出版業界、2兆円割れへ 出版科学研究所の調査
平成21年の書籍と雑誌の推定販売金額が、元年から20年間維持してきた2兆円台を割る見通しであることが25日、出版科学研究所(東京)の調査で分かった。前年より約9百億円減の1兆9300億円程度にとどまる見込み。同研究所は「デフレの深刻化や日本経済の萎縮の波が出版業界にも押し寄せた」としている。
1~11月期の推定販売金額は、書籍が前年同期比4.5%減、雑誌が同4.1%減。書籍は村上春樹さんの小説「1Q84」がミリオンセラーになり話題を呼んだが、売れ筋の本の低価格傾向が続いた。雑誌も休刊が相次ぐなどして12年連続のマイナスだった。
同研究所の佐々木利春主任研究員は「来年も明るい見通しはない。映画やテレビとの連動などで需要の底上げを図っていくしかないだろう」と話している。(産経ニュース09.12.25)


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