を通じて、「大切な思い出の聖域へ土足で踏み込まれたような不快感を覚える」と中村氏と版元のサンクチュアリ・パブリッシング(東京)に抗議するメッセージを発表した。
 女性は、元のエピソードはTDLではなく、「家の近くの遊園地」での出来事だと明言。中村氏に対して「人の文章を寄せ集め、都合よく書きかえて本物の感動が得られるとお思いでしょうか」と疑問を投げかけた。また、サンクチュアリ社には「おわびがあって然るべきではないでしょうか」と釈明会見を求めた。
 女性は「あひるさん、ありがとう」というタイトルの文章を「小さな親切」運動本部のキャンペーンに応募し、平成16年度の日本郵政公社総裁賞を受賞した。サンクチュアリ社は「最後のパレード」にこの作品を「無断引用した」と認めたが、運動本部側の求めた自主回収には応じていない。
 メッセージは同日、都内で記者会見した運動本部の関係者が明らかにした。(産経09.4.30)

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2009年4月30日 (木)

第10回小学館文庫小説賞は夏川草介さん「神様のカルテ」

第10回小学館文庫小説賞(小学館主催)の受賞作は夏川草介さん(30)の「神様のカルテ」に決まった。夏川さんは大阪府出身で、現在信州大学医学部大学院に在学中。受賞作は、地方医療に携わる内科医を主人公にしたヒューマンドラマ。近く小学館から単行本として刊行される。賞金100万円。

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2009年4月28日 (火)

角川書店「天使と悪魔」の映画公開でキャンペーン

角川書店は「700万人の読者が損をしています」のキャッチコピーで販促をかけている。合計1000万部を突破したダン・ブラウンの超ヒット作『ダ・ヴィンチ・コード』文庫版(全3巻)に比べ、同じ作者の『天使と悪魔』文庫版(全3巻)が3月末現在300万部に止まり、潜在読者とみられる『ダ・ヴィンチ・コード』の購買者にいきわたっていない、という解釈を強調。
 5月15日に世界同時公開される映画「天使と悪魔」は、全国730館規模でロードショーされ、配給元のソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントは興行収入100億円を目論む。宣伝も新聞、雑誌、交通、屋外、ウェブなど幅広い媒体で4月中旬から順次展開。
 5月9日のTBS系「世界・ふしぎ発見!」や5月16日のフジテレビ系「ダ・ヴィンチ・コード」などの特番パブリシティのほか、5月7日のジャパンプレミアには主演のトム・ハンクスらが来日。これらの広告宣伝費は約20億円規模。
 角川書店は3月11日、全国の4300書店に「ダン・ブラウンセット」を送品。内容は文庫『天使と悪魔』全3巻×各10冊、文庫『ダ・ヴィンチ・コード』全3巻×各5冊、文庫『デセプションポイント』全2巻×4冊の計53冊。送品時と4月17日の2回、PR版小冊子「天使と悪魔の世界」を各25万部送付、店頭告知をスタート。
 販売セクションの角川出版販売では4月中旬、ソニー側の宣伝に連動、フェア展開している書店に対し、売場拡張の要請を始めた。紀伊國屋書店新宿本店や三省堂書店神保町本店は“文庫タワー”などで読者にアピール。
 4月18日から4日間、有隣堂アトレ恵比寿店では“恒例”のファサード200面陳で対応。前回の『ダ・ヴィンチ・コード』は2回の大量面陳で各1500部を販売。これまでに同店では文庫『天使と悪魔』を累計1700部捌き、今回店頭陳列された約1700部を「期間内に完売するのが目標」という。(新文化09/4/23号)

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2009年4月27日 (月)

松本清張賞の牧村一人(かずひと)さん(41)「六本木心中」のセンス

 「六本木心中」といえば歌手、アン・ルイスのヒット曲を思いだす。それと同名のハードボイルド小説が、松本清張賞(主催・文芸春秋)に決まった。アウトローの風俗嬢が主人公。選考にあたった作家、大沢在昌さん(53)は「ハードボイルドは会話が命。受賞作は、ヤクザものと裏社会のヒロインとの(言葉の)やり取りが面白い。文章にドライブ感があり、センスがある」と絶賛した。
 この賞は時代小説が強いというイメージの新人賞だが、今回は最後の最後に現代小説2作品が残った。さらに、選考委員の男性3人と女性2人との間で、推す作品が割れた。
 大沢さんは「現代日本のヤクザのしのぎ(収入を得る手段)のシステムを非常に勉強している。ここまで書く筆力は相当なもので、現代のミステリー作家にはなかなかいない」と、受賞作を生んだ会社員、牧村一人(かずひと)さん(41)を選んだ理由を明かした。一方で、「こんなに文章を書ける人がデビューしたら、商売敵を増やすことになるなと思いながら読んだ」と話し、会場の笑いを誘った。(09.4. 26産経ニュース)

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2009年4月26日 (日)

本屋大賞 書店員が売りたい本は売れる? 

 書店には本屋大賞の特設コーナーも=東京駅前の丸善丸の内本店 全国の書店員が最も売りたい本を選ぶ「本屋大賞」。6回目の今年は、湊かなえさんのミステリー小説『告白』(双葉社)が選ばれて、早くも増刷が決まり、好調な売れ行き。「出版業界がマイナス成長の中でお祭りをやってそれなりの結果が出たと自負している。このお祭りを全国の書店が利用してもらえれば」(実行委員会の浜本茂理事長)と大賞効果に業界は期待を寄せている。
 『告白』は発表後に2度の増刷が決定。まもなく26刷53万5000部となる見通し。双葉社の担当編集者、平野優佳さんは「書店員は一番読者に近い方々。売れ行きへの影響はすごく大きい」と期待を込める。
 過去の大賞作品も、受賞後の伸びが目立つ。第1回の小川洋子『博士の愛した数式』(新潮社)は、受賞直前に9万8000部だったがその後、映画化もあって50万部に達した。
 第2回の恩田陸『夜のピクニック』(同)は8万7000部に受賞でプラス5万部、さらに映画化などで計26万4000部に。第3回のリリー・フランキー『東京タワー』(扶桑社)は受賞前、すでに120万部のミリオンセラーを記録。その後、映画やテレビ化も相次ぎ、220万部の大ヒットとなった。
 受賞時に計43万部が売れていた第4回の佐藤多佳子の三部作『一瞬の風になれ』(講談社)も、受賞後2カ月で57万部を増刷した。第5回の伊坂幸太郎『ゴールデンスランバー』(新潮社)も7万部を重版し、現在29万部のベストセラーとなっている。
 受賞効果の大きな文学賞といえば、由緒のある芥川賞や直木賞が代表的だが、文芸評論家の富岡幸一郎さんは「今やこっちのほうがポピュラリティー(大衆性や人気)があるかもしれない。普段本をあまり読まない人に本を届けるいいきっかけになっている」と話している。(堀晃和)(09.4.20産経ニュース)

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2009年4月25日 (土)

農民文学賞は、森厚、山脇和之、鹿島茂の3氏に

 日本農民文学会(木村芳夫会長)主催の第52回農民文学賞は、小説部門で森厚さん(北海道)の「TAKARA」、詩部門で山脇和之さん(広島県)の詩集「里山の冬」に決まった。特別賞には鹿島茂さん(宮城県)の詩集「山麗の村」が選ばれた。
  小説「TAKARA」の森厚さんは、1951(昭和26)年、苫小牧市生まれ。東京電機大学卒。1999年に第47回地上文学賞受賞。王子製紙(株)勤務。エッセイ集「森さんちのあれこれ食べごと」がある。
  詩集「里山の冬」の山脇和之さんは、1933(昭和8)年生まれ。法政大学卒。著書「心の古里―高地域のひとたちのつづる昭和の農村の暮らし」(編著・平成17年)などがある。
 詩集「山麗の村」の鹿島茂さんは、1930(昭和5)年、宮城県生まれ。歌集「鋤鍬物語」、詩集「村の風景」、小説「馬乱塔の家」などがある。2004年、県芸術協会賞を受賞している。

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賢治の推敲再現 14年の情熱

 宮沢賢治(1896~1933年)は草稿におびただしい推敲(すいこう)を繰り返し、時には作品の主題さえ変化するほど大幅な書き換えを行ったことで知られている。この創作行為のすべてを再現しようとした『新校本 宮澤賢治全集』(筑摩書房、全16巻、別巻1)がついに完結した。刊行が始まったのは賢治の生誕100周年が迫った1995年。完結までに14年もの歳月を要したことになる。
 その年月の半分にあたる7年を刊行に要したのが、3月刊行の「別巻」。1977年に完結した『校本 宮澤賢治全集』(同)にはなかった膨大な索引を作る作業が大変だった。
 全集では草稿すべてを収録し、書き込みや消しゴムの跡まで草稿の情報を明示している。ただ、断簡零墨に至るまで創作の細部を再現したことで、索引を作るのは非常に難しい作業となった。賢治が仮名を学んだ時期は歴史的仮名遣いから現代的仮名遣いへの過渡期だったため、同じ言葉でも表記が違う例も散見される。また、同じ「落葉松」という用語でも、「からまつ」「らくえうしやう」などとルビを振るなど、読み方も使い分けている。今回の索引ではこうした言葉の異同を収録しつつ、他の用例を参照できるように工夫を凝らした。また「どっどど どどうど どどうど どどう、」(「風の又三郎」)など、賢治作品の特徴ともいえるオノマトペ(擬声語)や方言に至るまで、幅広い表現を丁寧に拾い上げた。「索引を作るのは校本の時からの夢。どの言葉をどう取るかという判断が難しく、方針を決めるのに苦労した。試行錯誤しているうちにいつの間にか時間がたった」。編者の一人である大妻女子大の杉浦静教授は振り返る。
 「別巻」には「停車場の向ふに河原があって」という一文で始まる未発表の詩稿も収録された。編集作業中の昨年、岩手県花巻市の宮沢家の蔵を解体する際に見つかったものだ。「蔵も解体され、今後新たな詩がみつかることはないかもしれない。遅れたからこそ間に合った」と杉浦教授は語る。
 労作を作り上げた人びとをねぎらうために、賢治が残しておいた――。そう思うのは、感傷的に過ぎるだろうか?(川村律文)(09年4月24日 読売新聞)


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2009年4月23日 (木)

第22回三島由紀夫賞、山本周五郎賞の候補作が決まる

 第22回三島由紀夫賞、山本周五郎賞の候補作が次のように決まった。選考結果発表は5月19日。
《三島由紀夫賞》
 村田沙耶香「ギンイロノウタ」(新潮社)、いしいしんじ「四と以上の国」(文芸春秋)、天埜裕文「灰色猫のフィルム」、青木淳悟「このあいだ東京でね」(新潮社)、前田司郎「夏の水の半漁人」(扶桑社)。

《山本周五郎賞》
 池井戸潤「オレたち花のバブル組(文芸春秋)、恒川光太郎「草祭」(新潮社)、白石一文「この胸に突き刺さる矢を抜け」(講談社)葉室麟「秋月記」(角川書店)、道尾秀介「鬼の跫音」(同)、橋本紡「もうすぐ」(新潮社)


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2009年4月22日 (水)

「最後のパレード」、発行元「盗用ではない」

ー専門家は「著作権侵害」ー
 ベストセラーになっている「最後のパレード ディズニーランドで本当にあった心温まる話」(中村克著)に、社団法人「小さな親切」運動本部が2004年に実施した「小さな親切はがきキャンペーン」の入賞作品とほぼ同じ文章が収録されている問題で、発行元のサンクチュアリ・パブリッシングは20日、「インターネット上にあり、すでに誰もが知っている話で、盗用ではない」などとする見解を示した。これに対し、専門家は「表現がほぼ同じならば、著作権の侵害は明らか」などと指摘している。
 同社は20日に発表した文書で、同書に収録された話は「(ディズニーランドを運営するオリエンタルランドの)社内で語り継がれていたもの、インターネットで集めたもの」などと説明。発行元の鶴巻謙介社長は「エピソードのいくつかがネット上にあるのは編集部門として確認したが、その出典までは追跡していなかった」と釈明した。
 こうした見解について、半田正夫・青山学院大名誉教授(著作権法)は「文末の表現が違う程度なら、著者が元の文章をまねたとみられ、著作権侵害にあたる」と指摘。「ネット掲示板に匿名で書き込まれた文章でも、ある程度の長さがあれば著作権が生じる。本にまとめるのなら事前に著作権者から許可を取るべきだ」と批判している。筑摩書房で知的財産管理などを担う平井彰司・編集情報室部長は「出典がわからない話を掲載する場合は、どこまで裏付け出来て、どこまで出来なかったのか、出来る限り示すべきだ」としている。(09年4月21日 読売新聞)


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2009年4月21日 (火)

第22回「中部ペンクラブ文学賞」に堀江さんの「牛マンダラ」

 岐阜市茜部本郷の堀江光雄さん(72)の短編小説「牛マンダラ」が、第22回中部ペンクラブ文学賞に選ばれた。授賞式は6月14日、名古屋市で開かれる。
 「牛マンダラ」は、東海地区の文学愛好者でつくる同人誌「文芸中部 78号」に掲載。主人公は、牛に関する90歳を超えた民俗学研究者。時々認知症状態に陥りながら、牛が人間に与えてくれた恩恵を掘り起こし、大地とのつながりを希薄にした現代文明のあり方を問い掛けている。 (岐阜新聞09年04月18日) 

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2009年4月20日 (月)

盗用疑惑、TDL逸話集「最後のパレード」

「最後のパレード」 東京ディズニーランドでの客とスタッフのエピソードを集めた本としてベストセラーになっている「最後のパレード ディズニーランドで本当にあった心温まる話」(サンクチュアリ・パブリッシング発行、中村克著)に、読売新聞に掲載された「小さな親切はがきキャンペーン」の入賞作品がほぼそのまま収録されていることがわかった。
 ほかにも、掲載されている複数のエピソードが、過去にインターネットの掲示板「2ちゃんねる」に投稿された文章と酷似していることも明らかになった。
 読売新聞掲載の作品とほぼ同じ内容だったのは「大きな白い温かい手」と題された文章で、脳梗塞(こうそく)で障害が残った車いすの夫とその妻が、「ドナルドダック」に背中や腕をさすられ、感激したという話。社団法人「小さな親切」運動本部が2004年に実施した同キャンペーンで日本郵政公社総裁賞を受けた作品に酷似しており、文末を「です・ます」にしたり、「重度の」を「重い」にしたりするなどの言い換えはしているが、文章の流れや表現はほとんど変わらない。
 この作品は同年11月24日の読売新聞夕刊に掲載されているが、執筆した大分県内の女性は、同書で使うことを一切知らされなかったという。女性は「ディズニーランドではなく、地元の遊園地に出かけた時のことを書いた」と話している。
 一方、2ちゃんねるには同ランドでの感動した出来事を紹介するコーナーがあり、そこへの書き込みと酷似した文章も、同書には複数収録されている。2ちゃんねるに書き込まれた時期は、同書の出版以前だった。
 同書の末尾には参考文献が挙げられ、「関連サイトの情報を参考にさせていただきました」との記載もあるが、外部の文章を引用したなどの記述はなかった。
 著者の中村氏は、読売新聞に載った作品がほぼそのまま収録されていることについて、「ネットなどいろいろなところから題材を仕入れたと本にも書いてある」と釈明。「15年間現場にいたから、こういう話はいくらでも聞いている。決してうそではない」とする一方、「全部本当かどうかは分からない」とも話している。
 同書の初版発行日は先月10日。発行元のサンクチュアリ・パブリッシングの鶴巻謙介社長は、「エピソードは、著者が見聞きしたり、ディズニーランドの社内で語り継がれたりしている話だと聞いているが、ネットや新聞に酷似した文章があるとは知らなかった。著者や編集者から詳しい経緯を聞きたい」と話している。
 ◆「最後のパレード」=33章から成り、ディズニーランドであったとされるエピソードを紹介している。著者の中村氏について、同書の略歴欄には、1982年に同ランドを運営するオリエンタルランドに入社し、約15年間、社員指導などを担当したと記されている。発行元によると、これまでに約23万部が売れたという。(09年4月20日 読売新聞)

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2009年4月19日 (日)

第62回日本推理作家協会賞に道尾秀介氏、柳広司氏など6作品

 第62回日本推理作家協会賞が17日、以下の通りに決まった。
 【長編および連作短編集部門】 道尾秀介「カラスの親指」(講談社)▽柳広司「ジョーカー・ゲーム」(角川書店)
 【短編部門】曽根圭介「熱帯夜」(「野性時代」6月号)▽田中啓文「渋い夢」(「ミステリーズ!」28号)【評論その他の部門】円堂都司昭「『謎』の解像度」(光文社)▽栗原裕一郎「〈盗作〉の文学史」(新曜社)=いずれも敬称略

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2009年4月18日 (土)

第28回新田次郎文学賞に植松三十里氏

 第28回新田次郎文学賞(財団法人新田次郎記念会主催)は16日、植松三十里(みどり)さん(54)の『群青 日本海軍の礎を築いた男』(文芸春秋)に決まった。賞金100万円。

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第16回松本清張賞は、牧村一人さん「六本木心中」

 第16回松本清張賞(日本文学振興会主催)は15日、牧村一人(まきむら・かずひと)さんの「六本木心中」に決まった。賞金500万円。贈呈式は6月19日、東京・内幸町の帝国ホテルで。牧村さんは昭和42年生まれ、多摩美大卒。現在会社員。平成18年に「俺と雌猫のレクイエム」でオール読物推理小説新人賞を受賞している。

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2009年4月17日 (金)

蛇笏賞に廣瀬直人さんの句集「風の空」

 第43回蛇笏賞(角川文化振興財団主催)は16日、廣瀬直人さん(79)の句集「風の空」(角川書店)に決まった。

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Q1】短編小説は好きですか?

 (講談社『BOOK倶楽部メール』09年4月15日号より)
 ・好き…45% ・どちらかといえば好き…20%
  ・どちらともいえない…28% ・どちらかといえば嫌い…6% ・嫌い…1%
【Q2】長編小説は好きですか?
  ・好き…62% ・どちらかといえば好き…16%
  ・どちらともいえない…20% ・どちらかといえば嫌い…2% ・嫌い…0.4%
【Q3】短編小説といったらこの人!(BEST3・敬称略)
  星新一、乙一、芥川龍之介
【Q4】おすすめの短編小説は?
★「Z00」(乙一)
 小学生のとき読んだあの恐ろしさが忘れられない。(兵庫県 S様 15歳以下)
★星新一の短編集「ボッコちゃん」
 今までに読んだことがなかった世の中を痛烈に風刺した世界観にがーんとした。
 後味の悪い読後感だし色々と考えさせられるがそこが堪らないし、癖に…
 (神奈川県 K様 15歳以下)
★伊坂幸太郎さんの「チルドレン」です。
 全編がつながっているようでつながってなかくて、でもやっぱりつながってる
 感じが伊坂さんっぽいので。(神奈川県 I様 10代)
★「杜子春」
 芥川作品はどれも不思議な感じがして、すごく好きなんですが、特に私は魔術
 が出てくる話が好きです。昔の人なのに、現代の小説と似ているところがあっ
 て、すごく面白いです! (秋田県 S様 10代)
★村上春樹「緑色の獣」(「レキシントンの幽霊」所収)
 これが純文学かー!と初めて意識した作品。(神奈川県 I様 20代)
★宮部みゆきの「我らが隣人の犯罪」の中の「サボテンの花」。
 心あたたまる話で感動した。(福岡県 O様 20代)
★O・ヘンリー 「賢者の贈り物」
 中学の英語の授業で読みました。なんともいえない結末に感動してしまいま
 した。人のやさしい心を感じられる作品です。(茨城県 O様 20代)
★筒井康隆先生の短編はどれもサイコウですが、「ベトナム観光公社」は特に
 お腹がよじれます。「最高級有機質肥料」万歳! (大阪府 H様 30代)
★ダン・シモンズ「最後のクラス写真」(「夜更けのエントロピー」所収)
 一番最近読んだ短編集のうちで一番印象に残ったので。ダン・シモンズは一見
 暗いんだけど、最後にちょこっと希望を残してくれるのが好き。
 (東京都 S様 30代)
★「この本が、世界に存在することに(さがしもの)」「Presents」の二冊。
 この角田光代作品は胸にぐっと沁みました。 (大阪府 T様 30代)
★重松清『まゆみのマーチ』(「卒業」所収)
 サイコーです!!! 泣けます。自分の体験と重なります。(千葉県 I様 30代)
★「邪馬台国はどこですか」(鯨統一郎)
 独自の歴史解釈・物語解釈のどの作品もよいのですが、やはりデビュー作は
 インパクトがありました。(千葉県 S様 40代)
★「D県警」シリーズ(横山秀夫)
 新聞記者時代に培ったリアルな世界を描かせたら天下一品だと思います。
 (新潟県 T様 40代)
★ジェラルド・カーシュ『壜の中の手記』。
 アンブローズ・ビアスの失踪を題材にした短編。読み終えた後のゾワゾワ感は
 癖になります。西崎憲さんの訳が最高です。(福岡県 T様 40代)
★ジェフリー・ディーヴァーの『クリスマスプレゼント』
 二重三重のどんでん返しが楽しめる16編が収録されている、今世紀最高と
 いわれる翻訳短編集。(愛知県 Y様 50代)

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2009年4月15日 (水)

第108回文学界新人賞にイラン人のネザマフィさん、06年留学生文学賞の受賞者

 文芸春秋は14日、第108回文学界新人賞がイラン人のシリン・ネザマフィさん(29)の「白い紙」に決まったと発表した。日本語以外の言語を母語とする作家の受賞は第105回の楊逸さん(中国籍)以来2人目。賞金50万円。受賞作は5月7日発売の「文学界」6月号に掲載される。
ネザマフィさんは、1979年、テヘラン生まれで神戸大院卒。現在、大阪で大手電機メーカーのシステムエンジニアをしている。2006年留学生文学賞を受賞している。

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2009年4月13日 (月)

主婦と生活社の「NHKためしてガッテン」が25万部に

主婦と生活社の季刊誌「NHKためしてガッテン春号」が3月16日に発売してから完売店が続出し、発売8日目で初版21万部から4万部の重版を決めた。
 アスコムの民事再生により、NHKから出版権を取得した同社は昨年11月に新装刊し、18万部を完売。第2弾の春号もこれまでに計25万部の発行を決めた。アスコム時代、平均発行部数は17万部超。ピークだった創刊時の水準まで発行部数を伸ばした。
 NHK総合で放送中の同番組の視聴率は17~18%と上昇基調。50~70代の女性を中心に、健康・料理などの特集や3大付録がウケているようだ。当時、アスコムで編集長だった新井晋編集長はスタジオ代など編集コストを抑制しながら、付録の充実や15%程度の増頁を図ってきた。
 同社によると、書店では発売八日目に今井書店グループで92%の実売率を示すなど、東北・北陸・中国・九州地区で出足が早く、特に「NHKテキスト」の横で展開する書店が好調だという。
 販売本部では30万部の発行と完売を目指し、バックナンバーを含めて書店促進を強化する構えだ。(新文化09年4月9日)

また、同誌から派生した「脱・高血圧の『超』常識」「くり返し作りたいおかずの『超』基本」のムック2点も初版3万2000部から重版している。同シリーズのムックは5月下旬にも2点を刊行する予定で、同社の新機軸になりそうである。



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2009年4月12日 (日)

豆本作家・赤井都さんの豆本がちゃぽんが大人気

 赤井さん情報「言壺」だより、より。
■「ぶらり途中下車の旅」の反響
 出るよ出るよ~と大騒ぎしたわりに、5分という短い放映でしたが、反響すごかったです! すごすぎてもう!!
9時半に放映があり、豆本がちゃぽんは13時に完売。一日で250球以上が落とされました。この時、私は福山でWSをしていて、知らぬが仏の平和な時を過ごしていました、現場は戦場だったのに、すみません。
3/20に緊急追加し、一人三回制限をつけたものも、すぐ完売。
一日半で366球が落とされました。
 4/2、緊急補充版第二弾として再開。一人三回制限を続けましたが、二時間弱で135球が落とされ、完売。
この勢いには、一瞬、手作りへの無力感さえ漂いましたが、しかし、「良心店のロールケーキ」的、完売御礼でいきたいと思っています。
 次回入荷は4/18、第9集がスタートします。私は10集に参加します。がちゃぽんだけでなく、本店3階の豆本棚も大盛況で、スカスカ感との絶えざる戦いになっているようです。DMも砂が水を吸うように一瞬で消えるようです。がちゃぽんに入れてほしいというサンプル送付も4件ありました。

 怒涛の完売、第8集はこんなでした:豆本がちゃぽん

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2009年4月10日 (金)

向田邦子賞に古沢良太さん…「ゴンゾウ~伝説の刑事」で

 優れたテレビドラマの脚本家に贈られる第27回(同賞委員会、東京ニュース通信社主催)は9日、テレビ朝日系で昨夏に放送された「ゴンゾウ~伝説の刑事」の古沢(こさわ)良太さん(35)に決まった。古沢さんは2002年、第2回テレビ朝日21世紀新人シナリオ大賞を受賞してデビュー。「相棒」などのテレビドラマを手掛け、06年には映画「ALWAYS 三丁目の夕日」で日本アカデミー賞最優秀脚本賞。「新しい刑事ドラマを作ろうとした姿勢や志が評価してもらえたと思う」と話している。

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青山七恵さんの「かけら」が川端康成文学賞

 昨年発表された短編ベスト1に贈られる第35回川端康成文学賞(川端康成記念会主催)に9日、青山七恵さん(26)の「かけら」(「新潮」昨年11月号)が選ばれた。同賞では最年少の受賞者。賞金100万円。

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「ケータイ小説文庫」創刊へ! スターツ出版

 スターツ出版はケータイ小説文庫を 4月25日に4点まで創刊する。これまで単行本で12万部以上を発行した『プリンス』や『星空』、日本ケータイ小説大賞の入賞作をラインアップ。今後、既刊書や書き下ろし作品を厳選して月3~4点のペースで刊行する。同社が運営するケータイ小説サイト「野いちご」から文庫化する予定も。創刊4点の本体価格は各500円。箱入り4点セット(各10冊)ほか拡販材料を用意している。


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2009年4月 9日 (木)

 堀江敏幸さんが第24回中部ペンクラブ総会(6月14日)で講演へ

 第24回中部ペンクラブ総会が、6月14日(日)ホテル・ルブラ王山で開催される。当日は、「熊の敷石」で、第124回芥川賞を受賞した堀江敏幸・早稲田大学文化構想学部教授が「小説とその周辺」を講演する予定。
 堀江敏幸氏は、1964年、岐阜市多治見市生まれ。作家・フランス文学者。「郊外へ」、「いつか王子駅で」などの作品もあり、「おぱらばん」で三島由紀夫賞。川端康成文学賞受賞の「スタンス・ドット」を収めた「雪沼とその周辺」で谷崎潤一郎賞、木山捷平文学賞の両賞、「河岸忘日抄」で読売文学賞を受賞している。翻訳も多くパトリック・モディアノ「八月の日曜日」、フィリップ・ソレルス「神秘のモーツアルト」、「ミッシェル・フーコー思考集Ⅱ」(共訳)などがある。

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2009年4月 8日 (水)

「ファミリーウォーカー」を6月創刊!角川マーケティング

角川マーケティングは6月24日、未就学児童をもつ家族の月刊誌「Family Walker(ファミリーウォーカー)」を創刊。体裁はA4正寸判・中綴じ。定価390円。創刊日は東京基準で北海道版と九州版は6月26日の発売。
 全国5版体制で首都圏版5万部、関西版6万部、東海版3万5000部など合計21万部を発行。「ママの目線」をキーワードに休日の外出情報や生活情報、1カ月分のテレビ番組表など家族の絆を深められる企画を提供する。
 角川グループホールディングスの角川歴彦会長は「『ファミリーウォーカー』は私にとって大きな創刊」とし、昨年はマスメディアが“試練の年”を過ごしたが、「根本原因はメディア力の衰退にある。雑誌のイノベーションはどうあるべきか。先日、相賀徹夫さんのお別れの会で創業記念日に〈創業0年宣言〉をするパネル写真に接し、足が震えた。「『東京ウォーカー』は来年20周年を迎えるが、雑誌部門ゼロ年の気構えで、デジタルと紙媒体の二本柱によるイノベーションを目指したい」。
 広告面でもナショナルスポンサーで50億円、地域の販促活動で50億円の計100億円にトライすることが、雑誌再生に必要とする。
 「ウォーカー」シリーズのリニューアルでは、6月から「東京ウォーカー」は〈街の再発見〉をテーマに据え、人気エリアの定期的な特集やイベント情報に注力し、〈休日応援マガジン〉に衣替えする。判型はA4変型からA4正寸判に変更する。
 「北海道ウォーカー」と「九州ウォーカー」はテレビ番組表を削除。「千葉ウォーカー」は休刊し、「街角ウォーカー」の千葉、柏、船橋・習志野の各ウォーカーで再出発する。
 「大人ウォーカー」をリニューアル、首都圏在住の40代がターゲットの大人の食雑誌「めしとも」(予価550円)は6月15日、5万部で新創刊。ジャンル別の食情報や総合的な美食レビュー、旬の産地巡り、試食会イベントの動画配信など複合的に紹介する。
 女性誌「シュシュ」は3月26日発売号から隔週刊を毎月第2・4木曜日に変更。ロゴも二段組に。判型はA4ワイド判に拡大。特集を倍増させ、B5サイズのスイーツ実用ブックを付録に付ける。目玉連載は「骨格メイク」。
 「週刊ザテレビジョン」は3月18日発売号から番組表が1頁6局を5局の配列に変更。天地幅を四ミリサイズアップさせ、文字デザインも一新する。(新文化4月2日)

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2009年4月 7日 (火)

第52回「群像新人文学賞」は丸岡大介氏と永岡杜人氏に決まる

 講談社は、第52回「群像新人文学賞」の小説と評論2部門の受賞作を決定した。
小説部門は、「カメレオン狂のための戦争学習帳」丸岡大介氏(28歳・無職)。評論部門では、当選作「言語についての小説 リービ英雄論」永岡杜人氏(49歳・高校教員)、優秀作「批評論事始」伊東祐吏(33歳・大学院生)
受賞作には、賞状・賞金50万円を贈る。受賞作品・選評は「群像」6月号(5月7日発売)に掲載。

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【Q1】ノンフィクションは好きですか?

(講談社メールマガジンより) ・好き…27% ・どちらかといえば好き…24%・どちらともいえない…37% ・どちらかといえば嫌い…11% ・嫌い…1%
【Q2】フィクション(小説類)とノンフィクション、どちらが好きですか?
・フィクションの方が好き…62% ・ノンフィクションの方が好き…13%・どちらともいえない…25%
【Q3】どんなジャンル(傾向)のノンフィクションを読みますか?
  ・医療、健康…19% ・芸術、芸能…18% ・歴史…18% ・政治、社会…15% ・経済、ビジネス…12% ・スポーツ…10% ・伝記…7% (以下省略)
【Q4】どんな題材のノンフィクションが読みたいですか?
・歴史(戦国時代多数) ・医療、介護 ・スポーツ ・政治 ・偉人伝
【Q5】おすすめノンフィクションは?
★サイモン・シンの「フェルマーの最終定理」300年以上も解くことができなかったフェルマーの最後の定理が証明される過程を記した小説以上にドラマティックなノンフィクションです。(神奈川県 K様 15歳以下)★藤井誠二・著「殺された側の論理」被害者や遺族に無関心で、加害者に甘い日本の刑法(特に少年法)に、愕然としました。最近、裁判への被害者参加が認められましたが、まだまだ被害者に冷たい状況は続いています。(大阪府 S様 10代)★「死の川とたたかう」(八田清信)小学校のころノンフィクションを読んで感想を書こうという趣旨の授業で読みました。当時でもかなり古い本で、まだ公害という言葉も知らない頃に読んだ のですが、かなり衝撃を受け初めて…… (東京都 E様 10代)★「ワイルド・スワン」(ユン・チアン)文化大革命という歴史の教科書でしか見たことのない悪政がリアルに感じられる。保身のために他人を陥れる人間の醜さ。 (大分県 M様 20代)★「シーラという子」(トリイ・L. ヘイデン)中学校の時に読んで、衝撃を受けました。その後トリイヘイデンを読み漁りました。(滋賀県 N様 20代)★「墜落遺体」飯塚訓 最後の一人まで、指の先、ほんの一部分でも家族のもとへ返そうとする人々の執念が凄まじいです。日本人と外国人の遺体に対する考え方の違いなど考えさせれられることの多い本です。(北海道 K様 20代)★乙武洋匡さんの「五体不満足」小学校の頃に読んで、乙武さんや周囲の人の行動や考え方が印象に残りました。(埼玉県 S様 20代)★「淳」(土師守)と「「少年A」この子を生んで」(「少年A」の父母 )高校生の頃、司書の先生から「どちらかを読むのではなく、必ず両方読んで」と言われて読みました。何も感じずに、おもしろいおもしろくないで読むものを判断していた私には…… (千葉県 K様 20代)★「そして殺人者は野に放たれる」(日垣隆)刑法37条を題材にしたルポタージュです。「心神喪失」「心神耗弱」の名の下に行われる犯罪と裁きが、すごく怖かったし、考えさせられました。文章も引き込まれました。(埼玉県 M様 20代)★メディアの支配者(中川一徳 講談社)メールの懸賞で当選して読んだ本だが、テレビ業界の華やかさの裏側の醜い権力闘争が丁寧に書かれており、面白かった。(千葉県 U様 30代)★佐藤多佳子さんの『夏から夏へ』これを読んで見た陸上は全く違って見えました。沢木耕太郎さんのノンフィクションは、どれと決められないほど素晴らしいです。あと奥田英朗さんのオリンピック観戦記は格別。(神奈川県 M様 30代)★沢木耕太郎さん「敗れざる者たち」先輩に薦められて読み、一気に沢木フリークになりました。それくらい新鮮な、情熱に満ちたスポーツノンフィクションの傑作で、以後沢木さんの作品は、何でも読みます。(埼玉県 T様 40代)★「甲子園への遺言」(門田隆将)NHKのドラマをきっかけに読みました。高畠さんの生き様に感動しました。(岡山県 Y様 40代)★「心にナイフを偲ばせて」(奥野修司)は、本当に怖かった。最後のくだりで犯罪者が法律家になり被害者からの電話を面倒くさそうにとるところなど……(神奈川県 S様 40代)★『最後の授業 ぼくの命があるうちに』ランディ・パウシュ。病と闘いながらもいつも前向きなパウシュ先生と夢を実現させててきた生き方。読んでいてとても力づけられました。授業も素敵でした!!!(東京都 J様 40代)

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2009年4月 6日 (月)

第6回本屋大賞に湊かなえ著『告白』(双葉社)

第6回本屋大賞に湊かなえ著『告白』(双葉社)が決まった。 双葉社は初受賞。今回は1172人の書店員がエントリー。1次投票には全国327書店・411人、2次投票には308書店・356人が投票した。 エントリー人数は過去最多となった。
○第6回本屋大賞ノミネート作品
悼む人 天童荒太著 文藝春秋/告白 湊かなえ著 双葉社/出星前夜 飯嶋和一著 小学館/ジョーカー・ゲーム 柳広司著 角川書店/新世界より (上・下) 貴志祐介著 講談社/テンペスト 上 若夏の巻 池上永一著 角川書店 /テンペスト 下 花風の巻 池上永一著 角川書店 08/8 08044126
のぼうの城 和田竜著 小学館/ボックス! 百田尚樹著 太田出版/モダンタイムス(Morning NOVELS) 伊坂幸太郎著 講談社 /流星の絆 東野圭吾著 講談社。

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橋田賞に「篤姫」、新人脚本賞入選作「てのひらに綴(つづ)る愛」(小鳥遊まり)など

 優れた番組やテレビで活躍した人を顕彰する「第17回橋田賞」が3日、発表され、橋田賞には昨年高視聴率で人気を呼んだNHKの大河ドラマ「篤姫」の作品と出演者などが選ばれた。受賞作品・受賞者は次の通り(敬称略)。
 ▽橋田賞=NHK「篤姫」、フジテレビ「風のガーデン」、TBS「Around40」、テレビ東京「ガイアの夜明け」、篠崎絵里子、角野卓造、松坂慶子、高畑淳子、堺雅人▽同新人賞=瑛太、上野樹里、黒木メイサ▽同特別賞=藤田太寅(たかのぶ)▽同新人脚本賞入選作=「てのひらに綴(つづ)る愛」(小鳥遊まり)▽同賞佳作=「季節はずれの恋」(坂本紀男)、「元女房、揃(そろ)い踏み」(山田浩司)(09年4月3日 読売新聞)

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2009年4月 5日 (日)

買い取り相場3月31日・文芸書/ブックマート蓮沼店

《単行本》平安寿子「さよならの扉」500円/山本兼一「利休にたずねよ」500円/天童荒太「悼む人」450円/宮部みゆき「英雄の書」(上下セット)900円/火坂雅志「天地人」新装版(上中下セット)800円/有川浩「三匹のおっさん」450円/宇佐美真里「富子すきすき」450円/「疑心 隠蔽捜査3」450円/角田光代「くまちゃん」450円/森美登美彦「恋文の技術」450円。

《ノンフィクション・その他》鈴木修「俺は、中小企業のおやじ」420円/竹内久米司「脳は都合よく使えばいい“習慣で脳はいくらでも変わる”」400円/板倉徹「同時に2つのことをやりなさい!付き」370円/小飼弾「小飼弾の『仕組み』進化論」370円/城田真琴「クラウドの衝撃―IT史上最大の創造的破壊が始まった」370円/中原圭介「サブプライム後の新世界経済“10年先を読む「経済予測力」の磨き方」370円/三橋貴明「崩壊する世界 繁栄する日本」350円。

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2009年4月 2日 (木)

ネット配信した小説『チェンジ・ザ・ゲーム』(ミヤオビパブリッシング)を出版

 すばる文学賞の受賞歴のある俳優・大鶴義丹が本名を隠し、敢えてタンジールというペンネームで挑み、ネット配信した小説『チェンジ・ザ・ゲーム』(ミヤオビパブリッシング/大鶴義丹著/1000円+税)が書籍化して発売。
本書は大鶴義丹氏と若者にカリスマ的人気のシンガーソングライター清水翔太との出会いから生まれた。本文中には童子-T・加藤ミリヤ・TARO SOUL・SIMON・COMA-CHIなど数々のアーティストが実名で登場し、彼らアーティスト達の未公開リリック(歌詞)も多数掲載されている。

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2009年4月 1日 (水)

飯島愛さん追悼本が1週間で3万部突破

(09年03月31日 / 提供:livedoo) 「飯島愛 孤独死の真相~プラトニック・セックスの果て~」 昨年、クリスマスイブに急逝した飯島愛さんの死を悼んだ追悼本「飯島愛 孤独死の真相~プラトニック・セックスの果て~」(双葉社)が、3月24日の発売から1週間で、3万部を突破したことが分かった。
 本書は、芸能界に詳しいノンフィクションライターの田山絵里氏が、飯島さんの同級生や医療機関の関係者、警察関係者、AV時代の事務所幹部ら、200人に取材を敢行。飯島さんの“孤独死”の真相に迫ったもの。警視庁が発表した「肺炎」という死因に疑問を投げかけ、さらに、生前に“交際”していた大物芸能人の名前も実名で記されている。
 台湾からも翻訳化のオファーがあり、今後、台湾で出版される可能性もあるという。
 

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2009年3月30日 (月)

雨宮処凛さん(35)、「右」やめて「左」でもなく、立ち位置は「前」

(毎日新聞夕刊3月26日、遠藤拓記者)雨宮処凛(あまみや・かりん)=1975年生まれ。北海道生まれ。00年、自身のいじめや自殺未遂の体験を書いた「生き地獄天国」でデビュー。07年「生きさせろ! 難民化する若者たち」で日本ジャーナリスト会議賞。近著に「プレカリアートの憂鬱」。プレカリアートとは、イタリア語のプレカリオ(不安定な)とプロレタリアートを合わせた造語。「不安定さを強いられる人々」を意味するという。
 非正規雇用労働にあえぐ若者の実態を告発し、デモや集会に足しげく通う雨宮さん。付いたあだ名「ワープア(ワーキング・プア)のミューズ」「プレカリアートのマリア」。雨宮さんが、プレカリアートの問題に取り組むようになったのは3年ほど前。うつ病や自殺に追い込まれる現代の若者の「生きづらさ」をテーマとしているうちに、問題の根っこには不安定な雇用の問題があるのではと思った。「『右』はもうやめたし、『左』はマルクスを読まないとダメらしいし…。立ち位置は『前』です。追いつめられたプレカリアートには、かつての私のように『右』にすがる人もいれば、『左』もいる。どちらであってもその苦しみは否定できません」
雨宮処凛さん関連ニュース「いま“はたらく”が危ない!「反-貧困フェスタ2009」でシンポ」

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2009年3月28日 (土)

パフォーマンス「多和田葉子×高瀬アキ」のチケットを発売。

来たる7月11日~12日に芥川賞作家・多和田葉子×ジャズピアニスト・高瀬アキ「横浜発―鏡像」のパフォーマンスを横浜赤レンガ倉庫1号館ホールで、それぞれ15時より開催する。
 これは横浜開港150周年を記念した特別企画。言葉遊びを散りばめた「港」を巡る多和田葉子のテキストの朗読と高瀬アキのピアノ、ルイ・スクラヴィスのクラリネット、川口ゆいのダンスのパフォーマンスを軸に、魅力的な「港」の世界を表現するもの。チケットは全席指定で、一般3000円、ペア券5000円、学生(24歳以下)2000円。チケット発売は3月28日(土)より。

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2009年3月25日 (水)

マンガ大賞2009に末次由紀さん「ちはやふる」

 全国の書店員らがお薦めの漫画を投票で選ぶ「マンガ大賞2009」(マンガ大賞実行委員会主催)が24日発表され、競技カルタの世界を描いた、末次由紀さんの「ちはやふる」(講談社)が選ばれた。

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2009年3月21日 (土)

井上ひさしさん、中村紘子さんら9人に芸術院賞

 日本芸術院(三浦朱門院長)は20日、芸術活動で功績があった人に贈る今年度の日本芸術院賞に、作家の井上ひさしさん(74)ら9人を選んだ。
 井上さんと書家の小山やす子さん(84)、ピアニストの中村紘子さん(64)には恩賜賞も贈られる。受賞者と対象作品などは次の通り。(敬称略)
 藪野健(65)=洋画。二紀展出品作「ある日アッシジの丘で」▽宮瀬富之(本名・宮瀬富夫)(67)=彫塑。日展出品作「源氏物語絵巻に想う」▽小山やす子=書。日展出品作「更級日記抄」▽井上ひさし(本名・井上廈)=小説。戯曲を中心とする広い領域における長年の業績▽九世観世銕之丞(てつのじょう)(本名・観世暁夫)(52)=能楽。「安宅」などシテ方としての優れた演能成果▽豊竹咲大夫(本名・生田陽三)(64)=文楽。文楽大夫としての卓越した演技▽七世杵屋巳太郎(本名・宮沢雅之)(71)=邦楽。長唄三味線方の優れた演奏と伝承▽豊英秋(64)=邦楽。長年にわたる雅楽演奏の業績▽中村紘子(本名・福田紘子)=洋楽。ピアニストとしての世界的評価を確立。

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田辺聖子文学館ジュニア文学賞に濱田実子さん(小説「カモメと象」)など

 大阪樟蔭女子大(東大阪市)が創設した「田辺聖子文学館ジュニア文学賞」は、全国の中高生を対象に小説、短歌など6部門を募集、8104点の応募があった。各部門の最優秀賞の中から田辺さん本人が選んだ「田辺聖子賞」には、今別町立今別中(青森)3年、濱田実子さん(小説「カモメと象」)▽宍粟市立一宮北中(兵庫)3年、小堀加央利さん(短歌)▽新島学園高(群馬)3年、山本貴和さん(読書体験記「女子高生VSカラマーゾフ」)が決まった。

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2009年3月20日 (金)

糸井重里さんに伊丹十三賞…参加型メディアの可能性開拓

 第1回伊丹十三賞(ITM伊丹記念財団主催)は、コピーライターの糸井重里さん(60)に決まった。副賞100万円。ウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」の編集長として、参加型メディアの新たな可能性を開拓したことが評価された。同賞は映画監督やエッセイストなど様々な分野で才能を発揮した伊丹氏にちなんだもので、言語表現と映像・ビジュアル表現の2分野で、毎年交互に受賞者を選ぶ。(09年3月19日 読売新聞)

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2009年3月17日 (火)

「悪」をテーマにした本が続々/異形の力への恐れと憧れ

 ワル、悪、悪党……。自分の腹に一物あるせいか、ないがゆえなのか、「悪」をテーマにした本が、やたらと書店で目に留まる。景気回復の見通しが立たず不明瞭(ふめいりょう)感が色濃い世の中、「悪」への恐れ、期待が背景にあるのだろうか。(鷲見一郎記者09年3月11日 読売新聞)
 哲学者・内山節(たかし)『怯(おび)えの時代』(新潮選書)。現代は、「善悪を判断できないままに悪に怯える時代」であるとして、「悪」の時代の到来を告げる。善悪の判断ができないのは、個人化の過度な進行によって、共有する価値観が失われたからだとの結論を導き出している。
 もっとも、善悪が判断できないからといって無法状態になるという訳でもない。『暴走するセキュリティ』(洋泉社新書y)で芹沢一也は、「『善』なる被害者とそれに共感する社会、そして『悪』なる加害者とそれに恐怖する社会」という配置が明確になり、社会が法的な悪を排除している構造を解き明かす。
 その一方、世間でいわゆる“ワル”は重宝がられている。門昌央『土壇場を切り抜けるワルの法則(ノウハウ)』(ソフトバンククリエイティブ)では、日常よくあるピンチの事例に対する切り抜け方を紹介。「世間通と言われる人は、悪事は働かないが、ワルの面を持っていて」知恵や機転で巧みに対処する。ある種の称賛を込めて、それをワルとしている。
 歴史をさかのぼると、東京大学史料編纂(へんさん)所の本郷和人准教授(日本中世史)は、「(源頼朝の兄)源義平が悪源太と呼ばれたように、悪には力強いという意味があった」と説明する。
 では、現代の“悪党”たちはどんな人たちなのか――。佐藤優、田中森一ら「過去になかったタイプの論者」8人へのインタビューをまとめた足立倫行『悪党の金言』(集英社新書)は「(外務省は)どうしようもない役所」(佐藤)、「(バブル期の闇紳士が)活躍したことによって世の中が活性化したのは確か」(田中)といった本音の発言をズラリと並べる。
 法的にはともかく、悪や悪党に思いを致すのは、その力強さに憧(あこが)れるところがあるかららしい。確かにドラマでも劇でも大相撲でも、敵役が強ければ強いほど面白い。現代を生き抜くワルさを求めている方にオススメです。

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2009年3月15日 (日)

「第19回ゆきのまち幻想文学賞」大賞に中山佳子さん(32)「雪の反転鏡」

 雪をテーマにした物語を公募し、顕彰する「第19回ゆきのまち幻想文学賞」(「ゆきのまち通信」主宰、読売新聞社など特別協力)の大賞は、兵庫県加古川市の中山佳子さん(32)「雪の反転鏡」に決まった。賞金30万円。入選以上の受賞経験者を対象とする長編賞には、山口県宇部市の主婦、中山聖子さん(41)「潮の流れは」が選ばれた。賞金10万円


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第59回H氏賞に中島悦子さん(47)詩集「マッチ売りの偽書」

日本現代詩人会は14日、第59回H氏賞に中島悦子さん(47)=横浜市旭区在住=の詩集「マッチ売りの偽書」(思潮社)を、第27回現代詩人賞に辻井喬さん(81)=東京都港区在住=の詩集「自伝詩のためのエスキース」(思潮社)を選んだ。賞金は各50万円。

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2009年3月12日 (木)

詩歌文学館賞に長田弘・橋本喜典・友岡子郷の3氏

 第24回詩歌文学館賞(一ツ橋綜合財団など主催)が決まった。
 ▽詩=長田弘氏「幸いなるかな本を読む人」(毎日新聞社)▽短歌=橋本喜典氏「悲母像」(短歌新聞社)▽俳句=友岡子郷氏「友岡子郷俳句集成」(沖積舎)。賞金各100万円。贈賞式は5月23日、岩手県北上市の日本現代詩歌文学館。

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2009年3月11日 (水)

書店廃業は1095店/4年ぶり1000店超に=2008年

昨年の書店廃業数が1095店にのぼり、売場面積が5万7684坪であることが、大手出版社の調査でわかった。廃業店は前年の951店から144店増(前年比15.1%増)と大幅に増えた。
 1997年から03年まで7年間にわたって、1000店以上の高水準で推移していたが、04年から07年までは900店台と減少傾向が続いていた。しかし、昨年は米国の金融破綻から経済不況が深刻化し、国内でも消費が低迷。取次会社への支払いが困難になるなど資金繰りが悪化。また、大型書店の出店ラッシュによる競合や後継者不在などの理由から小規模書店が廃業。大手ナショナルチェーンも再生計画からスクラップ物件が増加し、4年ぶりに1000店超えとなった。
 廃業した書店の売場面積は前年の5万4641坪から約3000坪増加。調査データが開示された98年から11年間で最多坪数となった。1店当りの平均坪数は前年比4.8坪減の52.7坪。直近11年間累計の廃業店数と総売場面積は1万1939店、54万1172坪となる。昨年の新規出店については、399店で売場面積は5万9270坪だった。(新文化09/3/5号)

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2009年3月 6日 (金)

斎藤茂吉短歌文学賞に河野裕子氏の歌集「母系」

 第20回斎藤茂吉短歌文学賞(山形県など主催)が5日発表され、河野裕子氏(62)の歌集「母系」(青磁社刊)が選ばれた。賞金50万円。贈呈式は5月17日に同県上山市で行われる。河野氏の夫、永田和宏氏は前回の受賞者。(09年3月5日 読売新聞)

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2009年3月 5日 (木)

諸君!」が6月号で休刊へ

 文芸春秋が発行するオピニオン誌、月刊「諸君!」が、5月1日発売の6月号を最後に休刊することになった。
 同誌は右派色の強い論壇誌として1969年に創刊。同社によると、近年の実売部数は4万部を割り込んでいた。休刊理由については「不採算部門の見直しの一環」としている。論壇・総合誌関係では「論座」「現代」が昨年相次いで休刊している。(09年3月3日 読売新聞)

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吉川英治文学賞に奥田英朗さん「オリンピックの身代金」

 第43回吉川英治文学賞(吉川英治国民文化振興会主催)は4日、奥田英朗(ひでお)さん(49)の「オリンピックの身代金」(角川書店)に決まった。
 副賞300万円。第30回同新人賞には、朝倉かすみさん(48)の「田村はまだか」(光文社)と柳広司さん(41)の「ジョーカー・ゲーム」(角川書店)が選ばれた。副賞各100万円。
 また、第43回同文化賞は次の通り。▽垣見一雅(かきみかずまさ)さん(69)=ネパールで生活支援▽田村恒夫さん(83)=阿波木偶(でこ)の伝承発展▽中野主一(しゅいち)さん(61)=新天体発見へ貢献▽長尾直太郎さん(89)=浮世絵版画の制作。副賞各100万円。(09年3月4日 読売新聞)

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2009年3月 3日 (火)

「伊坂幸太郎さんの小説を郵便で読む」を受付!双葉社

双葉社の伊坂幸太郎さんの小説を読む希望者受付サイト

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2009年3月 2日 (月)

「第2回ドラマ原作大賞」(TBSと講談社)受賞は松田奈月さん

「第2回ドラマ原作大賞」の受賞作品発表・授賞式が2月26日、行った。大賞には、応募数916作品の中から松田奈月氏(35歳・女性・上海市)の「記憶の海」が選ばれた。同作品は、1年を目処に講談社が書籍化し、TBSがテレビ・ラジオドラマ化する予定。


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2009年2月28日 (土)

第52回農民文学賞の最終候補作品決まる

第52回農民文学賞(日本農民文学会主催)の最終候補は次の通り。
《小説の部》秋本朔「枯野を回る」/森厚「タカラ」/田村想野「農家記念日」/勝本吉伸「白い手袋」。
《詩の部》山脇知之「里山の冬」/鹿島茂「山麗の村」。

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2009年2月25日 (水)

人気テレビゲームが小説化

 事件のなぞ解きゲーム「レイトン教授」シリーズの世界を舞台にした『レイトン教授とさまよえる城』(柳原慧(けい)著)が出版された。主人公ルーク少年などゲームのキャラクターたちが活躍する。ミステリー作家による書き下ろし。小学館、1500円。

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2009年2月24日 (火)

国際ペン大会・東京2010は「環境と文学」がテーマ

 国際ペン大会2010年は「環境と文学」がテーマのPJニュース。

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2009年2月23日 (月)

「司馬遼太郎賞」に原武史さん

 作家の司馬遼太郎をしのぶ第13回「菜の花忌」(司馬遼太郎記念財団主催)が22日、大阪市中央区のNHK大阪ホールで開かれ、第12回司馬遼太郎賞が、明治学院大教授の原武史さん、司馬遼太郎フェローシップが鳥取大医学部生の鈴木愛瑠(える)さんに贈られた。(09年2月22日 読売新聞)

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2009年2月21日 (土)

ポプラ社『この人を見よ!歴史をつくった人びと伝』全20巻、初版は各巻1万部。

ポプラ社の昨年1月から12月末までの売上高は前年比5.03%増。3月期決算でも「同5~6%増で増収の見通し。3月12日には『この人を見よ! 歴史をつくった人びと伝』で全20巻を発売。初版は各巻1万部。約2000書店に配本する。

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2009年2月17日 (火)

【Q1】恋愛小説は好きですか?

【Q1】恋愛小説は好きですか?
(講談社『BOOK倶楽部メール』09年2月15日号より)
・好き…19% ・嫌い…19% ・どちらともいえない…62%
【Q2】 恋愛小説は年間どれくらい読みますか?
・0冊…152名 ・1冊…80名 ・2冊…43名 ・3冊…34名・4冊…5名 ・5冊…61名 ・6冊…2名 ・10冊…46名・20冊…17名 ・30冊…10名 (以降省略)
【Q3】恋愛小説といえばこの人!という著者は?(BEST5・敬称略)
・有川浩 ・渡辺淳一 ・村山由佳 ・江國香織 ・小池真理子
【Q4】バレンタインデーに本を贈ろうと思ったことはありますか?
・思ったことがある…16% ・思ったことがない…65% ・その他…19%
【Q5】おススメの恋愛小説は?(BEST5)
「図書館戦争」(有川 浩)/「おいしいコーヒーの入れ方」(村山 由佳)/「ノルウェイの森」(村上 春樹)/「クジラの彼」(有川 浩)/「ナラタージュ」(島本 理生)

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2009年2月15日 (日)

芥川賞の川上未映子さん、今度は中原中也賞

優れた新鋭の現代詩に贈られる「第14回中原中也賞」(山口市主催)に14日、作家川上未映子(みえこ)さん(32)(東京)の詩集「先端で、さすわ さされるわ そらええわ」が選ばれた。
 受賞作は、女性の性的な身体を細部にわたって描き、痛みや快楽の感覚を観念的に描いた詩。選考委員代表の北川透氏は「従来の詩の概念をはみ出した、渦巻いて流動する語り口。新しい詩の領域が開かれた」と評価した。
 川上さんは昨年、「乳と卵」で芥川賞を受賞。今回の受賞について「私にとって中也を記念する賞は、特別な意味を持つ。あらゆる批評やもくろみや分析が追いつかない詩作に精進したい」とのコメントを出した。
 中原中也は山口市出身。今回は2007年12月~08年11月に刊行された詩集が対象で、184点が審査された。副賞は100万円。贈呈式は4月29日に山口市行われる。(09年2月14日 読売新聞)

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2009年2月13日 (金)

横溝正史幻の10編 「探偵小説選」刊行

 探偵小説作家、横溝正史(1902~1981年)の単行本未収録作を集めた『横溝正史探偵小説選』(論創社、1~3巻)が刊行された。全55編の創作の中には、3年前遺品の中から見つかった未発表原稿「霧の夜の出来事」のほか、雑誌に掲載されたまま、ファンの間でも存在が知られていなかった9編の作品が含まれている。
 70年代にブームを巻き起こした横溝作品は新旧の角川文庫版が個人全集に近い形になっている。しかし、活動期間が長く、変名も使ってさまざまな雑誌に書いていただけに埋もれていた作品が多く、今回の幻の10編も2004年の最新作品リストにも記載がない。
 このうち、1949年に関西のカストリ雑誌「実話奇談集」に掲載された「地獄の花嫁」は、代表作執筆期の短編。また、44年、前線兵士への慰問雑誌「陣中読物」掲載の「蝶合戦」は、のちに捕物帖、人形佐七シリーズとして発表されたものの原型だ。
 全体像がつかみにくい横溝の埋もれていた作品が次々明らかになっているのは、近年のインターネットの発達も大きい。編集に協力した「『新青年』研究会」の黒田明さんは、「ネットを通して、研究者やファンの間の情報交換や図書館の蔵書の検索が楽にできるようになった。今後も新しい作品が見つかる可能性は高い」と話している。(09年2月10日 読売新聞)

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2009年2月11日 (水)

「第七回文学フリマ」ゼロアカ道場の同人誌が講談社から出版へ

講談社BOX 編/道場主・東浩紀 『東浩紀のゼロアカ道場 伝説の「文学フリマ」決戦』と題して第七回文学フリマのゼロアカ道場の同人誌が合本として講談社BOXからでることになった。三月に刊行予定。そこには、文学フリマに「ついてのイベントの総括コラム「文学フリマのいちばん熱い日」(望月事務局代表)の寄稿も採録されているようだ。講談社BOX刊行サイト

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2009年2月 9日 (月)

「春の文学フリマ2008」アンケート結果を発表

 文学フリマ事務局では、昨年5月11日に秋葉原の東京都中小企業振興会館で開催した「春の文学フリマ2008」のアンケート調査結果をまとめている。アンケート調査は「出店参加者」(回答者54人)と「来場者」(回答者87人)に分類して実施された。 (「文学フリマ」サイト)
 これは「春の文学フリマ」であるが、その後の11月の開催では、ゼロアカ道場の参加者が各グループが500部をほぼ完売し、5時間で約3000部を販売するという、企画した講談社も前代未聞の結果に驚くほどであった。その意味で、平常はこのくらいという目安になると思う。
【出店者からのアンケート】
 回答した人たちの性別は、女性30%、男性70%である。年代層は、16歳から65歳までで、幅広い年代層が同時に出店参加していることがわかる。
 「何人で参加したか?」では、1~3人がほとんどで、なかには13人というのもあった。
 同人誌即売会に対する経験度では、文学フリマしか知らない=25%。他の同人誌即売会に行ったことがある=70%。無回答=5%である。
 他に行ったことのある即売会では、コミケ、コミティアがほとんどで、その他、コミックシティ、関西コミティア、創作畑、TAT-HON、ふたけっと、ぶんぶん、サンクリ、02E、みみけっと、M3、コミックライブ、SF大会コミケ、博麗神社例大祭、東京ポエケットなど。
 「今後も文学フリマに参加したいか?」との設問では、次回以降も出店したい、時間があれば出店してみたい、が全員。100%が次回参加を希望していた。
 「文学フリマへの参加をしたきっかけ」では、過去に出店した経験があるから=50%強。来場したことがあるから=25%。インターネットで知った=10%。その他、友人・知人からの情報、チラシでみた、何で知ったか覚えていない、などがあった。
 「どれだけ売れたか?」という質問には、30冊以上売ったというグループが12組いる。その事例を挙げると次のようなものがある。カッコ内は売上金。90冊(9千円)、55冊(1万6500円)、54冊(7万8900円)、50冊(1万7500円)、50冊(2万円)、40冊(2万円)、39冊(3900円)、32冊(1万2千円)、31冊(5500円)、30冊(1万2千円)、30冊(4500円)など。
 好きな作家と雑誌名に関して挙げられたのは、次の通り。カッコ内の数字は挙げた人の数。
《好きな作家》=熊谷達也、豊田徹也、小林恭三、大塚英志、乙一、伊坂幸太郎(2)、アーサー・C・クラーク、埴谷雄高、田中ロミオ、灰谷健一郎、浅井ラボ、川上稔、村上龍(2)、バルザック、浅田次郎、小野冬美、井村君江、萩原規子、仁木悦子、赤江漠、坂口安吾など。
《好きな雑誌》=「本の雑誌」、「ドラゴン・マガジン」、「新潮」、「電撃文庫」、「ダ・ビンチ」(4)、「LO」、「IKKI」、「ジャンプSQ」、「アフタヌーン」、「特撮ニュータイプ」、「近代麻雀」、「活字倶楽部」など。

【来場者からのアンケート】
 回答した人たちの性別は、女性45%、男性55%である。年代層は、15歳から46歳までとなっている。
同人誌即売会に対する経験度では、「文学フリマしか知らない」と「文学フリマが初めて」という人が=45%。他の同人誌即売会に行ったことがある=55%である。
 「行ったことのある即売会」では、コミケ、コミティア、サンシャイクリエイションなどが多かった。
「同人誌を買うとしたら、幾らぐらいなら買うか?」という質問では、1500円以下が圧倒的であった。
 会場で買った本の数と使った金額は、「5冊以内」=47%で、使った金額は最高で3000円である。平均は900円。「6冊以上」=35%で、使った金額の最高は、1万円である。平均は2500円であった。「買わなかった」が5%。その他は無記入。
 「会場で印象に残ったグループや本がどれですか?」という質問には次ぎのような結果が出た。カッコ内の数字は挙げた人の数。
 《印象に残ったグループ》=NMTP、新月お茶の会(6)、ICU、NOWHERE,AZURE、天竜川&螺咲狂、AURORE、物書き同盟(2)、B-59、HEADZ/BRAINZ/VECTORS(3)、神楽同盟、零文学、左隣のラスプーチン、古い夢、山羊の木、ぱるけん、MAD TEA PAVTY、ヴィンテージミステリクラブ、西岡兄妹、小説カメラ、えらぷち、パンチライン+少女症、SKIPJACK、パクさん家、53、COCONY177OUS、ピアノ・ファイア・パブリッシング、アララギ派、筑波批評社、CHUN BEAN、アーカイブ騎士団、破滅派、詩学同人、文章向上委員会、三十両。
 《印象に残った本》=「ライトノベル+フォント」、「月猫通り」(3)、「清龍五号」、「テニプリ」(2)、「CUT-CUT-CUT」、「飄々」、「漫画をめくる~」、「アラザル」(3)、「ケータイ小説レビュー」、「風の王国」、「零文学」、「文芸誌この一年」、「凡TIME」、「暮」、「猫筆屋弐」、「MAD TEA PAVTY―VOL4」、「人殺しの女の子の話」、「かいこ横丁」、「パンチライン」、「百物語」、「オタサー!」(2)、「マンガをめくる冒険」、「19NOVEMBOR」、「ナノヅキ」、「物語の根拠」、「十二ケ月」。
 好きな作家と雑誌名に関して挙げられたのは、次の通り。カッコ内の数字は人数。
 《好きな作家》=グレッグ・イーガン、スタニスワブレム、ルディ・ラッカー、舞城王太郎(3)、佐藤友哉(3)、横溝正史、ろくごまるに、笹本裕一、宮の沢伊織、川上弘美(2)、タニス・リー、マイクルムアコック、ポー、マンディアルグ、泉鏡花、シュペルヴィユル・ツアラ、高畑京一郎、奈須きのこ、土山しげる、桜庭一樹、大槻ケンジ、シェクスピア、古川日出男、吉田修一、福永信、小林恭三、星新一、村上龍、山本文緒、乙一(2)、秋山端人、島田雅彦、桐野夏生、江戸川乱歩、海野十三、酒見賢一、島尾敏雄、後藤明生、阿部昭、野坂昭如、森見登美彦(2)、堀江敏幸、小川洋子、筒井康隆、高村薫、古処誠二、森絵都、吉田篤敬、海棠尊、倉本由布、三角みづ紀、光瀬龍、片山憲太郎、神林長平、西尾維新、北村薫、金城一紀、エドワード・ゴーリー、J・D・サリンジャー、谷崎潤一郎、司馬遼太郎。
 《好きな雑誌》=「群像」、「本の雑誌」、「月刊アフタヌーン」、「ファウスト」(2)、「文藝」(2)、「SFマガジン」、「真夜中」、「キャンキャン」、「グラマラス」、「VIVI」、「Chou Chou」、「ダ・ヴィンチ」(3)、「メフィスト」、「るしをる」、「コバルト」、「現代詩手帖」、「EDGE」、「ユリイカ」、「創」、「JUNON」、「サライ」。

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2009年2月 5日 (木)

横溝正史賞の大賞に大谷剛史さん「ディオニス死すべし」

 第29回横溝正史ミステリ大賞(角川書店主催)の選考が4日行われ、大谷剛史(たけし)さん(34)の「ディオニス死すべし」が大賞(賞金400万円)とテレビ東京賞(同100万円)に、優秀賞(同30万円)には福田政雄さん(39)の「僕と『彼女』の首なし死体」が選ばれた。大谷さんは三重県伊勢市在住。福田さんは神奈川県相模原市在住。

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2009年2月 2日 (月)

重信房子さん、がんの手術!「さわさわ」6号で支援者に公表

002
ハーグ事件などで懲役20年の判決を受けて控訴中の元日本赤軍最高幹部の重信房子さんが、昨年末に獄中において大腸がんが発見され、近いうちに手術をすることがわかった。

 重信氏は、「重信房子さんを支える会(関西)」の会報「さわさわ」6号に、新年挨拶文を寄稿。その中で、今年は変化の年となるとし、「また、去年の師走に腸に腫瘍が発見され手術からスタートの新年です」と、がんの告知を受けたことを明らかにしている。

 「さわさわ」6号では、発行者の森本忠紀さんも、重信さんの病状について「腸内視鏡検査により、4センチ大のものが二箇所にあって、進行性の大腸がんとの診断が下され、早期の手術が予定されています」と記している。重信氏の身は、すでに警察病院に転送されているらしい。一説には手術は2月3日ではないか、という話もされている。4センチ大というと、これはかなりの大病と見たほうがよいのでないか。
以下、PJニュースより
重信房子さん、がんの手術へ 「変革の意志を強く持てば、希望が育つ」の言葉も=東京  
ここで、重信氏の挨拶に「昔の反省を込めて戦術でなく、思想のラジカルさを心に」とあるのは、理想をもとに政治のあり方を変えるつもりであったのに、闘争手段、戦術にこだわったことへの総括(当初は、その意議をまとめて、さらに反省する意味があった)があると読み取れる。
 当時の日本の政治対決は、日本国内だけでとらえていたのを、新左翼はアジアを含めた国際的関係からの視点をもつことに全共闘の延長線上からの脱出、論理的な新しさ、時代をとらえたと意義を見出したのであろう。当時は、突拍子もない発想と受け取られたが、現在のパレスチナ人は当時と大して変わっていない。
 しかし、日本では週休2日制の導入が、大企業から中小企業に広まり始め、労働制生産性の向上が労働者の労働力の再生産から、さらに余暇を産むまでになった、という経済社会と文化にじわじわと変革が起きていたのである。
 同時に、大企業労組の幹部が自家用のヨットを持つようなブルジョワ化が起きていた。

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【Q1】「芥川賞」「直木賞」は気になりますか?

(講談社BOOK倶楽部メール09年2月1日号)【Q1】「芥川賞」「直木賞」は気になりますか?=・どちらも気になる…38% ・どちらも(講談社BOOK倶楽部メール09年2月1日号)気にならない…40%。・「芥川賞」は気になる…5% ・「直木賞」は気になる…17%
【Q2】芥川賞のイメージは? 真っ先に思いつく受賞作は?(上位3作品)=・純文学 ・堅い ・新人の登竜門 ・難解 ・重い。「蹴りたい背中」(綿矢りさ)/「蛇にピアス」(金原ひとみ)/「限りなく透明に近いブルー」(村上龍)
【Q3】直木賞のイメージは? 真っ先に思いつく受賞作は?(上位3作品)=・大衆文学、大衆小説 ・娯楽、エンターテイメント ・読みやすい。「容疑者Xの献身」(東野圭吾)/「理由」(宮部みゆき)/「後巷説百物語」(京極夏彦)
【Q4】必ずチェックしている文学賞は何ですか?(上位5)=・無し…35% ・直木賞…19% ・メフィスト賞…18% ・芥川賞…12% ・本屋大賞…12% ・江戸川乱歩賞…10%
【Q5】「冬」「雪」の情景が思い浮かぶ本は?=1位「雪国」(川端 康成)(昨年も1位)。2位「ホワイトアウト」(真保 裕一)(昨年も2位)。3位「鉄鼠の檻」(京極 夏彦)(昨年3位「八甲田山死の彷徨」)。
★「冷たい校舎の時は止まる」(辻村深月)=あの作品は季節が冬だからこそ引き立つ気がします。閉じられた空間と雪は相性が良い。(福岡県 U様 10代)
★「手ぶくろを買いに」=きつねの親子の会話が心をあったかくしてくれます。(静岡県 S様 10代)
★森博嗣さんの「冬」です。=冒頭、最後の雪が降るシーンはとても印象的でした。(愛知県 H様 10代)
★「雪の断章」佐々木丸美。=ずっと前からものすごく良い!とだけ聞いてはいたのですが絶版により読みそびれていたこの作品。よくぞ復刻してくれました!雪の描写が素敵です。雪の匂い、踏みしめる音。登場人物も非…… (北海道 K様 20代)
★「氷点」(三浦綾子)=凍りつく流氷が、自然の雄大さと人間の儚さを表していたな…と、思います。(大阪府 O様 30代)
★京極夏彦さんの「鉄鼠の檻」=雪に包まれた古い旅館、庭の木の下の僧侶の死体。怖いけど絵になりますね。(埼玉県 U様 40代)
★沢木耕太郎「凍」。=最近読み、とんでもない雪山登攀の夫婦の姿に恐れ入りましたね。
 (埼玉県 T様 40代)
★「八甲田山死の彷徨」(新田次郎)=テレビ放映された映画を見て感激し、勢いで原作を買い求めて読みました。統率力、組織力、人の器について深く考えさせられた本でした。さらに雪に縁がなく育ったせいもあって、それまでは雪に… (兵庫県 N様 40代)
★吉村昭さんの『間宮林蔵』=カラフトで厳冬期をじっと過ごす記述があったような。文章から厳しい寒さが伝わってきて身震いしました。(岡山県 K様 50代)

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2009年1月31日 (土)

中島桃果子(もかこ)氏(29)の「蝶番(ちょうつがい)」が第4回新潮 エンターテインメント大賞

 新潮社は1月15日、東京・西新宿の京王プラザホテルで「第4回新潮エンターテインメント大賞」の贈呈式と祝賀パーティを催した。同賞は、(株)フジテレビジョンとの共催の公募新人文学賞で、ひとりの選考委員の作家が独断で受賞作を決めるもの。今回は江國香織氏が担当。応募作のなかから、中島桃果子(もかこ)氏(29)の「蝶番(ちょうつがい)」が選ばれ、賞状と賞金100万円が、江國氏から贈られた。
中島氏は受賞の挨拶で、「夢は、自分がいかに小さいかを自覚したときからスタートする。ちっぽけな自分が何かを表現するとしたら、書くことだった。この作品を書いて、こんな風に書くことができると納得したので、次回も書けると思う」と喜びを語った。
 選考委員の江國氏は、「応募作品は、どれも驚く程マジメに書かれた作品だった。なかでも中島さんの作品は図抜けており、何を書くかより、どう書くかを考えた作品」と論評した。
また、冒頭の挨拶で、新潮社の佐藤隆信社長は、「混迷の時代だが、私は大変良い時代が来たと思う。こんな生きづらい時代だからこそ文芸の出番で、いろいろなテーマが生まれてくる。でも、多少の工夫は必要で、そのひとつがテレビとの共同事業だと思っている」と述べた。
 受賞作は「小説新潮」に抄録掲載され、1月22日に単行本(四六判変型・190頁、定価1260円)が刊行される。

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2009年1月28日 (水)

梶井基次郎「檸檬」の舞台、京都の果物店「八百卯」静かに幕

閉店した、小説「檸檬」ゆかりの京都市中京区の果物店「八百卯」 梶井基次郎の小説「檸檬(れもん)」で、主人公がレモンを買った店のモデルとして知られる京都市中京区榎木町の果物店「八百卯(やおう)」が、閉店した。
 主人公がレモンを画集の上に置く場面に登場した近くの書店「丸善」も2005年に閉店しており、小説の世界をしのぶ場所がまた一つ消えた。
 八百卯は1879年(明治12年)創業。1925年(大正14年)に発表された小説では、「私の知っていた範囲で最も好きな店であった。其処(そこ)は決して立派な店ではなかったのだが、果物屋固有の美しさが最も露骨に感ぜられた」と書かれている。
 昨年10月に、4代目の村井義弘さん(63)が亡くなり、店を手伝ってきた親族らが閉店を決め、数日前に営業をやめたという。親族の一人は「小説の店として長い間親しんでもらった。ありがとうございました」と話している。
(09年1月27日 読売新聞)

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2009年1月25日 (日)

村上春樹さんに「エルサレム賞」

 【エルサレム=三井美奈】イスラエルで「自由や社会をめぐる優れた執筆活動」に対して贈られる「エルサレム賞」の今年の受賞者が、作家の村上春樹さんに決まった。来月、エルサレムで行われる国際書籍博で、同市市長による授賞式が行われる。当地の報道によると、同賞選定委員会は授賞理由について、「村上氏は、日本と西欧文化を独自のやり方で融合させた」としている。同賞は1963年以降、書籍博にあわせて隔年与えられており、これまでにノーベル賞作家のオクタビオ・パス、フランスの著述家シモーヌ・ド・ボーボワールらが受賞している。(09年1月24日 読売新聞)

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2009年1月24日 (土)

大藪春彦賞に東山彰良さんの「路傍」

 第11回大藪春彦賞(同賞選考委員会主催)は23日、東山彰良(あきら)さん(40)の「路傍」(集英社刊)に決まった。

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2009年1月22日 (木)

「第八回文学フリマ」(蒲田)の申込みを開始

第八回文学フリマ 開催概要
2009年5月10日(日)
開場11:00~終了16:00(予定)
場所 大田区産業プラザPiO 大展示ホール
(京浜急行本線 京急蒲田駅 徒歩3分、JR京浜東北線 蒲田駅 徒歩13分)
出店参加者 300ブース募集
出店参加費 4,000円
□主な変更点
・参加費を4,000円へ変更
・「追加イス」(500円)の申し込み再開
文学フリマ事務局公式サイト

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2009年1月21日 (水)

「2009年本屋大賞」ノミネート作決定!

本屋大賞では、一次投票を昨年11月1日より本年1月12日まで行い、今回は1070人もの書店員がエントリーし、全国327書店411人の投票があった。その集計の結果、上位10作品が「2009年本屋大賞」ノミネート作品として決定。
ノミネート作(作品名五十音順)=天童荒太『悼む人』(文藝春秋)/湊かなえ『告白』(双葉社)/飯嶋和一『出星前夜』(小学館)/柳広司 『ジョーカー・ゲーム』(角川書店)/貴志祐介『新世界より』(講談社)/池上永一『テンペスト』(角川書店)/和田竜 『のぼうの城』(小学館)/百田尚樹『のぼうの城』(太田出版) /伊坂幸太郎『モダンタイムス』(講談社)/東野圭吾『流星の絆』(講談社)。

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2009年1月15日 (木)

 第140回芥川賞に津村記久子さん…直木賞は天童荒太さん・山本兼一さん

芥川賞に選ばれた津村記久子さん(右)と、直木賞に選ばれた天童荒太さん(中央)、山本兼一さん=竹田津敦史撮影 第140回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が15日夜、東京・築地の新喜楽で開かれ、芥川賞に津村記久子さん(30)の「ポトスライムの舟」(群像十一月号)、直木賞に天童荒太さん(48)の「悼む人」(文芸春秋)と山本兼一さん(52)の「利休にたずねよ」(PHP研究所)の2作が決まった。
 津村さんは2005年にデビュー。昨年末、野間文芸新人賞を受賞。芥川賞は、連続して3回目の候補で栄冠を射止めた。受賞作は、契約社員として働く工場の低賃金を補うため仕事を掛けもちする30歳前の独身女性が主人公。
 芥川賞選考委員の宮本輝さんは「つつましやかに生活している女性たちの日々がてらいのない文章で描かれている」と評価した。
 天童さんは1960年、愛媛県生まれ。96年、「家族狩り」で山本周五郎賞。2000年に「永遠の仔(こ)」で日本推理作家協会賞を受賞。直木賞は今回で3度目の候補だった。受賞作は、人の死に軽重を付ける現代社会に、一石を投じた問題作。
 山本兼一さんは1956年、京都市生まれ。出版社、編集プロダクション勤務を経て、2004年、「火天の城」で松本清張賞。
 受賞作は、千利休がなぜ茶道を大成し、秀吉に弁明せず死を受け入れたか、秘められた恋に触れつつ描いた歴史小説。(09年1月15日 読売新聞)

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芥川賞、津村記久子さん「ポトスライムの舟」

芥川賞に決まった津村記久子さん(10日、大阪市で)=長沖真未撮影 第140回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が15日夜、東京・築地の新喜楽で開かれ、芥川賞に津村記久子さん(30)の「ポトスライムの舟」(群像十一月号)が決まった。

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2009年1月10日 (土)

ブックオフ、08年は1402万人から3億9967万点を買取り

ブックオフ・コーポレーション は 1月8日、ブックオフ以外の業態も含む直営・FC店合計1065店舗で、昨年1年間での本、CD、衣料などの買取数の累計(人数は延べ)。このうち本は3億4806万点(冊)。一方の購買客数は延べ9267万人、販売点数は3億1848万点、このうち本が2億7387万点(冊)。販売不可能となり、リサイクル古紙として処分した本は1万5224トンだったという。


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第25回織田作之助賞は、玉岡かおるさんの「お家さん」が大賞

 第25回織田作之助賞の受賞作品が9日、発表された。大阪生まれの作家、織田作之助(1913~47)を顕彰するために設けられた文学賞で大賞と青春賞が選ばれた。関西にかかわる散文の文学、評論などの単行本を対象にした大賞は、作家、玉岡かおるさん(52)=兵庫県加古川市=の小説「お家さん」に決まった。

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内田麟太郎(絵本作家)さんが、町田市民文学館で、2月4日に講演会を開催

東京都町田市の「町田市民文学館」(町田市原町田4-16-17、電話042-739-3420)では、2月4日(水)午後2時~4時まで、絵本作家の内田麟太郎さんを招いて、人の心をつかむ『ことば』について語る。入場無料で、定員は100名(申し込順)で、1月13日(火)から受付を開始する。

 内田麟太郎さんは1941年、福岡県大牟田市に生まれる。父は詩人内田博。19歳の時上京、看板職人をしながら詩を書き始める。38歳より児童書を書き始め現在にいたる。作品は、絵本に「さかさまライオン」(1985年)第9回絵本にっぽん賞受賞。「がたごとがたごと」(1999年)、第5回日本絵本賞受賞。「うそつきのつき」(1996年)小学館児童出版文化賞受賞。2008年10月にシリーズ9冊目が出た「おれたちともだち!」シリーズがある。その他、児童読み物、詩集等合わせると130冊以上の著作がある。

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2009年1月 9日 (金)

大江健三郎氏、中国「21世紀年度最優秀外国小説」を受賞

 【北京=杉山祐之】中国の代表的な出版社である人民文学出版社や外国文学関係団体などが選ぶ「21世紀年度最優秀外国小説」の今年の受賞作に、大江健三郎氏の「臈たしアナベル・リイ 総毛立ちつ身まかりつ」が入ることが決まった。
 同出版社が7日明らかにした。今月16日に正式発表され、同日北京で行われる授賞式には大江氏も出席する予定という。
 「21世紀年度最優秀外国小説」の選考は今回が7回目で、例年6作程度が選ばれている。日本の作家が受賞するのは初めて。(09年1月7日 読売新聞)

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2009年1月 5日 (月)

第140回 芥川賞、直木賞候補作決まる

 第140回芥川賞、直木賞(日本文学振興会主催)の候補作が4日発表された。初候補は芥川賞が墨谷渉さんと吉原清隆さんの2氏、直木賞が北重人さん、葉室麟さん、道尾秀介さんの3氏。選考会は15日午後5時から東京都中央区の「新喜楽」で開かれる。候補作は次の通り。(敬称略)

 【芥川賞】鹿島田真希「女の庭」(文芸秋号)▽墨谷渉「潰玉(かいぎょく)」(文学界12月号)▽田中慎弥「神様のいない日本シリーズ」(同10月号)▽津村記久子「ポトスライムの舟」(群像11月号)▽山崎ナオコーラ「手」(文学界12月号)▽吉原清隆「不正な処理」(すばる12月号)

 【直木賞】恩田陸「きのうの世界」(講談社)▽北重人「汐のなごり」(徳間書店)▽天童荒太「悼む人」(文芸春秋)▽葉室麟「いのちなりけり」(同)▽道尾秀介「カラスの親指」(講談社)▽山本兼一「利休にたずねよ」(PHP研究所)。 


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