2022年5月18日 (水)

文芸同人誌「季刊遠近」第79号(横浜市)

【「祭りの場」花島眞樹子】 小説として、形式と内容のバランスが一番良い。夫が病んでいるが、医師から余命いくばくもないと告げられているが、「私」はそれを夫に知らせていない。夫の病室から窓の外を眺めると、...

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2022年5月12日 (木)

文芸同人誌「文芸中部」第119号(東海市)

【「クローゼットの中の家族」北川朱美】  ある日、井口直子が家に帰ると5日前からいなくなった飼い猫の死体が、ダンポール箱に新聞紙にくるまれて、送られてきた。中に手紙が入っていて、道端で車に轢かれて死ん...

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2022年4月29日 (金)

文芸同人誌「澪」第19号(横浜市)

【『雨月物語』「クラシック日本映画選―14―」石渡均】 読者として一番面白く読んだので、最初に紹介する。溝口健二という映画監督は、小津安二郎と並んで、なぜか世界的な評価が高いという話を聞いたことがある...

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2022年4月16日 (土)

文芸同人誌「駱駝の瘤通信」第32号(郡山市)

【<扉の言葉>「ワクチン接種」-社会のため?」五十嵐進】 毎号、社会の動向に問題提起をする言葉が、簡潔に記されている。ここでは、NHKの「日曜討論」で、ワクチンに関する討論で、音喜多俊議員(日本維新の...

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2022年4月 8日 (金)

市民作家と職業作家の小説の巧いのと下手なもの

以前は、会員が物書きで収入を得たい、いわゆる錬金術としての文章を書ける人やそうなりたい人が主だったので、同人誌の作家はみな職業作家を目指すという前提で、会員の同人誌作品を評論していた。ところが最近は、...

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2022年4月 7日 (木)

文芸同人誌「詩と眞實」4月号―第874号(熊本市)

【「河口の見える理髪店」宮川行志】 日川太助は、半年前に妻香代の実家「向こう堤」というところに帰ってきた。その土地は、明神川という河口の堤防の上に、ポツンと理髪店が見えるところがある。河口の地形と、そ...

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2022年4月 6日 (水)

「文芸同人誌案内」の樋脇さんよりコメント

「文芸同人誌案内」の樋脇さんよりコメントをいただきました。全国同人雑誌協議会の会報に「文芸同人誌案内」について寄稿したそうです。光栄にも、文中「文芸同志会通信」について触れてくださったそうです。モノを...

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2022年3月26日 (土)

文学の源とポストモダン

 どこかの本に書かれている同人雑誌的な文学論に現代に読めるが、じつは昭和初期の日本が独立国として、世界の列強に対抗していた時代の文学論である。ある意味で、今の同人誌作家の精神論に載っていそうな話である...

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2022年3月21日 (月)

文芸同人誌「果樹園」第38号(豊橋市)

【「香佑」そら いくと】 本作は寛永16年の時代に、外国宣教師か、その一行の誰かの白人系の男を父に日本人の母親から生まれたらしい香佑(こうゆう)という女性の運命を、島原キリシタン天草騒乱に巻込まれると...

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2022年3月12日 (土)

文芸同人誌「私人」第106号(東京)

【「小諸なる」根場至】 全体に小説としてよく書けている。小諸にある地元の銘酒「古城」を醸造する藪塚酒造という造り酒屋がある。分家として、それを販売する藪塚酒店がある。中には角打ちを嗜むためのカウンター...

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«文芸時評・2月(東京新聞2月28日・夕=伊藤貴氏氏